妄想写真塾情報・・・6/30

□昨日のインドア写真塾のロケ組、、雨の中ご苦労さまでした。ロケだけ中止も考えましたが、むしろ良い経験になるだろうと強行しました。みなさん大変でしたね。他人の撮らない時に撮るのもいいもんです。
□7/12(土)インドア写真塾開催~ただいま参加受付中。
モデルリストをアップしました。
□7月中の通常・妄想写真塾の開催を検討中。決まり次第随時アップします。
□塾生・真剣に募集しています。塾生が足りないからではありません。考えるところがあるのです。迷っている人は是非。。。塾生同士の情報交換は非常に役立ちます。わからないこともすぐに解決します。僕はそれが便利で塾をやっている面もあるのです。ひとりで悩んでいる方、是非。。

ケータイ*衣梨
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ケータイ*ゆき
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2008-06-30 : 写真塾 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

妄想写真塾情報

□明日6/29インドア妄想写真塾は満員になりました。
雨が予想されます。工夫が必要ですね。スタジオは2部屋あるので最悪の場合はロケの人と
半々で。。。
□7/6(日)の妄想写真塾は僕の都合で急きょ中止させて頂くことになりました。参加者の皆さんへは個別にその件でメールを送ります。
□本日6/28の妄想写真塾は無事終了しました。ありがとうございます。
ケータイ*モデル~カノ*塾生ならご存知のいつもの朽ちた館の前で。。
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2008-06-28 : 写真塾 : コメント : 4 : トラックバック : 0 :

カメ子の部屋・・・4の資料(カメ子の作品)

カメ子の部屋・・・4の資料(カメ子の作品)

カメ子がLOMOで撮った作品。。。

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p (6)
2008-06-27 : カメ子の部屋 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

カメ子の部屋・・・4(カメ子のトイカメラ)

カメ子の部屋・・・4
「ブレッソンの写真見て思うんですけど、決定的なのにカッコいい。それってすごくないですか」
「そう。良いところに気がついたね。たぶん、最初に絵になる場所を見つけているんだよ。そこに何かがやってくることを想定しているんじゃないかな。それとも、僕のように一旦は素敵な瞬間を見て、それと同じものが来るまで待っているのか。でもねえ、ブレッソンぐらいになったら想定していることがむちゃくちゃ複雑で独創的なのかも知れないよ」
「ひゃあ、すごいんですね。ブレッソンさん」
「すご過ぎて真似する人少ないよ。真似ても出来ないよ」

「ところでカメ子はどんなカメラ使っているの?」
「トイカメラとか、友達のお父さんに借りた古いカメラとかです」
「じゃあ、フイルムで撮っているってことだね」
「はい。デジカメ持っていないんです」
「カラーとモノクロどっち?」
「カラーばっかりです」
「カラーフイルムはネガだね?」
「え?ネガ以外にもあるんですか」
「あるよ。リバーサルって言って、俗にスライドとか言われているやつ。カメ子はネガで大丈夫だよ.撮ったネガはどうしているの?」
「ヨドバシに持って行って、現像だけしてもらってCDに画像を入れてもらっています」
「ありゃ~、、まったくのカメラ初心者でも、そんなことする時代なんだ。確かにいちいちスキャンしてるの面倒だし、どうせPCのモニターで観るんだし、それが便利だよね。勉強になるなあ」
「魚返さんはそうしてないんですか?」
「ああ、こつこつスキャンしているんだよ。これがさっき言っていたトイカメラだね」
「はい」
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「いくらぐらいした?」
「30000円ぐらいかなあ」
「どんなところが気に入っているの?」
「黒いところと小さくてどこへでも持っていけるところです。あとシャッター音が地味なところです。2004年の夏か秋ごろ買った気がします」
「えっ、何だって?四年も使っているのかあ。じゃあカメ子ってかなり撮っているじゃない。全くの初心者扱いしてごめんね」
「しくしく。。」
「それで撮った写真、見せてくれない?」
「はい。ちょっと待ってください。え~と・・・」
と言ってカメ子はノートパソコンを持って来た。


□カメ子がトイカメラで撮った作品を見たい人は右下の拍手をクリック。。。
2008-06-26 : 鉄道と彼女、 : コメント : 3 : トラックバック : 0 :

カメ子の部屋・・・3(カメ子誕生)

カメ子の部屋・・・3(カメ子誕生)

「ところでカメ子・・・」
「はあ?私はエミですヨ。いつのまに名前が変わったんですか」
「そうか、ごめんごめん。実はブログに『カメ子の部屋』というタイトルでちょっと記事を載せてみようかと思ってるんだよ。その記事は僕がエミちゃんにカメラを教えてるシチュエーションなのよ。それで、面倒だから君のことカメ子と呼ぶことにした」
「はあ。。」

「ところで、、僕たちさぁ、コンビニでいろいろ買ったよね」
「あ、すいません、お金払います」
「違うよ。それは僕の奢り。じゃなくて、買ったものどこで食べる?」
「えっ?」
「つうかさあ、もう一回カメ子の部屋に戻って食べようかなって思って。食べながらまた写真のことなんか話そうかなって。。。」
「それ、大賛成!」
「ありがとう。ねえ、カメ子。今気づいたんだけど、君テニスウェアのまま来ちゃったんだね」
「あらま、いけない」
「じゃあ、『カメ子の部屋』の連載がつづくかぎり君はずっとテニスウェア姿でいることにしよう!」
「まあ、いいですけど」
 
僕たちはカメ子の部屋に戻っておにぎりを食べながらカメラ談義を再開した。

□『カメ子の部屋』とは
エミはカメラに興味を持ち始めたばかりの初心者で、彼女の部屋で作品の撮影中に写真談義が始まったため、カメ子はずっと衣装のテニスウェア姿のまま話は展開することになった。教えているのは、鉄道員こと、私です。タイトルの『カメ子の部屋』はマンガ『鉄子の旅』とTV番組の『徹子の部屋』から頂きました。

□つづきを読みたい人は右下の拍手をクリック。。。
2008-06-25 : カメ子の部屋 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

カメ子の部屋・・・2の資料

カメ子の部屋・・・2の資料

写真1~ある日ホームでこの写真に似たシーンを見た。二人の乗客が足を揃えて乗るところ。ただそれだけだが何となく気になった。そこでもう一度あったら撮ろうと考えるようになった。それから数日後にこの写真を撮った。案外簡単に撮ったから、次は3人が同時に乗り込むところを撮りたいと思うが、二年経った今もまだ遭遇していない。
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写真1

写真2~飛乗りのシーンを立て続けに二度撮った。どちらも少女だった。最初のはセーラー服の女の子で傑作だと思うが、ブレがひどい。二回目に撮ったのがこの写真でチャンスはすぐに来た。しかし、それから二年、同じような撮影機会に恵まれていない。・・・この作品は一昨年の個展「STATION」で発表、「鉄道と彼女」に収録。
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写真2

この二枚はいずれも偶然の一種であるが、こうなるであろうということを予測してその機会を待ち続けた。撮れる時はあっさりと撮れてしまうが、実はそれはそれでなかなか出会えない機会で、千載一遇なのである。この二枚程度の作品でさえ、全くの偶然に作品を撮ることはできないというのが僕の結論である。千載一遇も狙っていなければ遭遇しないし、ましてや写真を撮ることなどできないことになる。ブレッソンも恐らくかなり執拗に狙って撮ったと推測する。

□他の写真資料を見たい人は拍手を。。
2008-06-24 : シャッターチャンス : コメント : 2 : トラックバック : 0 :

カメ子の部屋・・・2(決定的瞬間)

カメ子の部屋・・・2(決定的瞬間)

「エミちゃん、ブレッソンの写真は、よくこんな瞬間を撮ったなあ、と感心させられる作品が多いでしょう?」
「はい。この写真集を開いた時の第一印象がそのことでした」
「そんなブレッソンの写真は『決定的瞬間』と呼ばれているよ。文字どおりだよね」
「なるほど。まったくそのとおりかも」
「それらの写真は完全に偶然とは言えないと僕は思うんだよ」
「どういうことですか?」
「説明は難しいけど、ブレッソンは天才的な洞察力である場所に立つと、次のある瞬間に起きることを予測して、もしもそうなったら素敵だと考えて、カメラを構えその場にたたずんで予測した現象を待っているのではないかと思う。☆何かで読んだかも」
「へ~、、としたら地震予知のうなぎみたいな能力を持っていたってこと?」
「う~ん、まあ、そうとも言えるし、そうでないとも言える。。。」
「あれれ?この本の表紙見て!ブレッソンって、本当はアンリ・カルティエ=ブレッソンというんですね」
「そうだよ、そんなことも知らなかったの?」
「ごめんなさい。シクシク」
「泣かなくてもいいよ。塾生だって知っている人の方が少ないんだから」
□この点において僕は非常に困惑している。。。
「なあ~んだ。じゃあ私は魚返さんが教えているとか言う、妄想写真塾の塾生より写真をお勉強しているってこと?」
「悔しいけど、そう言えるかもしれない」
「やっった~。勝った勝った!」
「エミちゃん、静かに・・・。僕もブレッソンみたいな写真撮っているよ」
「ほんとですか?じゃあ見せて欲しいなあ」
「じゃあ、今度ブログにアップしておくから・・・。じゃあ今日はこの辺でおしまい。セブンイレブンへ行っておにぎりでも買ってお昼にしようか」
「賛成!わたしはカップスープも付ける。それからエビシューマイと・・・」

つづく

□「カメ子の部屋」の続きを読みたい人は右下の拍手をクリック。
□魚返が撮ったブレッソンのできそこない写真を見たい人も右下の拍手をクリック。。
2008-06-24 : カメ子の部屋 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

カメ子の部屋・・・1

□新鮮>昨日エミちゃんのお宅を訪れてブレッソン談義をした。カメラに興味を持ったばかり(?)の女の子の部屋に行くとブレッソンとドアノーの写真集があったのにはとても驚いたし、同時にとても嬉しかった。初心者の女の子といきなり神髄を語れるのである。その喜びは計り知れないし精神衛生上非常に良い。だってその場面を想像してみてごらんなさい。僕がブレッソンの写真について語ると、女の子は何の疑いもなく無垢にそれを受け入れて「なるほど!」と感激して、自分の感性の栄養としてどんどん吸収してしまう。そんな姿を目の当たりにする喜び。しかも彼女はテニスウェア姿なんだ。どうだい?僕は滑らかでしなやかな自分に気づいたってわけだ。

ところで、こんなことを考えた。興味を持ったモノを撮りたいと考えてカメラを持つのと、写真が好きだからカメラを持つのとでは違うのか。。。つまり、前者は女の子が好きで女の子の写真を撮りたくなってカメラを買った。後者は、写真て良いなあと憧れて、そのうちに自分でも撮ってみたいと考え始めた。となる。(もちろん例外多数)さて、僕の場合はどうだった?最初は兄に連れられて鉄道を撮った。その時に鉄道が好きになったと同時に写真にもはまった。その後、SLブームが去り、僕もカメラを置いた。やがてカメラマンになり、しばらくして鉄道を入れたポートレートを撮り始めた。う~、、、僕はどのタイプなのか。。。

僕は教え上手と言われる。もちろんそれは写真のことだけでなく、時々そう言われる。ところが、塾では教えるのは下手。妄想写真塾恐るべしか。

つづく
2008-06-23 : カメ子の部屋 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

鉄道と彼女2-16*エミ
2008.6.22

雨で軟式テニス大会が中止になった。それを知った鉄道員は駅弁を二つ持ってエミの部屋を訪ねたのだった。何故か鉄道員は自分で所有しているテニスウエアを持参していて、エミにそれに着替えるよう促した。エミは、ほわっとした女の子で鉄道員の言うことを何ら疑うことなく、そのテニスウエアに着替えたのである。さらに鉄道員は自慢の軟式用のテニスラケットをエミに渡し、「さあ、エミちゃん、スマッシュ、スマッシュ!」とカメラを構えせきたてた。シャッターを押しながら「あれれ、この子誰かに似ている気がする。いったい誰に似ているんだ??」と考えを巡らしていたのだった。
「エミちゃんは部活で軟式テニスやっていたって言っていたね。前衛、後衛、どっち?」
「前衛です」
「あっ、そう」と話は続かなかった。鉄道員にとって軟式テニスの思い出は、高校時代に寮の前が中学の女子テニス部のコートで、スコート姿の女子部員を無関心を装ってじろじろ見ていたのと、彼女たちの部活が終了後、そのテニスコートに勝手に入ってデタラメなテニスをやったことぐらいだった。

エミの部屋のフローリングの上に無造作に置いてある大きな写真集を見てびっくり。何とブレッソンの写真集だったのだ。
「あっ!ブレッソンが好きなの?」
「いえいえ、たまたまです。図書館にネットで貸し出しの予約をして受取に行ってびっくり。こんなに大きいんですもの」
鉄道員は写真を撮ることなどどうでも良くなって、エミにブレッソンの作品について解説をし始めたのだった。

つづく

■本番の作品を観たい人は右下の拍手ボタンをクリック。
ケータイ
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2008-06-22 : 鉄道と彼女、 : コメント : 2 : トラックバック : 0 :

雨の日の写真・・・1

今日の写真塾中止はまったく僕の読み違いでした。ところで雨の日の写真とはどんなものがあるでしょう。雨傘が写っていれば全部雨の写真と言えるのでしょうか。やっぱり実際に降っていないと湿った感じは出ませんね。さて、この写真は雨の日の写真と言えるでしょうか。。

2006.10.1高円寺にて。。。
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もう1枚アップします。こちらは雨の日の写真??
2006.10.新宿駅にて。。。
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6/28(土)84th妄想写真塾開催*モデル~カノ
■定員*3名(受付中)
■場所*多摩川周辺/西武多摩川線・是政駅集合
☆10時~10時15分集合→12時40分頃終了→食事**注意!集合時間変更しました。
■参加費*12000円*梅雨時期のため、やや開催時間短縮開催。。6/21のリベンジ開催です。
☆小雨決行
2008-06-21 : 写真塾 : コメント : 4 : トラックバック : 0 :

雨の妄想写真塾、雨で中止・・・6/21

雨の妄想写真塾、雨で中止。。?
雨のシーンを撮ろうと考えて、雨天決行、晴天中止と意気込んでおりましたが、早朝の降り方を見て、中止もやむなしと決断しましたが、今はちょっと小雨で趣旨にぴったりの天気です。がっくり。遠方より参加の方への連絡のリミットが早いために、中止も仕方なかったかな、と思います。しかし、今日のことを生かしていつかまた開催を企画します。他の参加予定者、モデルのカノさん、せっかく予定してくださったのにすいません。
2008-06-21 : 写真塾 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

塾生まだまだ募集します。。

2008年度の塾生を募集しています。入塾料なし。
上手くなりたい人。妄想写真を撮りたい人。ポートレートを撮りたい人。カメラ初心者。どなたでも一度参加してみてください。はまれば上達します。もちろん不向きな人もいますが、、、。妄想写真塾は写真の上達の場としてだけではなく、楽しく安心して参加できる場とすることも目標にしています。長期継続して塾を開催し続けます。ご興味のある方、是非ご一報ください。
ad28682@ha.bekkoame.ne.jp
2008-06-20 : 写真塾 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

カメラと僕・決して手放せないカメラ・・その1

ペンタックスSP・ブラック

あれは確か僕が小学校五年生だったと思う。1966年(昭和41年)のことだ。突然戸棚の奥に現れた一眼レフカメラはハードケースに納められ、同じくハードケースに入った135mmとともに、いつも同じ場所に居座っていた。親父が買ったペンタックスSPは、あまり使われている様子がなかった。ある日、僕はそっとカメラを出してみた。一眼レフのファインダーの世界というものに魅せられた衝撃の瞬間だった。それからは時ペンタックスSPを出して、何でも覗いてみた。もちろんフイルムは入っていなかったのだが。

このカメラはニコンFは高価で手が出ないという人たちに爆発的に支持されたと思う。当時、田舎の街でニコンFを持っていたのは、ローカル新聞社の記者しか知らなかった。そのうちにペンタックスSPでSLを撮るようになった。考えてみれば自然な流れだった。当時親父は何と言って僕にそのカメラを貸したのか覚えていない。それから、あの製品名を連呼するCMもこの頃だった。

レンズは標準が55mmで、これがくせ者です。55mmで慣れてしまうと実は少しつらい。ちょっと望遠ぎみなんです。それから父が選んだ望遠の135mmも使いにくい画角です。スクリューマウントについても面倒です。と悪いことばかり書いていますが、ファインダーは見やすいし、何と言っても小型という利点は大きいです。もちろん、ニコンに比べて安価なのも素晴らしい。

しかし、42年の歳月を経てなお働けるカメラであることは立派です。

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2008-06-20 : カメラ : コメント : 9 : トラックバック : 0 :

スカウト・・・6/19

長身でグラマーで美人。スポーツをやっていそう。
歩くのが速く追いつくのに一苦労。
とにかく個性溢れる美人なのだが、顔出しを拒んだのが不安。
オリンピックも近いし、是非撮影させてね。

ケータイ
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■彼女を撮ってみたい人は右下の拍手をクリック。。
2008-06-19 : スカウト : コメント : 1 : トラックバック : 0 :

13thトークライブ開催

ネイキッド・ロフトよりトークライブ開催の依頼がありました。日程は9/2(火曜日)とのことでした。前回2/14のライブ終了後、当分の間ライブは開催しないことを決めたのですが、継続もありかな、と依頼を受けて心が動きました。詳細はまだ決まっていませんが、今回からリニュアルしたライブで出直します。

■2008年9月2日、ネイキッド・ロフトにて13thトークライブ開催。
2008-06-19 : トークライブ : コメント : 2 : トラックバック : 0 :

鉄道と彼女2-15*よしみ・・・つづき

鉄道と彼女2-15*よしみ
2008.6.16 つづき。。。

黒い鉄道員は糸電話でよしみに邪悪な欲望を執拗に伝えた。そして、ついによしみはその邪悪を受け入れてしまったのだった。よしみは胸を露出したあと気を失った。と言っても、完全にではなく、眼は時折開いて乳房を観察する黒い鉄道員を見ていた。

つづく。。。

□この2枚は本番直前のカット。。本番は個展にて公開します。
□本番のカット公開を望む方は右下の拍手ボタンをクリック。でも、よしみちゃん、OKするかなあ。。。

2008-06-18 : 鉄道と彼女、 : コメント : 2 : トラックバック : 0 :

鉄道と彼女2-15*よしみ・・・6/16

鉄道と彼女2-15*よしみ
2008.6.16

黒い鉄道員はよしみの幼児性を見過ごすようなお人好しではない。コンビニで買ったアイスを食べながら多摩川の土手を歩くことも計算済みなのだ。よしみはジャイアントコーンで鉄道員はホームランバーだった。「美味しいね。よしみちゃん」「はい。おいしいです」とまあひとまず鉄道員の勝ちに思えるのだ。
二人は堤防を歩く。暑い。いったい何度ぐらいあるんだ。今度は自転車道路を歩く。ジャイアントコーンはすでによしみの胃の中に消えてしまった。草野球場のへりを歩くとやがて河原へたどり着く。鉄橋の欄干はつい最近補強工事が終了したばかりだ。欄干の付け根のところに出来た段によしみを座らせた。黒い鉄道員は冷たいお茶を飲んで、これから始まる儀式について頭の中でおさらいをした。カバンから糸電話を出す。昨夜、紙コップと赤い糸で作った。片方をよしみの耳にあてさせ、もう一方を黒い鉄道員は口にあてた。そして、「ブラウスのボタンを外しなさい」と低い声で言った。「あっ、これ本当に聞こえる」とよしみは言って、黒い鉄道員の方を見ると、よしみにボタンを外すようにうながす顔つきだった。白い鉄道員とは全く違う人格で、邪悪なものを表情に込めていた。よしみは次第にエスカレートするであろう黒い鉄道員の要求を受け入れる覚悟だろうか。


つづく

□作品は現像が出来次第公開(?)、、個展までおあずけ?。。。考えさせて。。

2008-06-16 : 鉄道と彼女、 : コメント : 1 : トラックバック : 0 :

初夏の風の中の女の子・・・6/15

僕は私鉄の駅にいた。そこで初夏の風のような爽やかな存在感を漂わせて歩いている女の子に出会った。彼女とすれ違ってしばらくして、僕は階段を降りる彼女を追いかけた。そしてバス停のところで声をかけた。モデルになって欲しいと伝えた。僕は彼女のふんわりと風に逆らわない感じをとても気に入った。清潔で、真面目そうだし、賢そうで、何より僕の世界を理解してくれると直感した。あとは彼女からのメールを待つより仕方がない。今度の個展で是非必要なモデルなのだが・・・。

ケータイ

■彼女を撮ってみたい人は右下の拍手をクリック。。
2008-06-15 : スカウト : コメント : 1 : トラックバック : 0 :

インドア妄想写真塾vol.1について

昨日のインドア妄想写真塾はとっても良い写真塾になりました。初夏の陽射しこそ、少しモデルには暑かったものの、全体的には想像以上の塾になりました。さて、参加者の皆さんは、常連ばかり、FFさんは2008年度入塾生の若手。。モデルのあゆみさんは久しぶりの登場ながら、相変わらずキュートでしたし、よしみちゃんも場所を室内に移して初めての塾を楽しんでくれているようでした。ところで、昨日のケータイ写真ですが、全部近接モードで撮ってしまい、ボケボケです。すいません。

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■6/21(土)通常の写真塾を開催します。現在受付中。
■6/29(日)開催のインドア妄想写真塾vol.2は下記の空きがあります。
□スタジオ3部、13時10分~14時20分・・・ゆき(残1受付中)
□スタジオ4部、14時30分~15時40分・・・ゆき(受付中
2008-06-15 : 写真塾 : コメント : 1 : トラックバック : 0 :

好きな写真家(日本人)

エトワール さん、矢西誠二氏を知りません。今度みてみます。とエトワールさんにコメントをしたあと少し考えてみました。

僕は日本人で好きな写真家が少ないです。木村伊兵衛ぐらいでしょうか。写真家に僕は生き方や表現へのこだわりを求めます。それに加えてその写真そのものが僕の好みであったり、死に方が僕に刺激を与えてくれたり、そんな多様な要素を満たしてくれる人物でなくてはなりません。時々写真塾でのこと、本当にうっかりと、アラーキーも言っていた、と手っ取り早く表現していしまいます。そんな時、少し悲しい。その瞬間、僕は写真家でなないことを悟ります。僕は写真家になって死にたい。いえ、死ぬ時に写真家でいたい。今、成功しているカメラマンでさえ、死ぬ間際までカメラマンでいられる?そんな視線で表現者を見ていると、他人の写真などどうでも良いことに気づくのです。ハッとします。何だ、そう言うことか、と開き直ります。とても面白い論理です。

僕は写真家になりたい。しかしなる努力をしているだろうか。わからない。しかし、まずは日本人として生きなければならない。日本人としてどんなスタンスで行きているか、その日々が重要だと思っている。その意味で僕は未熟だ。当然だが、写真だけ学んでも写真家にはなれない。どんなに上手くても絶対になれない。その人の生き方が人に尊敬されるなら、その人はやがて写真に興味を持つなら、写真家になれるだろう。そんな目でカメラマンたちを見ると、貧弱に見えて仕方がない。尊敬と言う言葉の意味は、大勢に、ということではない。たった一人からでもいいんです。考えてごらんなさい。日常において、あなたは誰かに尊敬されていますか?されていると言い切れない人が多いはず。人間の価値は、死ぬ時に何人の人に尊敬されているかで決まる。著名人はまた別の解釈があるから、ここではあてはめないで欲しい。

とにかく僕は死ぬ瞬間、写真家でいたい。それが人生の目標です。そのために、今日も自分らしく生きるのです。それしか写真家になる方法が見つからないのです。

つづく
2008-06-15 : カメラ : コメント : 6 : トラックバック : 0 :

インドア妄想写真塾vol.1・・・6/14

本日はスタジオ+ロケの写真塾です。満員御礼申し上げます。梅雨を想定して開催を考えましたが、早朝から晴天に恵まれております。ロケもありますので、好天は大歓迎。結果はまたのちほど報告いたします。今後のインドア写真塾は、6/29(日)、7/12(土)を予定しています。

■6/29(日)vol.2 は下記の空きがあります
□スタジオ3部、13時10分~14時20分・・・ゆき(残1受付中)
□スタジオ4部、14時30分~15時40分・・・ゆき(受付中)

■7/12(土)vol.3受付中。(モデル未定) 

◯6/21または6/22、通常の妄想写真塾開催予定。モデル未定。。
2008-06-14 : 写真塾 : コメント : 3 : トラックバック : 0 :

お知らせ・・・・1/12

■「17才のままで・・・」連載中止(休止?)、、すいません。咲樹ちゃんの復帰を待ちましょう。
■「グッド・モーニング」連載開始、、元妄想モデルの復帰までのドキュメンタリー
■6/14インドア妄想写真塾のロケハン結果をアップします。(本日の予定・でも雨がひどいからなあ)
2008-06-12 : 写真塾 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

「17才のままで・・・」その2

「17才のままで・・・」その2
17才の女子校生・咲樹(サキ)とのコラボレーション作品。
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咲樹を撮ることを決めた。なぜ咲樹は僕の作品のモデルになりたいと考えたのだろう。僕はそのことを咲樹にメールでたずねた。

「こんばんわ。一つだけ質問させてください。どうして咲樹ちゃんは僕の作品のモデルになろうと思ったのですか。(別になんとなくでも良いです)お休みなさい。。。」

このメールを送信して、僕は布団に入った。そして、翌朝。。

「私は「少女」という生き物がとても好きです。少し間違えてしまえばすぐに“あっち側”に行ってしまうその危うさや、故の純粋さ、感情の激しさ。いつ失ってしまうか分からない、不安定なものにこそ「美」は宿るのだと私は思っています。17歳の私でも過去を振り返ると常に激情と諦めに挟まれた時代であったと思います。
自分の中には「理想の少女像」なるものがあって、自分自身でそれを切り取って永遠にしてやろうとカメラやビデオを持ちました。私は友人に協力してもらいたくさんの写真を撮ってきました。
そんな時に本屋で魚返さんの「鉄道と彼女」を見つけ、そこに映る少女たちに自分の「理想の少女像」を重ね見ました。自分にもその「理想の少女像」の片鱗があるのなら、過去に残しておきたいと思ったのです。」

なるほどとも思うし、17才ってそうなのかとも思う。しかし感心したのは、咲樹の文章力だった。きっと文学少女なのだろう。僕は咲樹の撮影がますます楽しみになってきた。

2008年6月10日 7:27:35/咲樹のケータイより
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□第2の咲樹を募集しています。ブログ上でのコラボ作品に参加ご希望の方はモデル募集から連絡ください。
2008-06-10 : 17才のままで・・・ : コメント : 1 : トラックバック : 0 :

「17才のままで・・・」その1

17才の女子校生・咲樹(サキ)とのコラボレーション作品の第一回目。(ほぼノンフィクション)
☆咲樹が撮った日常写真はあとでアップします。
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咲樹が初めてメールしてきたのは、4月29日だった。この日は、一昨年までの「みどりの日」を改め去年「昭和の日」になった。こうして昭和は祝日の呼び名になることで完全に過去のものとなった。少なくとも僕にはそう告知された。僕はずっと大正生まれを隠していた母の気持ちが少し分かった気がした。つまり、数年年下の父と同じ昭和時代の女でありたいと思ったのではないだろうか。人にはやすやすとは譲れない時代の節目があるものなんだろうと僕は思った。

以前、「17才こそが本当の意味で青春なんだし、ぎりぎり少女と呼ばれるんだ」と17才の女の子に言ったことがある。「18になったその日に何かが変わるっていうわけでもないし・・・」その答えを聞いて、彼女は青春のまっただ中にいるんだなと、僕は思った。

4月29日の咲樹からのメールには、1990年9月◯◯日生まれとある。今日は6月8日。咲樹の誕生日まであと3ヶ月半に迫っている。つまり、あと3ヶ月半後に咲樹の青春はテクニカルに終るのだ。その日から咲樹は少女ではなくなる。少なくとも、堂々と自分のことを少女だとは言いにくく、他人からも言われなくなるだろう。僕は咲樹があと3ヶ月半で18才になってしまうことに対して何かが喉につかえているような、居心地の悪さを覚えた。それは何十年もの間、僕の喉に住み着いているアデノイドという症状のために分泌し続ける多量の粘液によるフィジカルな違和感ではなく、気分的なものだった。強いて言えば、もうすぐ18才になるというだけで、咲樹のことを少し可哀想になったのかもしれない。

咲樹にメールした。そして作品の説明をした。そこで僕は「18才とゼロ日」というタイトルで18才の誕生日に撮りたいと提案した。18才とゼロ日は限りなく少女に近い大人という意味がある。18才にこだわったのは、僕の中に児童ポルノの文字があったからだが、その詳細は省く。そして咲樹から帰って来たメールはこうだった。

「17歳最後の日……っていうのはダメですかね…?持論なんですけど、少女の魅力って保護されているってとこにあると思うんですよ。18になると自己責任が増えますよね?そういうものから逃げていられる、責任も主体性も無くて良いって年齢はとても貴重で美しいと思うんですよ。個人的な気持ちでいうと、17のうちに撮っていただけたら嬉しいかなって……魚返さんが作品のイメージとして18の方が都合が良ければもちろんそちらにお合わせしますが…」

咲樹の言いたいことが痛いほどわかった。そして僕は17才の咲樹を撮る決心をしたのだった。

(つづく)

2008年6月9日 8:13:48/咲樹のケータイより
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■先を読みたい人は右下の拍手をクリックして咲樹を応援してください。
□メッセージもお願いします。
2008-06-09 : 17才のままで・・・ : コメント : 0 : トラックバック : 1 :

露出について・・・6/8

塾生はご存知だと思うが、僕は露出計を持ち歩いていない。カメラにも露出計は付いていない。露出はその場で考えて決めている。ここで言っておきたいのだが、自分の露出テクニックを自慢しているのでは決してない。それに、露出計を使わずに写真を撮ることなど、誰でもできる。昔はフイルムの説明書に書いてある曇りやお天気マークを見て適当に絞りを決定していた。本来、露出はその程度の問題のはずだった。ところが、近年非常に露出に神経質な人が増えた。僕なりに理由はいろいろ考えられるが、問題を複雑にしかねないので省く。

塾生の作品を見ると(プリントやその日撮ったデジ画像をカメラのディスプレイなどで見る)、一本調子に見える。どれも同じような露出に撮れている。しかも、別の人間が撮ったものも非常に似通っている。不思議だ。何故だ?理由は、デジ一眼などに搭載されている露出計を使ってある程度オートで撮っているからだ。それらの露出計は現在非常に正確だから、それを使わずに、目分で露出を決めることなど宝の持ち腐れ、なのである。しかし、本当は人間の想像力や知恵を使わないことの方が宝の持ち腐れなのだが。。。

もしもせっかく撮った写真が、他のカメラマンと同じような仕上がりになってしまっていることのジレンマ。。。もし僕が彼らの立場だったら一刻も早く解決すべき大問題。これはハイアマチュアにとって深刻な問題だ。個性を出したいあまり、非常に窮屈な考え方をしてしまっている場合があるのではないか。極端な画角のレンズを使ったり、レタッチに時間をかけたり。装飾をしたり。

時々、僕は塾生に露出を間違ってみたら?と言う。思っても見ない作品に出会えるし、それが分かると露出の奥深さが見えて来る。つまり撮影時の選択肢が増える。ある場所で、ここはどんな露出で狙おうか、とまずは考えることになる。露出だけで数種類の作品を考えることができる。

(つづく)途中でもコメント割り込んで良いですよ・・・魚返

□ただ今、妄想写真塾・2008年度塾生募集中。。。実は妄想写真塾は露出のことなども丁寧かつ真剣に教えています!囲みばっかりの撮影会に参加して上達しないとお嘆きのあなた、是非一度当塾へ参加してみてください。もちろん、初心者大歓迎!カメラ選びからご指導いたします。しかも、入塾無料!
また宣伝しちゃった。
2008-06-08 : 写真塾 : コメント : 2 : トラックバック : 0 :

83th妄想写真塾*ゆき・・・6/7

今日、83th妄想写真塾を開催した。(僕の計算ミスで84ではなく83thです)
モデルはゆきさん。天候にもめぐまれよい塾になりました。新塾生もお二人が参加してくれました。明るいキャラと渋いキャラのおふたり。僕のきつめのギャグにもすぐに慣れたご様子。よかった。ゆきさんは誰にでもテンションの高い作品を撮らせるすごい人。お陰で僕は指導に専念できました。新塾生のお二人のハンドル名、僕が考えたのがあるのですが、ご本人からの申告を待ちます。あとは、ますださんとnaoさん。今日の四人の塾生の遠いこと。静岡、愛知、長野、埼玉。

□6/14(土)インドア妄想写真塾・キャンセルが出ました。
□ロケ8部、15時10分~15時40分・・・よしみ

□ただ今、妄想写真塾・2008年度塾生募集中。。。しつこいようですが今年がチャンスです。

ケータイ*工事が終ってあの鉄橋まで行けました。
KC280003 のコピー
2008-06-07 : 写真塾 : コメント : 4 : トラックバック : 0 :

妄想写真塾/レフについて

僕はレフを使いません。理由は僕の写真は自然体で撮影することが大事だからです。それにレフは面倒です。ただし、使った方が自分らしいという人はどうぞ。その代わりにストロボという場合も稀にありますが、その場合はストロボを使っていることが分かるようなラフな作品が多いです。

ロケ撮影でもっとも撮影しやすいのは日陰です。特に木陰がおすすめ。理由を参考写真で説明します。人物を日陰に立たせます。バックは明るい場所と日陰のコントラストがあって作品が生きいきしますね。さて人物を見てください。まるでレフを当てたように見えるでしょう。これは、カメラマンの後ろがモデルのバックの陽の当っている場所と同じ状況で明るいのです。この明るいエリアがレフの役割をしてくれているのです。ただし、デジカメの方は注意が必要です。バックがあまりに明るいと飛んでしまうのです。ですから、参考写真のようにバックが明るい場所と日陰と両方ある場所を選ぶと良いです。

□ただ今、妄想写真塾・2008年度塾生募集中。。。是非連絡ください。

6/1妄想写真塾にて、モデル/ナナエ~塾中に指導のために撮ったものです。こんなベタな写真も実践で教えています。ただし、参加した塾生がちゃんと聞いてくれているか不明。。
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2008-06-06 : 写真塾 : コメント : 2 : トラックバック : 0 :

鉄道と彼女2-14*ゆき・・・作品

6/4に撮った、鉄道と彼女2-14*ゆきの作品を1枚アップします。
味のある女の子ですね。存在がすでに作品。
これって「鉄道と彼女」的作品と言えるのか?
駅員さんが撮ったのです。そう言えると断言できます。
駅員さんとのツーショットは後日また公開予定。

2008-06-05 : 鉄道と彼女2 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

妄想写真塾・新規入塾者募集中!・・・6/5

妄想写真塾の入塾者を募集しています。入塾料はありません。
塾は撮影会形式ですが、すべてマンツーマン撮影です。何故なら、複数のカメラマンで撮っていては上達しないからです。いつもモデルはカメラ目線で撮れます。頼りないながらも、魚返が懇切丁寧に気長に指導いたします。参加するうちに次第に力がつきます。本年は妄想写真塾に力を入れています。はっきり言って今がチャンスです。興味のある方はすぐにメールでお尋ねください。

☆妄想写真塾はこちら
2008-06-05 : 写真塾 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

鉄道と彼女2-14*ゆき・・・6/4

鉄道と彼女2-14*ゆき
2008.6.4

僕は鉄道員になって初めて女の子の部屋を訪れた。そのことの意味を考えてみたが、ここで説明できるような結論は得られていない。ゆきの部屋は、誰にも見つからない迷路の奥にあって、しかもあるべき番地の表示も何もない。そんな分かりにくいところで、海辺のカフカの猫のように暮らしていて、しかもゆきはシロクマと同居していた。
僕がお土産に持って来た3種類の駅弁をゆきは喜ばなかった。ゆきは三つのお弁当が中身の入っていない空箱だったのを見て「空っぽ」と言った。僕は、その認識はある意味正しくない、と言いたかった。このお弁当は本物なんだよ、と言いたかった。つまり現在の駅弁は嘘っぽくて、昔のみたいに本物ではないから、中身が入っていてもそれは偽物だし、僕がゆきに持って来た駅弁は空っぽだけど昔と同じ仕様で本物なんだということ。でも、本当はゆきはそれに気づいていたんだと思う。軽々しく感動しないのがゆきなのだ。玄人肌の感性がゆきを個性的にしているのだ。
ゆきの部屋は何から何までゆき的に納まって配置されていて、少しでも物を動かせば、二度と元にはもどらない。そもそもこの部屋には原型がないからいつも流動的なのだ。「散らかっているでしょう」とゆきは堂々と言ったが、僕は散らかっているとは感じなかった。むしろ、そのおびただしい彼女っぽい小物は無造作という法則に従って配置されていて、あちこちから僕を襲って来る感じがした。ひとつやふたつはすでに僕のパンツの中にまで入り込んでいるかもしれなかった。
鉄道員はゆきの部屋に何をしに来たというのだろうか?おそらくは単に遊びに来たのだ。最初は花札に興じたが、すぐにあやとりになった。鉄道員はゆきの敷きっぱなしの布団の上にあぐらをかいてあやとりをした。それがふたりにとって良いことなのか、楽しいことなのか、疲れるだけのことなのか、何も分からない。ただ鉄道員は、ゆきのことを理解した気がしていた。

<つづく>作品は後日アップします

ケータイ
KC280010 のコピー
2008-06-04 : 鉄道と彼女2 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

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Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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