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魚返一真写真塾


今後の開催日程

2019.10.18..9時現在

魚返一真写真塾開催日程。。

各開催の集合時間注意!



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326回写真塾
10/27(日)開催
集合:午前9時30分。武蔵境駅南口
モデル=ちいも
参加費12,000円(今回のみ)。定員4名。(2名受付済み)



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327回写真塾
11/3(日)開催
集合:午前10時。武蔵境駅南口
モデル=未定
参加費12,000円(今回のみ)。定員4名。(1名受付済み)


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328回写真塾
11/4(月・祝)開催
集合:午前10時。武蔵境駅南口
モデル=未定
参加費12,000円(今回のみ)。定員4名。(1名受付済み)





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□魚返一真写真塾への参加ご希望の方は・・・こちらへ





※希望開催日がある方は連絡ください。
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※定員を4名に増やし参加費を12000円に値下げしました。(10/13より)
※写真塾終了後の昼食会は基本的にしないことにしました。軽食を持参し写真塾中に食事しても良いです。(10/15より)また、皆さんが合意して塾終了後に魚返抜きで昼食をしても構いません。
※撮影場所は予告なく変更することがあります。
※貸切写真塾あり。お尋ねください。


□魚返一真・写真塾の新塾生を若干名募集しています。単発での参加可。
□魚返一真写真塾への参加ご希望の方は・・・こちらへ

□写真に関することをほぼ毎日ツィートしています。⇒⇒twitter
□被写体モデル募集。。ただ美しいだけではなく心に残る作品を撮らせてください。⇒⇒⇒こちらへ
□instagram⇒⇒こちら(少しずつアップしていきます)

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2019-10-18 : 写真塾 : コメント : 3 :

『ウグイスが鳴くホーム』

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2019.10.16 model*オリビア

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 僕はそれを男にとっても女にとっても切実なことだと捉えている。しかし、それに至る過程で振り向くことは許されない。取り憑かれたように突き進まなくてはならない。わずかに失恋に至る過程に似ている。この撮影を考えたきっかけはマネの絵画『フォリー・ベルジェールのバー』だった。そこに描かれたバーメイドの女は娼婦だった。
 ひとり、またひとり、そのホテルに男と女がバラバラに入って行く。太宰は「淫売婦のふところでかえって安心してぐっすり眠れた」というようなことを書いているが本当だろうか。ねえ、君。そうなのですか?と尋ねてみたくなる。

 娘を路地に立たせた。ある女からプレゼントされた膨大な数のグッズの中から轡と洗濯バサミを持参し娘に渡しシャッターを押した。そして、いかがわしさを自慢するかのような彩色のホテルの玄関を入ると「悪いけど満室だよ」と小窓越しにオバさんの声がした。仕方なくホテルを出た。

 駅に戻りホームに上がると、さっきこの駅に着いた時には気づかなかったが、小鳥の鳴き声がスピーカーから流れていた。なるほど、この駅名にまつわる鳥の鳴き声なのだった。

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□この作品は来年の個展『妄想浪漫』のために撮ったものです。(ただし展示は別カット)
□この作品を気に入った方は拍手をお願いします。。






2019-10-17 : 35th個展に向けて : コメント : 0 :

『マタニティー・オレンジ』

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2019.10.09 model*美月

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 電車からホームに降りてきた美月をすぐに見つけ大人の女になったと思った。彼女はオレンジ色のマタニティー・ドレスを着ていてとても目をひいた。そう、美月は臨月を迎えているのだ。美月と駅を出て路地を歩いた。この場所を選んだのは、ここがラブホの密集地だからだ。つまり臨月の女をとラブホに入る。と言っても撮影が目的なのである。
「どのホテルに入る?」
「写真的に言えば和風の方が良いのではないでしょうか」などと話しながら路地を歩いた。結局、美月は壁に大きな花が描かれた部屋のある小さなホテルを選んだ。

 さて美月が今読んでいるのが『人間失格』だと知って驚いた。臨月の女の子が読むのにふさわしいのか?と思ったのと、偶然僕は、つい先週、しかもこの二ヶ月で二回も読んだばかりだったからだ。そして無事に撮影を終えた僕たちは駅に戻った。

「今日はありがとうございました」
「とんでもない、僕の方こそ撮らせてくれて感謝している」
「わたし、隣の駅まで歩いて行きます」
「わかった。さようなら」

 美月には素晴らしい未来が待っていることは間違いない。なぜなら、僕が知っている女たちの中で最も強く美しい女のひとりだからである。

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□この作品は来年の個展『妄想浪漫』のために撮ったものです。(ただし展示は別カット)
□この作品を気に入った方は拍手をお願いします。。



2019-10-10 : 35th個展に向けて : コメント : 0 :

『季節はずれの卒業』

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2019.9.14 model*Olivia

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 僕は高校の卒業式に出なかった。サボったのである。その日は家にいて山々を眺めていた。遠くに九重連山が見え、そこは僕の憧れの地だった。それなのに数週間後、僕はブルートレイン特急富士に乗って東京に向かっていた。その経験のせいか、それとも元々の性格なのか、僕の人生にはケジメというものがあまりない。良い方に解釈すれば、何事にも継続性があると言えるのだが。卒業式の日の午後、クラスメイトが僕の家に卒業証書を届けてくれた。そして家族は僕がとった行動に対して何も言わなかった。僕にとって卒業式は未了感の象徴になった。

 今朝、証書の入った筒を持って家を出た。娘に筒を持たせると彼女は卒業式を終えた直後のように見えたと同時に、高校の卒業式に出なかった自分がそこにいた。そして僕はあの未了感に襲われた。

「わたし、あなたに卒業証書を届けにきました」
 と娘が言っているような気がした。ひとつの救いがあるとすれば卒業式には季節はずれだったこと。なんてバカな人間だろうと思うことがある。つまり僕にとって卒業式のシノニム(同義語)は孤独なのだから。

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□この作品は来年の個展『妄想浪漫』のために撮ったものです。
□この作品を気に入った方は拍手をお願いします。。



2019-10-05 : 35th個展に向けて : コメント : 1 :

『ある町の片隅で』・・・妄想浪漫

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2019.9.6 model*悠(はるか)

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 悠と待ち合わせした駅でのことでした。遠くにどこか懐かしく魅力的な娘の後ろ姿がありました。丸襟の白いブラウス、フレアミニスカートに白いハイソックス、そしてポニーテールに健康的な足。一瞬ですが1970年代ではないかと錯覚させられました。近づいて横顔を見るまでこの娘が悠だとわからなかったのです。つまり、僕には悠は以前とは別人に見えたのです。

 最近の僕は昔の自分を取り戻そうとしてもがいていたのですが、目の前にいる悠がその方法を教えてくれているような気がしました。それは全く単純でした。ただ二人で小さな町を歩きながら撮影するのです。必要なものがある時はコンビニで買いました。例えば、飲料水と少女が履くような綿のパンティー。それから、悠は以前より胸が大きくなっていました。

「その胸どうしたの?」
「あのぉ、太ったのかもしれません」

 僕は悠と昭和の時代を歩いているような錯覚がありました。そのせいか悠に対して、路地で胸を見せて欲しいとか、草むらでパンティを下げてくださいと、ごく自然に言えてしまうのです。その写真は、良いとか悪いとかの問題ではなく、ただ可愛くて卑猥で昭和なのでした。

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□この作品は来年の個展『妄想浪漫』のために撮ったものです。9月開催の34th個展『果実の季節』でもご覧いただける予定。(ただし別カットかも)
□この作品を気に入った方は拍手をお願いします。。





2019-09-07 : 35th個展に向けて : コメント : 2 :

『夏にさよなら』

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2019.9.5 model*Sara

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 Saraは一年前にある場所で僕にスカウトされたというのだが僕の記憶は曖昧だった。しかし、駅でSaraと会った瞬間に初対面ではないとはわかった。Saraは終始笑顔で言葉も明瞭で、うじうじ続く夏と、その夏に打ちのめされた僕にけじめをつけにやってきたのかも知れない、などと深読みさせる娘でした。

 河川敷にいつの間にかできた小道にSaraを立たせスイカを手渡すと、ゼンマイ仕掛けの人形のように動きあいらしく表情を変えました。ついにSaraは少女のようにスイカに食らいつきました。そのとき僕はSaraの精神に処女性を感じながら、こんな娘はどこにもないと心の中で呟きました。

 駅でSaraと別れたとき、やっと夏にさよならできたのでした。

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□この作品は次回34th個展『果実の季節』で発表します。(ただし別カットかも)
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2019-09-05 : 34th個展に向けて : コメント : 0 :

『グッド・バイ』

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2019.8.27 model*ちいも

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 女は昭和を彷彿させるシックな服装でした。実は、ここはずっと前に女が何度も訪れた思い出の跨線橋(こせんきょう)で、意外なことにそれは僕と共通でした。

 彼女はどこにでもいるようなありふれた女に見せていますが、決してそうではありません。例えば、彼女の言葉や彼女が描いた絵には思いもよらない筋書きが隠されているのです。また、ふと静止した瞬間には中世の宗教的絵画に描かれた女性像にみられる意味深な表情をします。僕はそれらを「美」と感じるのです。

「この場所で乳房を見せて欲しいという僕を許してください。汚らわしい男だと思われても仕方ありません。でも、それが純粋な気持ちだということだけはお伝えしておきます」と僕は彼女に心の中で詫びたのです。

 この女をフレームに入れたとき「グッド・バイ」という言葉が頭の中にありました。今、あなたが書いた小説を何冊か手に持ち、あなたが愛した跨線橋に立っているこの女は、つまり、あなたへの愛を伝えに来たのです。

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□この作品は来年の個展『妄想浪漫』のために撮ったものです。9月開催の34th個展『果実の季節』でもご覧いただける予定。(ただし別カットかも)
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2019-08-29 : 35th個展に向けて : コメント : 0 :

『女生徒』

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2019.8.22 model*オリビア

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 この跨線橋(こせんきょう)へは以前から度々やってきて電車を見たり女の子を撮ったりしていた。その後、あの小説家が夕陽を眺めに来た時の写真を見て僕もその真似をしてセルフポートレートを撮った。そして今日、僕はその小説家を偲ぶことにした。方法は、彼の小説のタイトルを書いた紙を女の子に持たせる。もしかしたら小説家が天から見ているかもしれない、などと考えると厳かな気持ちになった。

 娘は水色のジャンパースカートを着ている。その姿は現代的ではなく故人を偲ぶには都合が良かった。娘が持った紙には個性的な文字で「女生徒」と書かれていた。もちろん娘が自分で書いたものだ。誰もいない跨線橋に立っているこの娘はあなたへの感謝の気持ちを伝えに来たのです。




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□この作品は来年の個展『妄想浪漫』のために撮ったものです。9月開催の34th個展『果実の季節』でもご覧いただける予定。(ただし別カットかも)
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2019-08-28 : 35th個展に向けて : コメント : 0 :

『夏の涙』

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2019.8.6 model*waka

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 夏というものは、目の前に来てしまえば寂しいものです。遠い昔の夏の想い出が蘇り消え去ることの虚しさが僕を孤独にするのです。今日初めて会うwakaに夏のことを訊いてみるつもりです。そしてwakaがかなりマニアックな機材で写真を撮ることについても。

 wakaは人あたりの優しい繊細な女の子でした。か細い声でボサノバのように囁くのです。さらに真っ白い肌と熟れたマンゴーの赤とのコントラストに目を奪われたのは当然です。間違いなく大人の女性なのですが、少女に負けないピュアさが見え隠れしていて、この人に肌を見せて欲しいと言葉にして良いのか迷うほどでした。wakaが白い胸元に続いて太ももを露出させた時、その美しさを前に正直動揺し、ただ「美しい」と何度も言いました。

 撮影が終わって別れ際にwakaの顔を覗き込むと大きな瞳から涙がこぼれたのです。その夏の涙に嫌味はなく、ただ理由もなく流れ落ちていたように見えました。


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□この作品は次回34th個展『果実の季節』で発表します。(ただし別カットかも)
□この作品を気に入った方は拍手をお願いします。。



2019-08-09 : 34th個展に向けて : コメント : 0 :

『夏の蜃気楼』

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2019.8.1 model*TOMOKA

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 どうして真夏に緑の中で女の子の写真を撮るのですか。こんなに暑い日に屋外で女の子の写真を撮ることの意味を教えてくれますか。それなら、夏休みに誰もいない校庭にひとりで立ったときのことを思い出してみてください。流れ落ちる汗をぬぐいながら初恋という文字が浮かんだはずです。男の子は異性より先にセンチメンタルな夏に恋をするものなのです。

 夏を撮るなら文学の香りがするTOMOKAがいい。彼女には前回と同じ服を着てもらいました。そして僕の魂が写り込んだあの本でうぶで美しい乳房を隠すのです。ああ、やっぱり夏はこの子でなくてはならないのです。TOMOKAは僕の心の中に棲む夏の蜃気楼なのです。

「こんにちは。さよなら。またいつか」
「・・・」

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□この作品の公開時期は未定。次回34th個展『果実の季節』でファイルに入れてご覧いただけるかもしれません。ただし別カット。
□この作品を気に入った方は拍手をお願いします。。




2019-08-01 : 35th個展に向けて : コメント : 0 :
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プロフィール

ogaeri

Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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