「ロングウェイ」スナップ集・・・2009.5.30

雨、、スナップ写真塾は来週に延期した。雨の日はいつもよりセンチメンタルになる。几帳面に朝から僕たちを照らして、眩し過ぎるとうっとうしく思った太陽に一転して憧れを感じ、人びとの営みの健康と自分の不健全を対比してみる。とうとう行き詰まった僕は薬師丸ひろ子のアルバムを聞く。ヒットメーカーの曲ばかりを唄っている。本質的に僕は少女趣味なんだ。たぶん。でも、この後はバッハを聞くよ。雨に合うからね。でも、待てよ。次ぎは久保田早紀か?人生は思ったよりずっと長い。特に中年になってから長く感じる。一般的に歳とったら早いというけど、、、でもこれから矢のごとく早くなるのか。いずれにしてもロングウェイ。僕にとっても君にとってもロングウェイ。

幼稚園の一番楽しかった思い出って?残念ながら僕はどうしても悪い思い出が先だ。学芸会のお芝居の主役になってしまったその日から風邪を装って幼稚園を休んだ。数日安んだから、もう主役は他の子に決まっているだろうと登園したら、、「お稽古の時だけ、◯◯くんが君の役をやってくれたよ。さあ、今日から君がやるんだよ。日にちが少なくなってきたから頑張ってね」と言われた。僕は慌てて別の病気を用意しようと企んだけど、もう逃げられない空気。本番の日、顔から火が出るほど恥ずかしかった。だってね、主役はみんなの前でえんえん泣くんだよ。完全にプライド傷ついた。とにかく、そのあたりからの思い出がロングウェイの始まりなんだ。

小学六年生の時、僕はクラスの女子全員のパンツ一丁の裸を見た。それもかなりの至近距離でじっくり見てしまった。保健委員だった僕は身体測定の記録係だった。女の子たちは男子がいるから恥ずかしがって脱ぐのをためらっていた。そこで女性教師が、何を恥ずかしがっているの!と怒った。最初に脱いだ子は一番美人の女の子だった。僕はとても良く覚えている。次ぎに僕の好きな女の子が脱いだ。僕は精神的ショックを受けたらしく、屈折した。大げさだけど、そう思う。このころがロングウェイの第二章かも。

中学二年の時、僕は美人体育教師の下着姿を見た。覗きなどではなく、どうどうと見た。しょっちゅう職員室に呼び出されていた僕は、ある日校長室に呼び出された。女の子のスカートをめくった罪だ。風紀の教師が僕をつれて校長室の前まで来て、「魚返、中で待っとれ!出るな!」と言った。僕はしぶしぶ、そっとそっと中に入ると・・・。これがロングウェイの第三章なのか。

高校一年の春、、、僕は、、、ああ、もう語るのはやめよう。雨の休日、君はいったいどんなロングウェイを思い出しているのかい?

20090525T2001.jpg
20090501T2009.jpg
20090423T2033.jpg
20090317*T2022
20090501T2030.jpg
20090423T2015.jpg
20090423T2025.jpg
20090423T2028.jpg
20090423T2029.jpg
200905scout013.jpg

「ロングウェイ」
2009-05-30 : スナップ : コメント : 0 :

「橋の下のパパイヤ」・・・2009.5.24

小雨が降りしきる日曜日。僕は塾のメンバーと東京郊外にいた。モデルは前回やはりこの辺りで塾を開いた時と同じあゆみだ。IUの指名で二度続けて彼女になった。彼女は小柄でぱっと見では目立った特徴はない。しかしレンズの前になると小悪魔的でしかも妖艶になる。それが魅力だ。二時間ばかり公園で撮影をしたころ雨が少し強くなったし雨宿りをしながらより密な撮影をするために一応指南役の僕は橋の下を選びみんなを連れてきた。この橋の下は一方からしか降りられず反対側に出られない奇妙なデルタを形成している。言葉では説明しにくいけれど、心理的な圧迫があり妖気を感じる場所だ。と言っても、僕にそんな霊感めいた才能があるはずもなく、例えば霊感を感じると自らが言い、妙に洒落た古着をまとい表面上暗い雰囲気を漂わせているコケティッシュな女の子なら、「ここには何かがいる、私とても感じるの」などと言うだろう。事件はふたり目の塾生SKさんが撮影している時に起きた。雨に霞んだ川の反対側の土手を警官が歩きながら僕たちに何やら合図している。ここでの撮影はNGということだろう。警官は橋を渡り僕たちのいる土手へ降りてきた。僕はしばらく成りゆきを見守った。「旦那さん、ここで妙な写真を撮らないでね」「何もしとりません。ホレ・・・」とSKは警官にデジカメの画像を見せた。警官・「えっと、そのひとつ前の、、それじゃあ、さっきの二つぐらい後の、、、」SK「ほれ、、どうですか」警官「これなんかは出ているような・・・」SK「モデルさんがエロチックだからそう見えるんや」僕は静かに成りゆきを見守った。警官「あのですね、本官はあっちにある署から来たんですが、住民の方がいらっしゃって、撮っとるわい、みたいな感じでおっしゃったもので、動かないわけには行かないんですわ」さらに僕は見守った。すると今度はIUが割って入った。「お巡りさん、オレはこの辺りの者だけど、あの署の警部知ってるよ。オレのおじさんなんだ」と言った瞬間警官は一瞬ひるみ、「それは関係ありません」と言った。そのあと数分、同じようなやりとりがあって、「では本官は戻ります。撮影、どうぞ、続けてください」と言ってまた橋を渡り反対側の雨に霞んだ土手を本署があるという方向へ歩いて帰った。僕は「じゃあ、SKさん続きを撮ってください」と言うと、私はもういいです。IUさんに「じゃあ、撮ってください」と言うと、「ケチがついたからもういいです」と言った。
僕はこの空気が好きだった。ケチがついたのは確かだけど、妙な高揚が僕の中にあった。その原因のひとつがどさくさに紛れて放ったあゆみの「ふざけんじゃないよ、何をしたって言うの?」という江戸っ子調の言葉だった。僕はあゆみを見直した。実は僕は彼女が苦手だった。お嬢なところがあって怖かったし、いつ何時爆発するかも知れない危険を秘めていたからだ。しかし、度胸のある女はいい。「みんな撮らないなら、僕に時間をください」と言った。橋の下の、霊感少女が、ここは妖気が漂っているわ、と言うだろうと思われるその場所にあゆみを座らせ胸を出すように言った。と言っても、胸の膨らみなのだが。ふと反対側の土手を見ると傘を差したオヤジがいた。僕はすぐに警察に駆け込んだのはこのオヤジだとわかった。僕はカメラをわざとらしく構えたままオヤジのいる土手に向かって数歩あるき、川べりぎりぎりに立ち、シャッターを押した。オヤジは僕に撮られていることに気づくと、歩き始めた。僕はオヤジの後姿をまた撮った。35mmのレンズの着いたレンジファインダーカメラのファインダーに映るオヤジは蟻より小さい。その背中を撮ったに過ぎない僕にもそれ相応の達成感があった。僕は西部劇を思い出していた。悪党を追い払った酒場で女をモノにするガンマンだ。そこで僕はあゆみの為に買っておいたメキシコパパイヤを取り出した。西部劇とはそんなもので、突然ありえないものが出て来る。ただ僕を驚かせたのは、たまたま買ったパパイヤがメキシコ産だったこと。少しだけど西部劇と関係がありそう。(まったくないけど)「さあ、このパパイヤを持って」「はい・・・」ガンマンの僕は勇敢な西部のじゃじゃ馬娘をモノにするのだ。ファインダーの中のあゆみはまるでマリリン・モンローのミニチュアみたいだった。
2009-05-28 : フルーツスカウト2009 : コメント : 0 :

「青林檎の告白」・・・2009.5.26

青林檎を紙袋から出すと青くて甘い匂いが周囲に漂った。moeは樹の根っこに座って青林檎を左手に持ち、右手に持った果物ナイフで丁寧に皮を剥きはじめた。皮を長くつなげて剥いて欲しかったけど、なぜか「切れてもいいよ」と僕は言った。僕がすでにmoeに対して何らかの弱みを抱え込んでしまっている証拠だ。初夏は僕を少年時代へと誘う。僕は草木の青い匂いに完璧に覆われた町で育った。そして僕も青い性を内側に蓄えて、それを持て余していた。当時の青い性のエピソードは青春そのものであり、それは大人になった僕にとって性癖のルーツを知る上でとても大切なものとなったが、当時の僕にはやり場のない息苦しいものだった。実は、moeに会ってから、僕の中の青い性が息を吹き返していたんだと思う。moeの容姿にはまだ幼さが残っているから、moeを中学時代の上級生に置き換えるには好都合だった。moeは頭が良くて真面目な子。青い性が彼女を放っておくはずはないのだ。moeが青林檎の皮を半分剥いたところで僕はフイルム1本撮り終えた。そして急に喉の奥に違和感を感じた。それも少年時代のつらい思い出のひとつだ。
「この青林檎、どうする?」「頂いてもよろしいのでしょうか?」「もちろんいいよ」「では今日これから学校へ行って頂きます」
moeとの会話が軽い。例えば僕が写真についてかなり偏屈な理屈をこねても、moeはちゃんと頭の中で整理して次の会話へ進むことができる。まるで林檎の処遇と変わらない。その賢さと謙虚さこそがmoeの魅力であり、彼女の持つエロスだと言って良いだろう。
少年時代、僕は誰にも告白をしなかった。その頃の何人かのお気に入りの女の子への告白を、数十年経った今、moeにしてみようかと思ったのだが・・・。
2009-05-26 : フルーツスカウト2009 : コメント : 0 :

「鳥たちとあんなのためのブルーベリー」・・・2009.5.25

「鳥たちとあんなのためのブルーベリー」model*あんな

オードリー・ヘップバーンみたいだね。と言ったのはあんなは帽子がとても良くお似合いだったから。あんなの笑顔は美しい。昨夜の嵐が通り過ぎたあとの眩しい太陽光線が、さらにあんなをきらきらさせている。広い公園をあんなと歩く。爽やかだった初夏も終わり梅雨が近づいている。そんな今日こそ、笑顔のあんなを撮るのにとてもふさわしい。大きな樹の枝の下の日陰に小さな布を敷いてあんなを座らせた。あんなは薄い生地のスリップドレスを着ている。その下に洒落たレースのキャミソールを着けていた。「キャミソールを脱いでいただけませんか」「ここで?」「ええ、誰も見ていないから」僕はブラも外すように言おうと思った時、「あれ~ブラが・・・」あんなのブラのホックが外れて、しかも肩ひもも付け根のところから外れていた。あんなはもう五分もその二つのホックを留めるのに四苦八苦している。僕はその姿がとても美しいと思ったから、すぐに持ってきたブルーベリーをスリップドレスの上にばらまいてカメラを構えた。すると半分以上は地面に落ちてしまったけれど、布のところどころにひっかかったものもあった。僕はシャッターを切った。「あの~、ホックが留まりません。お手伝い頂けませんか?」僕はいっそのことブラを取ってしまったらいいと言おうと思ったけれど、あんなの真っ白な肌に一瞬触れる幸運の方を選んだ。そんな時間も相変わらずあんなは笑顔を絶やさない。「君の名前付けたよ」「何て?」「フランソワ・・・」「私って外人?!」と言ってまた笑った。僕は何となく失恋した気分だった。素敵すぎる笑顔のせいだった。座ったあんなにスカートを上げるように頼むと、僅かに応じた。「カメラの角度を少し変えてもいい?」「ええ・・・」
あんなはイイ女だった。笑顔がいいこともその理由だけど、僕はあんなの誰にも見せない本当の姿を想像した時、確かにかなりイイ女なんだと分かった。帰り際、そのことをさりげなくあんなに伝えた。それが僕にできる精一杯だった。「あのブルーベリー、どうなるのかなあ?」と中身が少なくなったブルーベリーのパックを持ったあんなが言った。「ああ、あの地面にばらまいた?」「そう、、」「小鳥の餌だよ」「そうですね」と言ってまたあんなは笑った。
2009-05-25 : フルーツスカウト2009 : コメント : 0 :

グループ展について

今日の写真塾で参加者とグループ展について話しました。誰か幹事を決めればスムーズに開催に向けて運営ができるのでは?という意見がありましたが、それは誰ですか?となり、結果、積極的な意見はなく開催はさらに先送りされるか???来週のスナップ写真塾においてもグループ展について話をしたいと思います。
2009-05-24 : 写真塾 : コメント : 0 :

23th魚返一真・作品展*日程決定

23th魚返一真・作品展「フルーツスカウト」の日程が決定しました。

■「フルーツスカウト」
・2009.11.16(火)~22(日)
・渋谷ギャラリールデコ3(3F)にて
■作品
・ストリートポートレート100点
・フルーツガール(仮題)40点
・フルーツスタンド(仮題)10点

□1992年に初めて街でスカウトしてから17年間で600人以上をスカウトして撮影した。今回は1年間に新たに100人のモデルをスカウトする。(継続中/現在50名)そして、100人のポートレートを展示して僕の原点とも言うべきスカウトという行為そのものを作品にしてお見せしよう。ギャラリーの白い壁を埋め尽くした素人の女の子たちを見たら、写真を撮ることの喜びや意味、そして写真というものの原点すらそこに発見するだろう。さらに果物と新人モデルとのコラボ作品も多数展示する。補作として、すでに僕の作品への出演を経験したモデルたちによる、果物をテーマにした新しい試みも発表する。テーマに果物を選んだのにそれほどの理由はない。今一番楽しいことをしようと思ったらこうなった。
2009-05-23 : フルーツスカウト2009 : コメント : 0 :

「ジューススタンドのウエイトレス」・・・2009.5.19

「ジューススタンドのウエイトレス」model*ミッチ・・・2009.5.19
☆展示カットは個展にて?
20090519stand129.jpg




2009-05-23 : フルーツスカウト2009 : コメント : 0 :

「熊本のキンショウメロンと君」・・・5/21

ゆかと駅前のスーパーの食料品売場へ来た。ゆかはどんな果物を選ぶのだろう。「ゆかちゃんは熊本育ちだから熊本で採れた果物を選ぶといいよ」「ありますか、熊本の果物・・・」「たぶんあるよ、僕は時々熊本産のものを買っているから」ゆかが見つけた熊本産の果物は、キンショウメロンというまっ黄色の大きめのリンゴぐらいの大きさで表面がてかてかしたきれいなメロンだった。僕たちはそれを買って公園へやってきた。公園はいくつかの幼稚園の遠足が重なっていつもより賑やかだった。小さな橋に園児の列がさしかかった時、僕は数十メート離れたもうひとつの橋からその列を撮った。のどかな光景だった。僕が手を降ると園児も手を振った。

ゆかと公園を歩く。そして適当な樹の下で立ち止まった。風が吹いてゆかのスカートをひらひらさせている。ゆかは素朴な女の子だ。話すスピードもゆっくりだ。「話すの遅いね」「え?そうですかねえ」本人は気づいてない。ゆかをファインダーに入れてみた。「美人だね」「は?そうですかねえ」さっきよりさらに反応がにぶく、どうやら本当に美人だと思っていなようだ。ゆかを見つけた時、ちょっとした宝探しをした気分だった。地味にそしてひっそり生息しているこの種の美人を探すのは案外難しいかもしれない。

ゆかを地べたに座らせてキンショウメロンを膝の上に載せると、風が吹いてスカートをひるがえした。「可愛いねえ!風とゆかちゃんがコラボしているよ。そんな芸当ができるのは君が風の子だからだよ。さっきよりさらに美人だよ」「はあ?そんなはずないですよ」と、、またまた僕を疑った眼で見ている。

「さあ帰ろう。君を美しく撮れたのが嬉しい」「もし本当にキレイに撮れていたらそれはカメラの技術です」「いやいや、そうじゃないんだよ。僕はありのままを撮っているだけだよ。風と遊べる君の美しさを君自身が知るべきだよ」「またまた、、、」僕はゆかを説得するのをあきらめてペットボトルの水を一気に飲み干した。

2009-05-21 : フルーツスカウト2009 : コメント : 0 :

「ジューススタンド」・・・2009.5.19

いつもの公園のいつもの場所へ行くと映画のロケ隊で何十人もの人がいた。仕方なく僕たちはたくさんの荷物を積んだカートを引いて草原を放浪した。「僕はもう何十回とこの公園に来ているけど、こんなに奥の方まで来たのは初めてなんだよ」と連れのミッチに言いながらもくもくとカートを引いた。その時ミッチが高いトーンで「あれ見て!あの大きな樹!」僕は眼を疑った。幹の周囲は10メートルはあろうかという大木。(感動で大げさになっているかもしれない)不気味な雰囲気で僕たちの視界の半分以上を覆ってしまった。「すごいね、この樹。ここにお店を出そう」

僕とミッチは開店の準備をした。まず大木の周囲をぐるぐる回って場所を決めた。その中心にレトロなジューサーミキサーを伊予かんの入っていた黄色い段ボール箱の上に設置した。そして、三種類のグラスに三種類の水彩絵の具を入れて水を注ぎストローでかき混ぜてトレーに載せた。ジューサーミキサーの中には四種類目の絵の具を入れて水を注いだ。それをミッチは楽しそうに作業した。ミッチは黒いミニのワンピース姿のウエートレス。最後に僕が早起きして作った果物たちを樹の周囲にいっぱい立てた。立てた、、というのは、つまり、この果物は厚紙に貼った果物の写真を短い棒にくっつけてたもので、地面に刺して立てたのだ。ミッチは歓声を上げながらあっちへ行っては刺し、こっち行っては刺しして喜んだ。

「さあ、やろう。ジューススタンドの開店だ!」「うん!」みっちは三種類のパステルカラーの水の入ったグラスの載ったトレーを片手に載せて、僕はエアレリーズのポンプとアボガドをどっちがどっちだかわからない感じで持って大木の前に立った。「せ~の」というかけ声とともに、僕たちは片足をぴょんと後ろへ跳ね上げてポーズした。そして、レリーズを握った。

時々樹の側を人が通り過ぎる。おじいさん、おばあさん、カップル、幼稚園児の遠足。「わ~、可愛いね、みんなみてごらんよ!」「先生、あれはなんでしょか?」「かわいいね」・・・僕はその度に恥ずかしくて顔から火が出た。そんなこんなで店じまい。疲れきって僕は放心状態。ミッチは元気にはしゃいでいる。「ミッチ、良かったら紙の果物持って行きなよ」「え!いいの!嬉しい」「半分こしよう」
2009-05-20 : フルーツスカウト2009 : コメント : 0 :

ドタキャンの幸福

午前4時半。今日撮影で使うカメラを机の上においてイメージトレーニングをしていた。一昨日買ったばかりのペンタックス645のボディー。シャッターが切れなくなったから買い換えた。13800円。もっと安いものもありそうだけど、今日の撮影に間に合わせた。出物のペンタックス645オリジナルケースも買った。5000円。このケースにローライと645を入れたらずっと眺めていたいほど僕の心を癒す。メールが届く、、午前5時38分、、モデルからのメール。「申し訳ありませんが、大変疲れており体調がよくありません、日を改めていただけないでしょうか」「了解しました。作品はいつでも撮れます。いつかあなたの望む時に撮影させていただけたら嬉しいです。ゆっくりお休みください」一瞬の虚しさがあって、僕はまたケースを覗き込む。また癒された。

撮影が急になくなった時、なぜか僕はホッとする。子供の頃からずっと何かが中止になると心のどこかで安堵する。台風や大雪で学校が休校になった時、風邪をひいた時、割と重い病気にかかった時、僕はいつもこころのどこかで安堵した。今朝のドタキャンのメールを読んだ時、やはり少し安堵した。どんなに素晴らしい撮影であっても、どこか期待できない撮影だったとしても、不意に訪れた空白は間違いなく僕を安堵させるのだ。僕は本来が怠け性なんだ。それを良く分かっているから自分からは逃げにくい。しかし、誰かが逃してくれたことに感謝することがある。

今日は何をしようか。。。雨の音楽でも・・・?"Rainy Days and Mondays"を聞いた。ハマりすぎて気持ち悪い。久しぶりにデビッド・フォスターのインストゥルメンタル、、、疲れたOLみたいな女々しい気分だけど、いいね。今日ドタキャンしたモデルにも聞かせてやりたい。

スナップ写真塾・・・、エキストラを仕込んだ。いつかやって来るだろう、、そんな瞬間をつくり出して、あらかじめイメージトレーニングするためだ。モデルを引き受けてくれた*しゃとぴぃさんに感謝。塾生は技術は上達して来たけど、物足りない。それは、独創性やマンネリ不足からだろう。僕はマンネリを芸術だと思っているのだが・・・。僕も先日、オフ会とグループ展をドタキャンした。この機会にスナップ写真塾で、リセットして自分の写真を考えて欲しい。

雨の日曜日はお気に入りのカメラケースにカメラを入れてみたらどうだろう。君がどれだけカメラが好きかがわかるはず。もちろん僕は今、何よりもカメラが大切だって言える。僕が大好きなドタキャンの幸福・・・を君も味わってみなよ。
2009-05-17 : 写真塾 : コメント : 1 :

スナップ写真塾・・・5/30(土)開催

5/30(土)、、スナップ写真塾1stを開催します。
計画はあったものの実現しなかったスナップ写真塾がついに・・・。
実践的な感覚を磨くためエキストラモデルを用意します。
参加お申込みは、写真塾のサイトから、、、
■参加費は人数により、5000円~3500円と初回特別料金です。
定員になりましたら閉め切らせて頂きます。
次回からは少しアップします。(500円~1000円程度)
2009-05-14 : 写真塾 : コメント : 0 :

「peach-momo」・・・2009.5.2

「peach-momo」・・・2009.5.2/model*momo


2009-05-14 : フルーツスカウト2009 : コメント : 0 :

グループ展に関して・・・

11月に開催を計画していた第一回グループ展「DAYDREAM」は今回は断念し、来年の開催を目指します。多くの方々のきたんのないご意見を総合して決めました。次回提案を出す場合、もう少し細かいところまで煮詰めた上で皆さんに考えて頂けるようにします。また、塾において毎回グループ展を話題にして行こうと思っています。今年の開催が見送られたと言っても、すぐに来年の開催について考えなくてはならない時期が来ます。何故なら、僕は今、来年の個展のことを考えはじめているからです。来年こそ是非グループ展を開催し成功させましょう。
2009-05-12 : 写真塾 : コメント : 0 :

グループ展とオフ会

アンケートにお答え頂きありがとうございました。
掲示板とメールでのお答えを集計しました。
全ての塾生の意見ではありませんが、公開します。

1)5/10(日)に開催するオフ会に、、参加する・しない
◎結果~参加する=4名、、、

2)グループ展(参加費2万円)に、、、参加する・しない
◎結果~参加する=9名、、、参加しない=7名、、、保留者5名

■5/10(日)のオフ会(塾も)は中止いたします。
■グループ展は微妙なので保留します。
意見の中心は積極的な開催を希望するものではありませんでした。
僕の個展との同時開催など本格的な開催を目指しておりましたが、今年は無理かなと思っています。そろそろ日程の決定を迫られていますし、、、
2009-05-09 : 写真塾 : コメント : 1 :

塾生のみなさんへ

至急、掲示板のアンケートにお答えください。

2009-05-06 : 写真塾 : コメント : 0 :

「虚しきスイカ」・・・2009.5.5

子供の頃、スイカは川で冷やすものだった。だから僕にとってスイカのイメージは海ではなく川なのだ。雨の多摩川へ昭和の女を彷彿するエイコとやってきた。昭和の女の雰囲気を持っているというのは当然だが褒め言葉だ。そんなエイコが小降りなスイカを持って川にいる姿にはどこかエロスがある。

雨の降りしきる川。すぐ上の鉄橋を時おり電車が通りすぎる。僕は濡れながらカメラをのぞいてみた。そこは完全に昭和だった。たぶん、昭和40年ごろ。ファインダーの中の女は黒いガーターをあらわにして川べりのコンクリートブロックに座った。何やらやるせない。湿気と水の音が僕の心を乱しているのだ。少年の僕は川が好きだった。そして数多くの思い出を川で作った。そんな思い出の中の虚しい思い出だけが蘇って僕の胸を締め付けた。原因は雨とエイコの不吉なたたずまいのせいだった。僕は12回シャッターを押したあと、一時も早く川を離れたいと思った。何と言う虚しさだろう。いや、待てよ、これはとてつもない傑作かもしれない。ああ、それにしても虚しい。
2009-05-05 : フルーツスカウト2009 : コメント : 0 :

オフ会・・・5/10(日)

オフ会参加希望者は、魚返までメールください。
2009-05-03 : 写真塾 : コメント : 0 :

「peach-momo」・・・2009.5.2

五月の午後、僕は駅前に立って、ソフトクリームを食べている女の子三人組を撮ったりしながらmomoが来るのを待った。momoは桃が好きだ。しかし僕は季節外れの桃を用意できなかった。どこにも売っていなかったから代わりに小ぶりなスイカを買った。momoがスイカが好きかは知らない。ただ、赤いスイカにかぶりついてる少女-momoを撮りたいと思ったのは当然のことだった。何故ならmomoは17歳だからだ。17歳はスイカが似合うと僕の中にイメージされている。何となく、駅前に最近できた小粋なスーパーへ。うそ!桃があった。迷わず桃といっしょにレジへ。

「桃、買ったんだよ」「ホント!うれしい!」「君が中央線の反対方向の電車に乗って約束の時間に来れなかったお陰で、桃が手に入ったってことなんだよ」「遅刻してごめんなさい。でもそれも運命かも・・・」付け加えれば、momoは反対方向の電車を降りて、引き返して来たけれど今度は僕の待つ駅を通り過ぎて、またそこから戻ってきたのだ。

初夏の公園は平日より人が多かったもののGWの土曜日にしては少なかった。「わ~気持ちいい、癒されるなあ」とmomoは心から言う。「いい景色だよね。初夏でも今が一番いい」
桃をmomoに手渡した。ファインダーにmomoを入れると自然にカワイイ!と感嘆詞付きの大げさな言葉が僕からこぼれた。でも本当はもっと強くカワイイと言いたかったけど、17歳のmomoにそれ以上は、、、僕は心のどこかでそれを制してしまっていた。「今日、来て良かった。ホントにそう思う」とmomo。「そう、それは良かった」「何かキュンとしたんです」momoは17歳、だからキュンとする。僕はmomoがキュンとした理由がわからないけど、そんなmomoを撮れたことが嬉して、つられてキュンとした。また撮らせてよ。今度は浴衣姿でスイカにかぶりつくところをね・・・。
2009-05-02 : フルーツスカウト2009 : コメント : 0 :

来るかな?


さてこの子は東京へ来るでしょうか。そして、また撮らせてくれるでしょうか。写真塾のモデルは無理?
2009.9.23中央総武線にて、、、
2009-05-01 : スナップ : コメント : 2 :

ホノカガール


「ホノカガール」
君たち、高校生?「いいえ」まさか中学生なの?「はい。ワタシが14歳で・・わたしが13歳で中2になったばかりです」何しているの?「何となく川で・・・」そうか、何となくか「おっかないおじさんだと思って・・・」それって僕のこと?「そうです」まあ、そうかもしれない。ふたりともかわいいね。「え、そんなこと全然」かわいいよ。本当だよ。本当はかわいいって思っているでしょ。「本当に思ってません」まあいいや。僕よりもっと怖いおじちゃんに気をつけなさい。
2009.4.19八王子にて(写真塾開催中)

20090411024-1.jpg
「ホノカカップル」
土手の上のカップル。訳あり?それもそのはず、右下にマイクがあるよ。
2009.4.11多摩川にて(写真塾開催中)

20090411009-2.jpg
「ホノカニサクラチル」
あっちでちらちら、こっちでちらちら桜が散って、hirokoは花びらの舞う方へあっちこっち。
2009.4.9

2009-05-01 : スナップ : コメント : 0 :
ホーム

プロフィール

ogaeri

Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
このブログのすべての写真や文章などコンテンツの無断コピー、無断転用を禁じます。

月別アーカイブ

ブログ内検索

FC2カウンター