店頭にて・・・5/22

昨日、ちょっとした調べものがあって新宿の紀伊国屋本店へ行った。用を済ませて6F写真集売場へ行ってみた。2月に出版した「鉄道と彼女」がまだ置いてあるか確かめようと思ったのだ。マイナーな写真集だからもう店頭からは消えているかもしれないし、あったとしても棚差しで1冊ぽつんとあるぐらいと思っていた。いざ売場へ行ってみてビックリ。何かの間違いではないかと目を疑ったほどだ。数々の新書の上あたりにアクリル製のディスプレイに置かれていたのだ。周囲にはアラーキーの新書もある。何故?きっと売り場の担当者の女性が気に入ってくれているのだろうと、店内を忙しそうに動き回っている女性店員に感謝の眼差しを送った。ありがとう。

ケータイ
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2008-05-23 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 3 : トラックバック : 0 :

アサヒカメラ5月号

アサカメ5月号に写真集「鉄道と彼女」の紹介記事が掲載されています。
何とも絶妙な文章で恐れ入りました。決してけなされてるとはおもいません。むしろ褒められていると。。。
□1965年から撮影された鉄道写真と、2000年代に撮られた素人女性のポートレートを組み合わせて男の助平な心情をユーモアたっぷりに展開した「妄想の旅」写真集。その徹底したばかばかしさが面白い。現代に撮られた写真を、60、70年代に撮られた写真の古風なタッチに近づける作業もしている。不真面目なようでいて人間の欲望に正直な写真集だ。・・・・アサカメより。。
さて、皆さんはどう思います??

アサカメ表紙026 のコピー
2008-04-22 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 1 : トラックバック : 0 :

品切れ・・・「鉄道と彼女」

写真集「鉄道と彼女」、本日(2/10日曜日)現在、
紀伊国屋書店新宿本店および新宿南口店は初回入荷分完売しました。
現在在庫切れとなっています。数日で入荷すると思います。
他の書店の在庫は問題ありません。
ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2008-02-11 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 1 : トラックバック : 0 :

初日→二日目へ・・・1/30

初日を無事に終えてホッとしております。
今朝はさすがに起きるのが辛かったです。
ご来場頂き本も買っていただて、感謝しています。
昨日は常連の方が中心でした。
今日も会場でお待ちしています。

□展示品を通販します。やり方は、会場で撮った作品の写真を僕のサイトにアップします。それをご覧になってメールで注文頂く方法です。また、写真集に使用した原版プリントも通販します。
2008-01-30 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 1 : トラックバック : 0 :

記念カード・・・1/27

記念カードは8枚。
(各500円、8枚セット3000円)
写真集を会場で購入か僕のサイトでの通販購入の方にNO.1とNO.2をプレゼント。
残りの6枚セットは2000円です。(会場か通販で)

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2008-01-27 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 2 : トラックバック : 0 :

写真集が手元に・・・1/27

昨夜すったもんだの末、写真集が手元に届きました。
現物を手にして、シンプルで扱いやすい本であることに安心。
こんな本はなかなか作れない。(色々な意味で)
4200円(税込)をどう思われるか・・・・
リミットを作った時、4800がどうかと思った。
でも、他には絶対にない写真集という自負があります。
リミットの再現なるか。

RG080127_.jpg
2008-01-27 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 2 : トラックバック : 0 :

写真集が・・・・1/26

昨日届くはずの写真集がまだ届きません。
某宅配業者の僕のところを担当している人、毎度信頼できません。
まあゆっくり待ちます。

 □届いたら印象など報告します。
□記念カードセット好評。ありがとうございます。昨日より発送開始しました。
2008-01-26 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

写真集が完成しました・・・1/25

写真集「鉄道と彼女」が完成しました。
本日、僕の手元に届きます。
この後、シュリンク(ビニールかけ)していよいよ書店へ。
個展会場でももちろん販売します。

□個展では収録全カットを展示します。
□写真集の配本は東京都内は1月末の予定。
□本が届いたらまたアップします。
2008-01-25 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 4 : トラックバック : 0 :

通販・・・

写真集の通販受付開始しました。
特典二枚あり。
こちらは会場でお買いになっても付いています。
ただし、会場で売り切れの場合はご容赦ください。
(大丈夫だと思うのですが・・・)

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2008-01-18 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 9 : トラックバック : 0 :

校正が終りました。

出張校正が終りましたので、仮の表紙と裏をアップします。
ちょっと汚れていますが、ごかんべん。
当然ですが、ご購入の写真集は真っ白でピカピカです。

□出来映えに満足。書店での予約受付開始しました。
□特典が欲しい人は僕のサイトでの通販か21th個展での購入のみ。

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2008-01-16 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 5 : トラックバック : 0 :

写真集・色校正・・・・12/30

昨日やっと写真集の一回目の色こうが出た。
と言っても、僕の入稿の遅れから80ページまで。
色はまあまあ良い。プリンタ原稿のマイナス部分も感じられない。
なかなか上手い。もちろん細かいところの直しはある。
しかし、、、、何と、綴じが逆なのだ。びっくり。
僕の写真集は全部左綴じだ。写真ではわかりにくいかもしれないが、
右綴じで出力しているのだ。来年直せば良いことだけど。
こんなことぐらい序の口なのが本作りの難しい所。
2000年に作ったリミットを思い出します。
すったもんだの末、やっとできた時の感激。
もう一度言いますが、印刷はとっても良い。
満足のいく写真集に仕上がる予感あり。

□今回プリンタ出力原稿を反射原稿用に使ったことによって、色合わせが格段に容易になった。
つまり、僕の写真集は贅沢にもほとんど4C印刷。収録作がカラーモノクロ半々なのだ。
毎回問題になるのが白黒の味だ。
白黒と言っても黒一色で印刷されるわけではないし、
お手もとの写真集をご覧になれば、わずかに別の色がついていることがわかる。
印刷において白黒の色を出すのがとても難しい。
今回は、プリンタ出力時に色をつけてあるから、カラー写真として印刷すれば良い。
と、印刷前に考えていた。それが、その通りに仕上がった。
この後の行程が楽になった。


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2007-12-30 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

月刊カメラマンの特集記事・・・12/27

2008.2月号/1月発売。
記事の詳細は書けませんが、ちょっとだけ紹介します。

「自宅で作るハンドメイド写真集」みたいなサブタイトルがついています。
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一部に熱狂的なファンを持つ『妄想写真家・魚返一真』氏、曰く
「写真は発表してこそ作品」僕自身、多くの写真集をハンドメイドで制作、発表している。
すべて自前の機材でできる魚返流写真集製作術を全公開!
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この特集で紹介している写真は下記。

□座席*ミッチ
□多摩川にて*アビール
□上総川間駅
□三鷹電車区にて*SAKURA
□石神前駅にて*明日菜
□上総鶴舞の待合室
□軍畑踏切*ミッチ
□C57-199*日豊本線
□キハ07*豊後森駅
□C57と*明日菜
□江の電鎌倉駅にて*sui
□上総川間駅にて
□スイッチバック*美優

お楽しみに。
033 のコピー
2007-12-27 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 2 : トラックバック : 0 :

鉄道と彼女・・・12/26

表紙はやはりこの写真に決めました。
青梅線で撮ったものです。
小さな旅にはちょうど良い距離。ソバもうまい。
ただ、電車そのものは趣きがないし、撮りにくい。
通ううちに、住みたいと思って来た。
ライカM3/エルマー50mm*Tri-X*ミッチ
R-Ggazou.jpg

2007-12-26 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

見えて来た、、、

皆さん、自分のブログなのに「お久しぶりです」
作業は本編が大詰め。あとはネームや表紙のデザインに移っています。
今後は印刷が心配になってきます。
年明けからは個展準備もありますし、さらに多忙となりそう。

月刊カメラマン2月号(1/20発売?)に僕の写真集作りの特集(7ページ)が掲載されます。
そちらも、峠をこえつつあります。こちらはデザインも僕がやっています。
掲載作品は全部「鉄道と彼女、」に収録しているものです。
写真集とともにこちらも見逃せないと思います。

□下の作品は1998年に撮ったもの。鉄道と彼女、を決定づけた作品です。このモデルとの出会いがなければ、、、と思うのです。☆CONTAX RTS3/Plannar50mm/model*chika

chika076.jpg

2007-12-25 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 2 : トラックバック : 0 :

写真集のデザイン

写真集「鉄道と彼女、」作り始めてから久しい。
ちょこちょこ新作を撮っていたら、のびのびになってしまった。
ぎっくり腰で休んでいる間にデザインしてしまうことにした。
従って、写真塾はしばらく開催できないかも知れない。

この写真は昨年の夏に撮ったものだ。この写真を撮る数日前にセーラー服の少女が電車に飛び乗るところを撮った。その写真がとっても良くて、またないかなあと思っていたら、飛び乗るほどではないけれど、少女が電車に乗るところに出会った。それから一年、こんな場面に出会っていない。

この写真こそ「鉄道と彼女、」の原点のひとつなのである。

*ライカM3*50mm**2006.9中央線にて
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2007-11-01 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 2 : トラックバック : 0 :

秋晴れ

またまた27日の写真塾が中止になった。急きょ28日に写真塾を開催することにした。(受付中)
つい一昨日まで連日秋晴れが続いた。当たり前のように秋の陽射しを眺めていたが、実はとっても貴重なひとときだ。人生において何気なく思えることこそ貴重だ。癒されているひとときなのだ。秋の陽射しは人をセンチメンタルにする。夏との急激な変化がそうさせる。春もそうだ。春は冬との変化のせいだ。同じような角度の陽射しでも、秋と春ではまったく違う。僕は秋の陽射しの中、歩道橋の上にいた。
*2007.10*立川にて*ライカM4-P/90mm
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2007-10-27 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 4 : トラックバック : 0 :

旅の終わりに、、

美優に会って、そして昔スイッチバックがあったという、笹子へ行った。駅を出てスイッチバックの方へ歩いて行った。スイッチバックを見たのは金網の外からだった。スイッチバックのポイント部分が残っていたが、妙に新しく、誰かの仕業であることが僕を怒らせていた。美優も金網の中を覗き込むと「中には入れないですね」とけげんな顔をした。美優はハキハキとした誠実な女の子だった。そのお陰で僕は怒りがおさまった。
「その金網に足をのっけられる?」「はい、まあ。。。」と僕はいつもの妄想写真を撮った。
僅かな散策と撮影を終えて、僕たちは再び駅前に戻った。山から降りて来る冷たい風に少し冷えた身体を暖めようと、駅前の自動販売機で暖かい飲み物を買って、ホームへ。
やっと会えた美優ともう別れる時が来た。僕はホームに立つ美優にスカートの裾を上げるように合図した。美優はじれったいほど少しスカートを上げた。そして、なんとも普通の写真が撮れた。しかし、その普通さのせいで僕の中に古びた感動が蘇った。それでいい。これなんだよ。僕が本当に撮りたかった写真は。。美優がそれを教えてくれた。
「さようなら」
「はい、ありがとうございました」
と言って、僕が飲んでしまった缶コーヒーの空き缶を持って、美優は去って行った。

*ライカM3/90mm*model~美優**2007.10/10 笹子にて
無題15 のコピー


*追加カット

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2007-10-11 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 4 : トラックバック : 0 :

ふたり

このふたり、たぶん仲が良い。もしくは気が合っている。僕はこのふたり組が好きだ。気楽だからだ。何故だろう?一つは、僕が女の子と二人っきりになるのが苦手だから。*男も同じ。このふたりには人としてカッ飛んでいる部分があり変わり者同士に思えるかもしれない。しかし良く観察していると小じっかりした考えもある。人は見かけややっていることと、その本質とは違うことが多い。この写真はその証拠でもある。ふたりはお互いを気遣い、スカートの上げ方に戸惑いが出ている。失敗写真だが、僕はこんな写真が好きだ。ことの本質が写っているからだ。
*ライカM4-P/35mm*衣梨+YANAMO**2007.9.24

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2007-09-28 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 3 : トラックバック : 0 :

久しぶりだね。。

久しぶりに衣梨を撮った。待ち合わせ場所に来た衣梨は、僕の背後から近づいてきて「こんんにちは、魚返先生」と言った。振り返ってみると、前に会った時より若くてキュートな衣梨がいた。「以前に鉄棒をしてくれた公園へ行きましょう」「はい」
衣梨は僕が用意した衣装の中から迷わずブルマーを選んだ。凄く意外だったけど、衣梨らしかった。線路脇に衣梨を立たせた。「普通にして、それが一番可愛いから」と言って僕はシャッターを押した。
*ライカM3*50mm*衣梨2007.9.18

2007-09-20 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

写真集の今

写真集を編集している。今回は今までのものとちょっと違う。女性のポートレイトのみではなく鉄道の写真も入っているからだ。

ではどんな具合に鉄道写真が入って来るのか。。鉄道を撮影した古いフイルムと最近撮ったフイルムを眺める。そして、女性たちのポートレイトを眺める。残像を何日も引きづりながら暮らす。すると何かの瞬間に鉄道と彼女の写真がつながる。引き合ったそれぞれ二枚を向かい合ったページにデザインする。それを繰り返す。

だから良い写真だからと言って、相手の写真とのコラボレーションがなければ必ずしも出番がない。この作業をもう二ヶ月以上も続けている。毎日写真集は変化している。この作業のあいだ、僕はずっと妄想の中にいる。パズルでもある。故郷、少年、少女、鉄道、SL、旅立ち、上京、青春、恋、東京の電車、東京の女、鉄道の臭い、女の臭い、空、雲、風、草、ワンピース、憎悪、感激、悲哀、性欲、自慰、愛情。。。あともう少しで編集が終る。終ると新しい何かが僕の中に生まれる。不思議だ。

写真は正月開けに撮ったものだ。懐かしい。理由は書かないがこの写真を見るととっても息苦しい。僕はこの写真に明日菜のスクール水着の写真を組み合わせた。
*1972.1.6日豊本線・川南~高鍋C57(199)

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2007-09-15 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

国鉄宮春線、恵良駅

廃線ブームです。僕も昔地元を走っていた国鉄宮原線が廃線になって寂しい思いをした。先日、夏休みに久大本線、恵良駅に行ってみた。ここから宮原線は久大本線を離れ小国へ向かう。わずかに軌道が残っていた。(おそらく宮原線の軌道の残骸だと思う)線路に触ると、焼けるように熱い。あの日々、古き良き時代が懐かしい。
ライカM4-P/35mm*2007.8.23
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2007-09-05 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 1 : トラックバック : 0 :

お彼岸??

この作品は月カメに掲載したものです。フイルムを整理していたところ、月カメ編集部から返却された袋の中から出て来ました。柔らかい春の陽射しが車内に差し込んで、ほのぼのとしていました。好きな作品です。
コンタックスT3*ひな子
2007-09-04 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 1 : トラックバック : 0 :

夏、ひまわり

暑い日だった。最初僕たちは駅のホームで撮影した。スカートが上がるほどの強風だった。それから駅を出て中央線の脇の道にさしかかると、時期の過ぎたひまわりが咲いていた。その前に彼女を立たせると、やはり風が吹いた。風よありがとう。僕にスカートを上げるように言われても、上がりすぎるのを気にして必至でスカートを押さえた。彼女は明るい女の子だ。この子と一緒にいるのが幸せだった。
3~4年前の作品(写真集にデータ収録)
コンタックスRTS3/50mm*SEIKO



2007-09-02 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 2 : トラックバック : 0 :

冬の河原にて

3~4年前の作品。(詳細は写真集に掲載予定)
冬の河原はだれもいない。遠くの鉄橋を貨物列車が渡る。ピクニックを気取ってもシンとして寂しい。
彼女は豊満だ。そしておとなしい。野草の名前を良く知っていたりもする。ギャップがいい。
コンタックスRTS*50mm*安奈

2007-09-02 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 2 : トラックバック : 0 :

跨線橋にて

いつもの跨線橋。この写真は数年前のもの。(三年前??)中央線の高架化で壊されるかと思いきや、かろうじて残った。
彼女との初対面、いきなりここへ連れて来て最初に撮った写真だ。初対面。。いい女だった。最初だから、お互いに探り合っていた。その時間が素敵だ。その後も何度か彼女を撮ったし、妄想写真塾のモデルにもなってくれた。でも、この写真に勝るものはない。一体どんな女なんだ?そう思いながら撮った瞬間に勝るシャッターチャンスなし。もちろん、彼女のヌードも傑作として僕の手元にある。永遠に未発表になるのか。。。。

ローライフレックス/テッサー75*祥子
2007-08-31 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

ガード下で

数年前に撮った作品です。たぶん、5年ぐらい前かな??最初は中央線のガード下で撮っていたけれど、暗いのでガードを抜けたところに移動した。彼女は明るく元気な子。その時の彼女の臭いとか僕の感情とかを思い出す。ありのまま撮った写真には思い出とともにエロスも写っていて、生々しく蘇るものだ。

コンタックスRTS3/プラナー50mm*HIROMI

2007-08-30 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 2 : トラックバック : 0 :

真夏、、鉄橋の下の女

僕たちは堤防を歩いた。コツコツと下駄の音が僕についてくる。僕が足を早めるとココココ、と音も早くなり、歩きを遅くすると、またコツコツとゆっくりになる。何だかお供の女中をつれている気分だ。
暑いなんてもんじゃない。堤防を降りて草野球場の脇の小道を川の方へ歩く。草の上を歩くと、下駄の音は消えた。やがて川べりまでくると、風が心なしか涼しいので少しほっとした。
夏の空、鉄橋、川べりの風、夏草。時代は昭和40年頃。そんなことを頭の中で考えていた。僕は場所を決めると、ひたすらその場所で撮影をした。エイコのポーズはまあ何でも良かった。暑くて暑くて、どうでも良かった。かすかに臭う夏草の香といっしょに僕の中で蘇った少年時代のやり場のないエロス。それが蘇ったことに少し感動した。古い鉄橋と古典的な臭いのするエイコのおかげだった。

ライカM3/エルマー50mm*エイコ
2007-08-10 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 4 : トラックバック : 0 :

大人の女性の恥じらい

この写真は今年の三月に撮ったものだ。もう陽も落ちて,ゆっくりと暮れて行く時間だ。彼女はそっとスカートの裾をつかんだ。恥じらうその仕草が美しい。僕は何度かシャッターを押した。彼女のしとやかさこそが、この作品のすべてのような気がする。

夕方や夜の作品もとても良いです。是非、昼間以外のポートレートも撮ってみてください。夕方の写真塾も開催しようかと思っています。

*ライカM4-P/35mm
20070808071319.jpg

2007-08-08 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

夏の女の子

暑い。台風が遠くを通り過ぎて一気に真夏がやってきた。彩奈はついこの前、やはり今日のような猛暑の日に街で見つけた。夏らしい女の子だなと思った。ホームに立たせると、この程度の暑さは私の国では普通です。とでも言いたげに涼しい笑顔を僕の向けてきた。
「夏って感じだね、君」
「そうですか?」
「初めて会った時もその夏らしさが良かった」
彼女とはタイプが違うけど、「17才」を唄う南沙織を思い出していた。
「風が強いから、スカートがフワ~と上がったらいいな」
「はい」
僕は望みを半分だけ叶えた。

*ライカM3/エルマー50mm/彩奈
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2007-08-04 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 5 : トラックバック : 0 :

都電荒川線

ある夏休み、たぶん昭和四十年頃だった。僕と兄は大分市の叔父と叔母の家に数日ずつ泊まった。叔父は海水浴に連れて行ってくれた。叔父の家の近くの海へ歩いて海水浴へ行くこともあれば、路面電車に乗って別府の方へ行くこともあった。やがて路面電車は廃線となり、あの夏の日とともに僕の頭の片隅に放置されたままになった。

暑い。僕はりえと大塚の都電荒川線乗り場で会った。軽い挨拶を交わした。そのあと駅前に飾られた阿波踊りと記されたピンク提灯を見ながら、軌道に沿って少し歩き、坂の途中の踏切までやってきた。
「踏切のそばでスカートを上げていただけませんんか」
「ええ」
りえは思い切りスカートを上げているつもりなのだろう。りえの足があまり見えていないことにそれほど不満を感じなかった。僕が十才の少年と同じ思考をしていたからだろう。りえは日本女性の美しさを持った女性で、その足は真っ白だった。今の時代、りえは地味な女性だ。でも僕の頭の中の昭和では間違いなく知的でかなりの美人なのだ。

*ライカM3/35mm

2007-07-29 : 写真集「鉄道と彼女、」について : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

ogaeri

Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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