『女子高生のポスター』



 僕は上の「足長育英会」のポスターが好きだ。中年男性の哀愁をそそる一枚。地味なセーラー服に白いスカーフをした賢そうな女子高生が田舎の風景の中にばっちり収まっている。つまり、昭和の女子高生。

 下の「河合塾」のポスターも好きだ。現役女子高生やその若い母親に勇気だけでなく、焦りを伝えているように思える。モデルの子も、ブレザー、ルーズに締めたネクタイ(リボン?)、カットショップで整えたやや茶色のヘアなど、いかにも私立の現役女子高生にいそうな感じがするし、モデルが実際にそうだとしても不思議はない。つまり、平成の女子高生。

 上の写真は、現在の女の子に昔の女子高生を演じさせ大人が仕切った結果できあがった夢物語である。一方、下の写真には、現在の女の子が現在を演じたリアリティがある。僕は「昭和ガール」をその両方を感じられるような作品にしたいと考えている。つまり、ただの夢物語ではわざとらしいし、リアリティが勝っても無味乾燥。

 「昭和ガール」には、やはり生身の女性の温もりが欲しい。このブログ前々項のギンガムチェックのスカートを履いた女が魅力的に見えて来た。
2011-12-19 : 昭和スナップ : コメント : 0 :

『これは昭和ガール?』2011.12.14


2011.7.11中央線

 これは今年の7月に、このご婦人に対して懐かしさを感じて撮ったもの。最近の中年女性のファッションはとても少女化してしまったために、以前ならごく普通に見えたであろうこのご婦人のスタイルが、僕にはかなり古めかしく珍しく映った。撮影した瞬間は、いつものようにちょっと気になった程度だった。
 その時(四ヶ月前)のことを思い出してみると、シャッターを押す時に少し躊躇していた。「この婦人の写真を撮ってどうするの?」ということだった。それでもシャッターを押したのは、ただ懐かしかっただけなのか、それとも彼女に魅力を感じたのか。良く見ると、ブラ(キャミ?)の肩ひもがよじれているところや、二の腕、意外に美しいふくらはぎなど、色気はある。
 さて、僕はこの写真を次の個展に展示することになるでしょうか。皆さんにコメントして頂きたいところですが、残念ながら僕もまださっぱりわかりません。
2011-12-14 : 昭和スナップ : コメント : 0 :

昭和スナップ(2)牛乳販売店

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2011.11.7*名糖牛乳販売店

偶然とおりかかった牛乳販売店。はがれ落ちた壁の模様の何とも言えない美しさ。建物の横に狭っ苦しく植えられた一本のシュロの樹が心にひっかかる。僕の家も商売をしていたのだが、店内に鉢植えのシュロの樹があったのだ。それだけではない、バナナの樹もあった。バナナの樹はやがて枯れてしまったのは当然。寒すぎるのだ。どうしてもバナナの樹を店内に置きたかったらしい。それは常磐ハワイアンセンターの発想に近いかもしれない。山間部の暖房のない店に強引にバナナの樹を置いたのは僕の母だった。
2011-11-17 : 昭和スナップ : コメント : 0 :

昭和スナップ(1)オカダ文書堂

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2011.10.26*オカダ文書堂

時々通る道路沿いにあるオカダ文書堂。ずっとこの文房具店の古いたたずまいが気になっていたのだが、やっと撮影にこぎ着けた。伝え聞いたところによると、店の道路側が文房具売り場で、奥はパンを売っていたというのだ。中学高校時代の校則(?)だった「買い食い禁止」という言葉が懐かしい。
2011-11-13 : 昭和スナップ : コメント : 0 :
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1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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