記憶1998.11.30・・・「駅」

傑作(自称)の「電車1」を撮った時のことをときどき思い出す。すがすがしい撮影だった。シャンプーの臭いをプンとさせてまだ濡れた髪でやってきた彼女をすぐに撮った。ファイルを調べてみると、短時間に7本も撮っている。夢中で撮ったことがわかる。未プリントのフイルムの中にあったのがこの写真。今の僕で撮れるだろうか。一途なむかしの自分に嫉妬してしまうほどいい写真だ。そう思わない?

1998.11.30「駅」model*CHIKA


2008-09-30 : 記憶 : コメント : 6 :

記憶2002.1.24・・・「電車7」

また?と言われるかもしれないが、この写真のフイルムはずっと行方不明だった。それがたまたま見つかった。良くあることだ。フイルムを見て不思議に思った。リミット2に収録したカットを選んだ理由がわからない。どう考えてもこの方が良い。僕の作品選びは早い。さらっと見てセレクト終了。その弊害か。それとも僕の趣味が変わったか。いずれにしても、この作品の彼女は美しい。良かった、良かった。皆さんも以前撮った作品を見返してみては?

2002.1.24「電車7」model*tomoko

2008-09-29 : 記憶 : コメント : 2 :

記憶2002.2.5・・・「雨」

東京は冷たい雨になっています。「雨」の写真もいいもんです。この作品の雨は冬の雨です。リミット2に収録したのはカラーでしたが、ファイルを見るとモノクロでも撮っていました。寒々しさが伝わって来ます。
2002.2.5新宿御苑にて


2008-09-29 : 記憶 : コメント : 2 :

記憶2002.10・・・「水」

未プリントのフイルムを見つけた。撮った場所は高田馬場にあったDUOというラテン系の曲のかかる店。昼下がりの暗い店内に流れるボサノバ。曲は「おいしい水」では出来過ぎだろうな。でも、本当にそうだったような気がしてならない。この写真には、魅力的な千春を前にした僕がとにかくシャッターを押そうとした気持ちが出ている。僕はこの時エルマーしか持っていなかった。だからブレている。
□.naoさん、今日の塾で話さなかったけど、撮りたい時は露出はそこそこにシャッターを押してください。少々の間違いは迷いを表現したりテンションを生んでくれることもあります。この時どうしても撮りたかった。だからシャッターを押した。露出も適当。だけど、その時の僕の気持ちや店の空気はこの露出を選んだことで写真に反映されました。そして僕はこの瞬間の千春と店を自分のものにしました。露出に対していい加減になってください。

2008.10*DUOにて*千春
200210DUO.jpg
2008-09-28 : 記憶 : コメント : 2 :

93th妄想写真塾・・・9/28

本日は八王子で妄想写真塾を開催しました。急に涼しくなりましたが、アビールさんのコスチュームはさすがに寒そうでした。良くがんばってくれました。ありがとう。また、Sグサさんの話題が楽しくて悪のりしてしまいました。ごめんなさい。(本当はまったく反省していない)井上さん、.naoさん、お疲れさまでした。

ケータイ*ますださんお気に入りのハンバーグ屋にますださん抜きで訪れて、ますださんの話題でもりあがりながら食事中の美しくなられたアビール嬢。。。
20080928.jpg
2008-09-28 : 写真塾 : コメント : 1 :

記憶1992.9.12・・・「南の少女」

この作品が妄想写真の処女作。不思議な写真だ。レンズは60mmだった。キャッチアイも入っている。僕の作品は最初は複雑な撮り方から始まって、その後より簡単な撮影方法へと変化して現在に至っている。ただし、撮りたいもの、テーマなどはあまり変化がない。それは想定していなかった。まさか16年間も同じことを続けられるとは思いもしなかった。今後?分からないけど、続くんだろうと思う。死ぬまでかもしれない。あなたの処女作はどんな作品?待てよ、もしカメラを最初に持った時期を処女作というなら、10才の時の鉄道写真になるのだが・・・

19920912kumiko.jpg
2008-09-28 : 記憶 : コメント : 0 :

記憶2002.7.20・・・「図書館」

記憶2002.7.20・・・「図書館」

真夏の図書館を訪れた。静かで涼しくて、ちょっとカビ臭かった。国文科出身のNatsuだから図書館を選んで撮影した。


2008-09-27 : 記憶 : コメント : 2 :

記憶2002.7.24・・・「菊」

記憶2002.7.24・・・「菊」model*YOU

東京の住宅地に囲まれたわずかな農地。
おばあさんに花の名前を尋ねると、「夏菊だよ」と教えてくれた。
はて、実際にはちゃんとした名前があるけれど、夏に咲いているから夏菊とおばあさんは呼んでいるのだろうと僕は思った。YOUは色白で穏やかな女の子だった。


2008-09-26 : 記憶 : コメント : 0 :

9/27(土)の写真塾

9/27(土)の写真塾・モデル~よしみ。
ただ今参加者募集中。
今回は午後のスタート。
はっきり言って、チャンスです。
2008-09-25 : 写真塾 : コメント : 0 :

「鉄橋のセレモニー」model*メイ

鉄道と彼女2
「鉄橋のセレモニー」model*メイ
2008.9.24

北千住駅でメイに会った。「以前お会いした時より太ってしまって・・・」なるほどメイの顔が少しふっくらしていた。むしろそんなメイが可愛かった。「花を買いたいんだよ」「私に?」「そう君に」僕はメイに花をプレゼントしたかった。何故か僕はこの日、朝からセレモニーの予感があった。その予感に従ってメイに花を買いたいと考えた。荒川の土手まで商店街を抜けて行くことにした。途中で花屋があるかもしれないからだ。「花屋さん、ありました」とメイがすでに花屋を通り過ぎた僕に言った。僕は花屋でコスモスと観賞用のカボチャを買った。どうして僕たちが荒川へ行くことになったかというと、大きな鉄橋がいくつも同じ場所にかかっていて、その景色を見たいから。その鉄橋からそう遠くない場所でメイは育った。学校をさぼって土手に座り鉄橋を渡る電車を眺めていたこともあったらしい。荒川は多摩川の倍はある大きな川だった。鉄橋も巨大だった。メイと僕は鉄橋の近くの土手に立った。すると僕の中でセレモニーの序曲がなり始めた。コスモスの花束を持ったメイを巨大な鉄橋をバックに撮った。それにしても何て素晴らしい秋空だろう。秋の陽射しがメイのスカートの下の太ももを眩しく照らした時、セレモニーは終った。またメイを撮りたいと思った。もちろん、巨大な鉄橋といっしょに。

□本番の作品を見たい人は拍手をクリック
ケータイ
PAP_0002のコピー
2008-09-25 : 鉄道と彼女2 : コメント : 0 :

記憶1994.7・・・「スイカ」

1994年7月。今ほど暑くない夏。(たぶん)そしてスイカが不作の夏。コンビニで買ったスイカの値段、1/12カットで950円もした。モデルの服は緑色のベルベット。残念ながらブルーではない。

1994.7model*jun
2008-09-24 : 記憶 : コメント : 2 :

お久しぶり・・・9/22

「遅くなってすいません。飛行機が遅れてしまって・・・」と懐かしい笑顔で僕の前に現れたのは、春に九州の実家へ戻ってしまった美優だった。「痩せたねえ、それにキレイになったかも。でも胸は相変わらすあるね」「はい。忙しく生活していて、それで痩せました」美優は明るくて屈託なくて、一緒にいることのストレスを感じさせない子だ。「また塾に参加してね」「はい」今回の上京に際して彼女に塾開催を打診したが時間がないとのこと。残念。またの機会にお願いしよう。ともあれ、美優の元気な姿を見れて嬉しい。ホームで今度の個展用の作品撮り。以前より露出多めで嬉しい、胸の膨らみが眩しい。

□本番作品を見たい人は拍手をクリック。
ケータイ
PAP_0003のコピー

2008-09-23 : 写真塾 : コメント : 2 :

「ストレート」model*舞・・・本番より

「ストレート」model*舞・・・本番より
2008.9.20

□10/4(土)妄想写真塾/model*舞、、、参加受付中
□もっと舞さんの作品を観たい人は拍手をクリック
ライカM4-P、ズミクロン35mm
舞044のコピー
2008-09-22 : 鉄道と彼女2 : コメント : 0 :

「CUTE」model*ハイジ

鉄道と彼女2
「CUTE」model*ハイジ
2008.9.21

ハイジを撮るのはSTATIONシリーズ以来二年ぶりだ。眼がくるんとしていてキュートと呼ぶのがこれほどふさわしい子はいない。性格もそんな感じで、僕などは会話をしていてもまったく蚊帳の外に追いやられている感がしなくもない。そんなハイジにちょっとだけエッチなポーズを、、と思う。照明をあてると「きゃあ、明るい!」と言う。シャッターを押すと「わあ、撮ってくださってありがとうございます」と毎回言う。ハイジではなくポリアンナみたいだ。「脱いじゃう?」「・・・」

□作品は22th個展にて公開
□問題なさそうな作品を数日中に公開(?)
□10月頃、妄想写真塾に登場か???
ケータイ
PAP_0005のコピー

2008-09-22 : 鉄道と彼女2 : コメント : 2 :

「ストレート」model*舞

鉄道と彼女2
「ストレート」model*舞
2008.9.20

舞のことが最初少し怖かった。ストレートな性格のせいだ。じっと僕を見る眼は疑いか怒りか、それはわからないが普通の視線ではないと感じた。きっと会ったばかりで僕を探っているのだろが、舞のまっ正直な性格のせいで、疑いが顔全体に完璧に出ている。電車に乗って撮影の説明をした。しかし、舞はきょとんとして僕の言うことを理解していないようだった。結局、打ち解けないまま撮影になった。僕はおかしかった。舞はいつもこんなに厄介なんだろうかと。舞の足はスラリとしていて、その上筋肉質で、タイトミニの舞の正面に座ると、それだけで下着が見えそうだった。僕は感動し始めていた。ファインダーの中の舞はさっきまでとは別人のように色気があった。撮影後、「君は惚れっぽいんじゃない?それにお酒を飲むとうっとりとして、何と言うか女っぽくなるでしょう」「……」舞を連れて多摩川へ行った。つり革を持たせて、車掌の腕章をして土手に立たせた。後ろを時々南武線が通過する。「あのぉ、この腕章ですけど、気に入らないんです」「僕の小道具にいちゃもんつけたのは君が初めてだよ」何本か電車が通過して撮影は終った。一瞬、舞から眼を離し、再び舞を見るとそこには別人がいた。舞は数秒でヘアスタイルを変えていた。「なんでそんな早業ができるの」まとめた髪は舞を色っぽく見せていた。「あれ~、君って美人じゃないの」「はあ、そうですかね」帰りの電車の中で携帯で写真を撮った。ブログ用だ。それを見た舞。「えっ!マジ!写真、チョー上手くない?その携帯普通のやつですよね・・・」やっと舞は僕のことを信用したらしい。いつも言うことだけど、写真は究極の後出しジャンケンなんだってこと。あはは。短い時間だったけど、僕はすっかり舞のファンになった。

□10/4(土)舞さんが妄想写真塾のモデルとして初登場します
□本番の作品をご覧になりたい方は拍手をクリック!
ケータイ
PAP_0009のコピー
2008-09-20 : 鉄道と彼女2 : コメント : 1 :

「NATURAL」model*明日菜・・・9/6

鉄道と彼女2
「NATURAL」model*明日菜
2008.9.6

鉄橋の下で撮ることにとても深い喜びを感じる。塾の時間終了後、僕はみんなに少し撮らせて欲しいと言って、橋脚の影に明日菜と向かった。今日の明日菜をどうしても鉄橋の下で撮っておきたかったのだ。つまり、今日の飾らない明日菜には僕の中の青春を呼び起こす何かがあった。僕もそんな自然体の明日菜にたいして、無心カメラを向けることができていた。ブライトフレームの中には、少なくても僕にとって完全な作品があった。鉄橋の下とNATURALな女の子の組み合わせ・・・。僕は中心がわずかに左に寄る癖を修正してシャッターを押した。僕は「NATURAL」がいかに大切か分かった。僕も無意識に僕の塾の塾生であることを知った瞬間だった。そして、ありがとうと言いながら橋脚の裏手で待つ塾生たちの中に混じって、いつもの雰囲気のとても良い普通の味のソバ屋へ向かった。

□ライカM4-P、ズミクロン35mm

2008-09-20 : 鉄道と彼女2 : コメント : 0 :

記憶1995.4.13・・・「鉄棒その1」

たくさん撮った鉄棒の作品の中で、初めての鉄棒写真です。OLの昼休みのカット。鉄棒の演技中のカットはいくつかのシリーズで発表しいていますが、これは足掛け前回りをやる前のカットです。鉄棒に向かうモデルの表情が良いです。鉄棒の技(?)を演技している写真にはない本物の香があります。つまり、演技中の写真は、コスチュームもOL風にして撮った感じがしないでもない。この時、直前に公園の決してキレイとは言えないトイレで用を済ませて、いざ鉄棒へ。この一部始終を、公園のベンチで昼食中の工事現場のお兄さんたちが見ていたのを思い出す。演技を決めても、喝采はなく、何となく白けた空気が漂った。考えてみたら、当然な気もする。

1995.4.13「鉄棒1」の演技前model*Yukari Akino
2008-09-19 : 記憶 : コメント : 2 :

記憶1999年2月・・・中杉通り

彼女は中野に住んでいたと思う。中野から地下鉄で彼女の通う大学へ一本で行ける。早朝、たぶん午前6時過ぎ、僕は彼女のアパートを尋ね、車で阿佐ヶ谷の中杉通りへやった来た。あれからこの冬で10年。写真集リミットに収録したカットは一見645で撮っているかのようだが、実は扱いを間違えて上部が切れてしまい、横広がりになった。これはハッセルで撮っていて、6×6のフォーマットである。この写真は別カットである。さてウッチー君、この作品は写真集に収録したのとこの別カットとどっちが良い?(リミット、持ってなかったらごめん)

□「中杉通り」1999.2model*atsuko

2008-09-18 : 記憶 : コメント : 1 :

妄想写真塾生・募集

妄想写真塾を始めて11月でまるまる四年目を迎える。会場が度々変わったり、モデルが入れ替わったりしながら、90回もやれたのは驚きだ。続いた理由は良くわからない。参加者によって少しずつ目的が違う。女の子を撮ることが好きな人、指導を受けたい人、暇とお金が有り余る人、様々だ。僕はこの塾で得たものが二つある。一つはお金。このお金で次の作品を撮っている。もう一つは情報だ。今、アマチュアカメラマンがどんなことに興味を持っているかを知ったり、コアな参加者から情報をもとにレクチャーを受けている。とても勉強になっている。たぶん、参加者もこの塾に参加することで自然と情報を得て自分の作品に生かしているのだろう。当初、そんな価値が生まれるとは思いもしなかったのだが、続いている大きな要因のように思われて来た。したがって、僕はこの塾に参加してもらうことにためらわなくなった。去年の入塾者はたった1名。僕が勧誘しなかったことが原因だ。ところが、今年はすでに15名の入塾者があった。新たな妄想写真塾が展開する予感がする。この塾とともに成長する仲間をもう少し増やすことにした。あと、10名。。。もちろん、僕もこの塾を通じてさらに成長したいと考えている。僕の指導は一般的ではないかもしれない。普通に写真の撮り方など学びたければ、普通に教えている人のところへ行けば良いし、本でも十分な気がする。僕の指導とは、どれだけ写真を愛せるようになるかということに力を入れているのではないか、と思う。たぶん無意識に。考えてみて欲しい。好きになるしか上達の方法はないんです。好きになったら長続きします。それこそが僕が自信を持って教えているところかもしれません。僕自身、ただ写真が好きというだけでプロになり、写真家として一生をまっとうしようと考えるほどになった。振り返って、一番大事なことは本当に写真が好きか、ということのような気がする。昨今の写真の事情をちらちら横目で見ているが、熱が冷めてしまいそうで、とても心配なひとばかり。プロもアマもだ。もっとゆっくり時間をかけて写真をやろうよ。

というわけで、妄想写真塾の塾生を募集している。連絡を待つ。
2008-09-18 : 写真塾 : コメント : 0 :

記憶1995.6.11~「横断歩道」

1995.6.11が正しい。フイルムにそう刻印されているからだ。つまり、僕は長いこと撮影日を間違っていたようだ。このフイルムは長い間行方不明だった。見つかった場所は、都内のラボ。そのラボの解散の時、たまたま出て来たらしい。経緯は不明。しかし、作品集に収録したのは別のロールで撮ったカットだった。もし、作品集を作る時、このフイルムが手元にあったら・・・、このカットを使っていたのではないか。そう思うと複雑だ。

「横断歩道」1995.6.11早朝・新宿御苑付近にて、model*こころ

2008-09-17 : 記憶 : コメント : 4 :

92th妄想写真塾・・・9/15

92th妄想写真塾・無事終了しました。
モデルのよしみちゃん、はれくん、ますださん、新人のおふたり。お疲れさまでした。やっと秋の気配の中で開催できました。これから妄想写真塾シーズン本番です。皆さんもどうぞご参加ください。終了後、いつものソバ屋に前日のお祭り関係者の方に声をかけられました。お祭りの写真をたくさん見せてくれました。(ますだ氏は無視・・・あはは、あれま。でもオジさんたちにお祭りの写真プレゼントありがとう)
□夏以降、新入塾者が多数いらっしゃいます。入塾をお考えの方は季節の良い今がチャンスです。連絡待っています。
□昨日の写真、撮り忘れました。すいません。
2008-09-16 : 写真塾 : コメント : 5 :

91th妄想写真塾・・・9/14

本日は91th妄想写真塾を開催しました。ナチュラル明日菜にびっくり。かわいい!僕は今日の明日菜ちゃんが一番好きだと言ったら、ますださんがいつもかわいいと。その他、SGさんも。なんと言っても新入りの雨ちゃんも話題独占!僕はカルチャーショックだったよ。みんな感謝。それから是政南町商店街のお祭りの皆様。親切にかき氷と梨をごちそうさまでした。

ケータイ
PAP_0006_2のコピー
PAP_0008.jpg

2008-09-14 : 写真塾 : コメント : 1 :

「メタル」model*あんぢ

鉄道と彼女2
「メタル」model*あんぢ
2008.9.11

あんぢという名前。何故かストーンズの名曲を口ずさむ。名前もさることながら、ルックスからもロックを想像する。実際、さっきあんぢの口からパンクという言葉を聞いた時、唐突にパティ・スミスをおもいだしていた。でもそのことを彼女に言うと、せっかくつかみかけた彼女の内面への手がかりを失いかねない危機を感じて、僕は黙った。そっちの話が弾むことが怖かったのだ。彼女の内面への手がかりの話だが、彼女自身自分の魅力に気づいていないらしいのだ。九月二日夜。僕のトークライブでFさんにあんぢを紹介された。その時、僕は美しいと思った。「私いかり肩だし、、、」と彼女は言うが、僕はそこが好きだった。いかり肩の女性は足がとても美しいことを知っているからだ。「胸、ないです!」と彼女は言う。僕はそこがまた好きだった。撮影の間、これを持っていてね。と言って僕が渡したのは、タブレットキャリアの中身。つまりタブレット。古銭のばかでかいヤツ。直径10センチ、5キログラムもあるしんちゅう色の物体。しんちゅうで出来ているのだろう。多摩川に生えた数少ない樹の脇を目指す。理由などなかったが、強いて言えば、そこしかあんぢがあんぢらしく映える場所を思いつかなかった。木陰にあんぢを立たせ、タブレットを胸元にかざすように持たせた。「スカートを上げて欲しい」僕の声をかき消すように風が吹いた。その時、ずっと拒んで来た何かがあんぢの中から消えたように思えた。やはり、あんぢの足は魅力的だった。一瞬見せた細い太ももとそのなだらかな曲線が美しかった。あんぢの顔を見ると、何かを語り始めそうな微妙な表情で、それでいて完全に静止していた。僕はあんぢを撮った。

□他のカットを見たい人は拍手をクリック。

2008-09-13 : 鉄道と彼女2 : コメント : 0 :

「幸福ゆき」model*はるか

鉄道と彼女2
「幸福ゆき」model*はるか
2008.9.10

今日は僕にとって少し厳かで特別な日だ。その日にはるかを撮ることが僕にはふさわしく思えた。会う前に想像した通り、はるかは静かで奥ゆかしい女の子で、作品を撮りに出かけることが、お墓参りに行くような感じさえした。そんなはるかが可愛かったし、実際僕は彼女に何十回もカワイイと言った。はるかはちょっとやそっとでは見つからない希少な子だと思った。僕たちは電車に乗り、多摩川へやってきた。すでに秋の空ではあったが、河川敷のグランドは未だ夏とほぼ同じ暑さに思えた。
「この切符を手に持って立っていて欲しいんです」と言って、『愛国から幸福ゆき』の切符の入ったキーホルダーをはるかに渡した。
「そんな駅があるのですね」
「そう、北海道にあったよ。(今もあるかわからない)君はこの切符を持って、遠くに離ればなれになって暮らす恋人を思って欲しい。まあ、それは嘘でいいんだけど・・・」
つまり僕は、はるかを昭和49年頃の女の子として撮りたかった。理由は、昭和49年は僕が実際に『愛国から幸福ゆき』の切符をもらったその年であり、その時代の清純な女の子風のモデルとしてはるかはうってつけだった。あの頃、その切符をもらった時、プレゼントされた事実をかっこ悪いと思ったし恥ずかしかった。友人もその切符を見てそう言ったのを覚えている。今思うと、そう思う自分は了見が狭かったと思う。今はその思い出をくれた顔さえ忘れてしまった女の子に感謝している。
はるかがキーホルダーの輪に人差し指を差し込んで切符を胸元にぶら下げた。僕はシャッターを押しながら、
「ねえ、悲しくなった?悲しいでしょう」と言ったり、居もしない北海道の恋人を思って欲しいなどと無理な注文をした。
「悲しげな顔になりましたか」
「いいや、君はずっと楽しそうだったよ。楽しいんでしょう」
「はい。楽しいです」
厳かな日は心優しい風のような女の子を撮るに限る。僕ははるかの深い笑顔に癒されながらつくずくそう思った。

□別カットを見たい人は拍手をクリック



2008-09-11 : 鉄道と彼女2 : コメント : 3 :

記憶1992年9月・・・「バレリーナ」

9月になった。そう2008年の9月だ。そして1992年の9月を思い出す。僕が女の子の写真を撮り始めたのがその時だった。雑誌の仕事をしていた僕は、自分の作品のモデルは自分でスカウトすると決めてしまった。そして、八月に一人、九月に一人、僕は街で女の子をスカウトした。最初の子は、目白で会った。ロングヘアの南沙織のような体型の子。次は新宿で会った子。スポーツが出来ると聞いた。その子を連れて代々木公園へ行った。その時のフイルムを改めて見てみた。思いがけない発見がある。例えば下にアップした写真は未公開だ。何故これを使わなかったのだろう。そして、初心を忘れることなく、16年間撮り続けたこともわかる。あと四年で二十年。最後の追い込みが近づいた感じがする。ならば、23th個展は「ポートレート」にしよう。

1992.9.25代々木公園にて、model*hitomi
バレエ1992.9.9001 のコピー

2008-09-10 : 記憶 : コメント : 0 :

妄想写真塾について

□打って変わって秋の気配です。写真塾のシーズン到来。9月からは出来るだけ多く開催日程を組みます。また、中止の確率を下げるため、参加者2名から開催します。

□妄想写真塾も11月で四周年を迎えます。正直ここまでできるとは思いませんでした。今後はさらに良い塾になるように一部変更して続けて行こうと思っています。

□まだ塾生を募集しています。お陰さまで本年は13名の入塾がありました。出て行かれる方もおられますが、増えていることは間違いありません。来年はもう10名ほどお入り頂こうと思っています。

2008-09-09 : 写真塾 : コメント : 0 :

「胸騒ぎのタブレット」model*カノ

「胸騒ぎのタブレット」です。
個展ではカラー作品を展示します。

model*カノ、2008.8.21 M4-P summicron35mm/Tri-X
カノ67066 のコピー

2008-09-07 : 鉄道と彼女2 : コメント : 0 :

本日は写真塾でした。。

本日は非常に蒸し暑い中、90th妄想写真塾を開催しました。参加者のみなさん、本当にお疲れさまでした。終ってから例のそば屋でのんだ水の美味しかったこと。久しぶりの明日菜ちゃんも頑張ってくれました。というわけで、来週9/14日の91th写真塾も明日菜ちゃんの登場。どうぞ参加してください。

キレイになった明日菜ちゃん、、ケータイ
KC280003のコピー

2008-09-06 : 写真塾 : コメント : 0 :

インドア

8/16インドア写真塾で撮った作品をもう1枚アップします。
暗く撮ること、明るく撮ること、いずれも意識してください。
こちらの写真は2灯使ってそっと撮っています。

model*YUKA,2008.8.16
YUKA056のコピー
2008-09-06 : 写真塾 : コメント : 0 :

9/21(日)インドア妄想写真塾

9/21(日)インドア妄想写真塾開催。
モデルはあの結城明日菜ちゃんとナナエちゃん!
今回はキュートな二人です。
どうぞよろしくお願いします。
予約受付中!

前回のインドア写真塾にて、model*ゆき
ゆき008 のコピー

2008-09-05 : 写真塾 : コメント : 2 :
ホーム  次のページ »

プロフィール

ogaeri

Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
このブログのすべての写真や文章などコンテンツの無断コピー、無断転用を禁じます。

月別アーカイブ

ブログ内検索

FC2カウンター