第15回・ワークショップ・・・2010.6.27

昨日のワークショップは場所を初めての仙川上水に移して開催しました。モデルは久々の登場、美しくなったしゃとぴぃ。場所柄コンパクトなユニットでの撮影が適当と考えて、参加人数を3名にしました。参加者の皆さん、ありがとうございました。良い作品が撮れたでしょうか。おまけとして、ある集合住宅でも撮影した。ここは昔ホイップなどのブルセラ系の雑誌のグラビア撮影にも使った場所。庶民的でとても良い雰囲気だった。

次回も多摩川以外での撮影を考えています。場所によっては参加人数2名制もあります。
□15回(モデル・しゃとぴぃ)撮った写真は後日アップします。
2010-06-28 : ワークショップ : コメント : 0 :

「白いカナリヤ」・・・2010.6.21

 白いカナリヤを撮った。そのカナリヤのさえずりは今までに聞いたことがなくて、最初僕は少し戸惑った。僕がその白いカナリヤにカメラを向けると、太ももを見せながら不思議な歌をさえずった。歌の意味は僕にはかなり難解で、カナリヤに向かって「どんな意味?」と問いかけたとしても、きっと僕が期待するような答えは返ってこないに違いない。それに、そもそも僕はカナリヤ語がわからない。だけど、何かが僕の心の奥にまで届いているのは確かのようだった。

「ねえ、その歌だけど、僕も憶えてどこかで歌ってみようと思うんだ」
「それは良い考えだと思うわ」
「じゃあ、どこへ行って歌えば良いだろう?」
「そうね、、団地」
「・・・」

 いつのまにか僕は白いカナリヤのことが気に入ってしまった。もしかしてそれは白いカナリヤのさえずる不思議な歌のせい?それとも白いカナリヤの艶かしい白い肌のせい?君たちも白いカナリヤの歌を聞いてみたいと思わないか。一度聞いたら僕と同じように白いカナリアを気に入ってしまうよ。ただ、相変わらずの問題は、君たちにしたって僕と同じでカナリヤ語がわからないことに違いないけどね。

□2010.6.21*モデル~三村京子
□この作品を見たい方は拍手をお願いします。。。
2010-06-25 : 2010新作 : コメント : 0 :

6/27(日)15thワークショップ・・・開催場所変更

20100423100のコピー

6/27(日)15thワークショップは場所変更して開催決定しました。
今回は仙川上水での撮影で少人数(定員3名)で開催します。
仙川上水でのWS開催は雨ちゃんの強い希望から実現しました。
2010-06-22 : ワークショップ : コメント : 0 :

「雨の日と月曜日は」・・・2010.6.14


雨のベンチでトモミは髪や身体や服を濡らした。。。
2010-06-20 : 2010新作 : コメント : 0 :

6/27(日)15thワークショップ開催予定


**2009.6.7/しゃとぴぃ/コンタックスT2

久しぶりに彼女にメールしてみた。
「お元気ですか?」
「はい、元気に仕事をしています」
「またモデルをやってもらえないでしょうか」
「え、、まだわたしで良いのですか?」
「もちろんです!」

 相変わらず彼女は謙虚だ。彼女の写真にはそんな控えめな優しさが写っている。写真は去年のスナップ写真塾の時に撮ったものだが、癒されてしまう、とてもいい。彼女に癒されたい人は、6/27(日)15thワークショップに参加してください。(15thワークショップ参加受付中)
2010-06-19 : ワークショップ : コメント : 0 :

妄想少年物語(11)フォークデュオは美乳・その2

 初めて女性フォークデュオと会ったのは神社だった。どうして神社で会うことになったのか、どうしても思い出せない。森川が学校の授業中にメモを回して来たのを憶えている。それには『今日の放課後、大原神社で例の二人と会う』と書いてあった。森川は休み時間に僕のところへやって来て次のように念をおした。
「メモを読んだじゃろ、あれに書いてあるとおりじゃ、わかったな」と言った。メモなど渡さずに直接言えば良いことだが、僕はメモを読んで興奮していたせいか不思議に思わなかった。
 放課後に森川と僕は大原神社の鳥居の下で落ち合った。長い石段を上りきって境内を見渡すと、賽銭箱の横に白い夏のセーラー服を着た女の子が二人座っていた。ひとりはギターを持っていたから、すぐに彼女たちが僕たちとグループを組むデュオだとわかった。僕たちは近づいて初対面の挨拶をした。

「こんちゃ、、」と僕たちが言うと、
「はあ、こんにちは」とデュオもぺこりと頭を下げた。
「こいつが魚返で、玖珠のディック・デリンジャーち呼ばれちょる」と森川が言うと、腕組みをして僕を見て促すようにあごを出した。
「あとね、こっちの体育会系のおっさんが、日田の車周作と呼ばれている、森川善三なんよ」と僕が言うと、
「なんじゃと!ちゃんと紹介せい!」と森川は真っ赤になって僕を見た。
「わりい、わりい、こちらは九州のサンタナと言われている森川です」

「あの、、私たちも自己紹介をします」とベッツィーが言った。胸が大きいからベッツィーだ。もうひとりはちょうど良い大きさの胸をしていたからクリスとなった。もちろん、本物のベッツィー&クリスの胸の大きさと整合している。

「私の名前は純子で、こっちが美知子。私たちは日田女子学園の二年生で、フォークソング部に所属しています・・・」(約五分間自己紹介が続くが省く)

 ベッツィー、、つまり純子の自己紹介を遮って森川が言った。
「あんね、オレらとフォークグループを組まんね。それで大嶋三平さんの『遊園地へ行こう』を歌ってくれんね」
「はい。喜んで。ただし、条件があります。私たちの女子校は他校の男子とこうやってバンドとかやるの絶対に許さない雰囲気だから、一応学校にはバレないように内緒でお願いします」
「じゃあ、私服で来たらええ」と僕が言うと、
「いいえ、日田女子は私服禁止なんです。外出は制服と決められているんです」
「へ~、、」
「よろしくお願いします」
「了解!」と約束したものの、どうやって内緒にするんだ?

 日田女子学園は私立高校で制服が洒落ていることで、日田の男子校や共学校の男子たちが憧れていた。僕と森川は彼女たちを純粋にバンドのメンバーとしてのみ見ていたはずだったのだが・・・。初日から雲行きが怪しくなってきたのだ。
 原因は彼女たちのセーラー服にあった。彼女たちの制服の襟は深く「V」になっていて、しかも普通は胸元を隠すために着いている三角の布がついていない。したがって、前屈みになると胸の膨らみが露骨に見えてしまうのだ。僕は彼女たちに会ってから毎晩のようにおっぱいにうなされた。僕は純子のおっぱいより、美知子の普通サイズのおっぱいが自分にはふさわしいと思った。その通り、夢でも美知子のおっぱいばかり出て来るのだった。

「おい、森川、、夢に出らんね?」
「なんがか?」
「あいつらのおっぱいじゃ」
「あ!、お前もか、実はおれもなんじゃ。魚返はどっちがいいんじゃ?」
「え~、、そんなん言えん。お前こそ言え」
「そんじゃ、せ~のでいっぺんに言おう」
「よし」

「せ~の、じゅ・み・ん・ち・こ!」
「森川、お前、純子ち言うた?」
「魚返、お前、美知子ち言うた?」
「あははは、、、」

 僕たちは初練習が待ち遠しくてたまらなかった。

(つづく)

□時代が前後することもあります。よろしく。
□つづきを読みたい人は拍手をクリック!後押しがなければ書けません。
2010-06-17 : 『妄想少年ものがたり』 : コメント : 0 :

12thワークショップ(6/6sun,理乃)より・・夏への想い



お願いだから少し黙っていてくれないか、、僕の中で展開されていた夏への想いが伝わらないもどかしさがあった。しかし、そんな想いの中で生まれる撮り方というものがある。届かない気持をどう写真にするか、とても大切なことだ。

僕は常日頃から、技術を学びすぎる事は写真を小さくしてしまうと、みんなに(特にますださんに)言っていることを思い出して、それを心の中で自分にも言い聞かせる。そうだ、誰よりもストレートに理乃を撮ろう。夏への想いを撮ろう。

初心に返ってコンタックスRTSにプラナーやディスタゴンを付けて撮る事が多い。最近になって、子供の頃初めてペンタックスの一眼レフを覗いた時の、まるで別世界を観た感動を思い出すことがたびたびあって、、、つまりカメラと僕の長い関係は、僕の中で完全にノスタルジアとなっているんだなあと感慨深い。写真はノスタルジアであり、そうでない写真もいずれノスタルジアとなることが僕の胸をしめつける。


2010-06-17 : ワークショップ : コメント : 2 :

『突然プロカメラマンになる方法』(25)ファッション・3~追いつめられる

~魚返一真の自伝的小説~

「もしもし、赤坂アートスタジオですか?そちらのスタジオをお借りして撮影をしたいのですが、ファッション写真を得意としたアシスタントを付けていただけませんか?」
「それは、、、」
「いませんか?そんなアシスタントは」
「アシスタントはカメラマンさんの指示で動いておりますので、当日スタジオでどんな撮影状況が欲しいかアシスタントに詳しく指示を頂ければご意向に沿った照明をお作りできると思います。つまり、スタジオ撮影の照明に関しまして彼らなりに経験がありますが、彼らは実際にカメラを覗いて撮影したことがないんです。ですから、自分たちが作った照明で撮影するとどうなるかという知識が足りないと思います。要するに、照明を作れても、レンズやフィルム、フィルターなどをどう選びどう組み合わせるかは、カメラマンの企業秘密の部分ですし、カメラマンの個性の部分だと思うのです。ですから、アシスタントの仕事はカメラマンさんの指示に従って照明を作ることだけしかできません」
「そうですか、、、」

 僕は困った。今の僕はスタジオの知識がまったくゼロだから指示など出せる状況にないのだ。僕が欲しいのは、僕はただシャッターを押せば良いように、何もかもやってくれるアシスタントなのだった。僕はアシスタントの問題をかかえたまま、とりあえずスタジオ撮影で必要な機材を揃えることにした。まずはいつものように新宿のカメラ店、ウメ屋の浜地君のお世話になることにした。

「やあ、久しぶり」
「いらしゃいませ、今日はどんな撮影でお悩みでしょうか」
「おいおい、お悩みでしょうか、はないだろう。こっちは一応プロカメラマンとして立派にスタートを切った身だよ」
「ああ、そうでございましたね。それは失礼しました」
「それがねえ、、浜地君、、実はスタジオ撮影を控えているんだよ。僕はスタジオのこと全然知らないからさ、、」
「なるほど、やはりお困りで。。承知しました」
「まあ、よろしく」

「まず、シンクロコードですが、お客様のコンタックスには接点が着いているので、そちらにシンクロコードの端っこを接続して、一方を汎用ストロボのシンクロ接点に入力してしまえば、あとはシャッターを押すとストロボが発光します」
「はあ?汎用ストロボって?」
「あの、、発光量の大きいストロボセットで、四角く大きなジェネレーターを床に置いて、ヘッドとう発光部分から出た光をアンブレラやソフトボックスなどというものを介すことで、柔らかい光を作ります」
「あっ、それテレビとかでスタジオ撮影のシーンが映った時、パッパッと光って、その後にチッチッチッチ~、って音がするやつね」
「そうです、その音の間に次の発光の為の充電をしているのです」
「で、、その汎用ストロボはこっちが用意するの?」
「いいえ、すべてスタジオで用意されていて、時間単位で貸し出ししています。シンクロコードもアンブレラやソフトボックスも借りられますが、カメラマンさんが自分の所有している機材を持込むこともあります」
「ああ、良かった~、僕は百パーセント全部をスタジオでレンタルする!」

 こんな具合に機材の問題はそれなりに解決して行った。

「ああ、助かったよ、何だかやれそうな気がしてきた」
「お客様、ところでフィルムやフィルターはどうされますか?」
「はあ?どうされてって、フィルムもいろいろ問題があるわけ?」
「実は、スタジオ撮影では様々なフィルムとフィルターの組み合わせによってカメラマンさんが出したい色になるんです」
「ぎゃあ~、、そんなこと今さら言われてもねえ、、フィルムはわかるけどフィルターってどういうこと?」
「いわゆるゼラチンフィルターと言われているものでして、、」
「ああ、それ知ってる。ガイドブックに載っていたけど、面倒だから無視していたんだよ。そうだ、赤坂スタジオのオヤジも電話でフィルターがなんちゃらって言ってた」

「じゃあ、フィルムとフィルターのことも教えてもらっちゃおう!」
「そうして差し上げたいのはやまやまですが、私にはそんな知識はありません。プロカメラマンでも正直、使いこなせている人は少ないんです。私にそのような知識がありましたら、とっくにプロカメラマンになっていますから」
「あ、そう、がっくり、、」

 スタジオの機材については多少知識ができたのだが、新たな悩みが増えてしまった。フィルムとフィルターだ。加えて、まだ僕の求める、何でもできる万能アシスタントは見つかっていない。撮影まであと数日。
 僕はいよいよ追いつめられたみたいだ。

(つづく)

□時代が前後することもあります。今後も僕の経験を書いていきます。皆さんが楽しんで頂けると嬉しいです。参考になると嬉しいです。(なるはずない?)でも拍手をお願いします。
2010-06-16 : 『突然プロカメラマンになる方法』 : コメント : 0 :

「雨の日と月曜日は」トモミ・・・2010.6.14



 『雨の日と月曜日は』を車で聞きながらトモミの来るのを待っていた。恐らく今夕あたり胸の大きいお天気キャスターが梅雨入りしたと言うに違いない。雨はうっとうしいけれど、僕の心を鎮めてくれるから好きだ。知り合いにとんでもない雨女がいるけれど、彼女もそういえば僕の中では癒し系のメンバーに入っている。

 雨の中をトモミがこちらへ歩いて来た。僕たちは、たくさんのメールのやり取りの後のぎこちない挨拶を雨に濡れながらした。トモミの手足の何と白いことだろう。それが僕の第一印象で、とても驚きだった。僕は車の中でトモミにリクエストした。

「あの、雨の中で撮影させてくれませんか」
「え、、」
「ずぶ濡れになってくれませんか」
「だって、、」
「ちゃんとした雨だし、、梅雨入り初日の記念すべき雨を君に受け止めて欲しい」
「でも、、」

 トモミの「え、、」「だって、、」「でも、、」の後には僕の言葉よりずっと長い否定の言葉が続いている。それでも僕はどうしてもずぶ濡れのトモミを撮りたかった。さわやかな五月の風が吹いたあの日、僕の大好きなベンチは初夏の木漏れ日の下でキラキラ輝いていた。今日はそのベンチには水が貯まりずぶ濡れに違いない。そこへ薄いコットンの夏のワンピースを着たトモミを座らせて下着を濡らしてしまうのを見て、五月晴れの日々を忘れ去ろうと思う。

「ねえ君、、何て長く美しい手足をしているんだ。身長はいくつある?」
「166センチ」
「素晴らしい。その長い手足が雨に濡れるのを見ていたいんだ」
「それだけ?」

 トモミは僕の提案を拒否し続けていたが、割り箸を割りそこなった時のような、空虚な諦めが彼女の眼に浮かんだあとこう言った。

「私、、やります」
「いいの?」
「いいも何も、魚返さんはそれ以外を撮ろうとしない」
「ごめん、でもそのかわり、どこかで君の飛び切りのポートレートを撮るよ。約束する」
「約束よ」

 トモミは気っぷの良いなかなかイイ女だと思った。

2010-06-14 : 2010新作 : コメント : 0 :

妄想少年物語(10)フォークデュオは美乳・その1

 「妄想少年物語」では僕が少年だった頃のエピソードを書いて来たけれど、今回はフォーク少年だった17才、高校3年生の時の思い出を書こうと思う。

 親友の森川善三は柔道部の主将で体格が良かったが、その風貌に似合わずギターが上手かった。僕もギターが好きだったから時々ふたりだけでセッションをするようになった。森川はクラシックギターしか持っておらず、ガット弦のギターでエレキの真似事をしていて、腕前はともかく後のアル・クルーより早くその世界をやっていたことになる。
 そのうちにある農家の長男から鉄の塊のように重くコバルト色をして不気味に変形したベースギターをもらって来た。なんでもそのベースは農家の長男が雑誌明星に掲載されていた通販を見て購入したもので、原型はフェンダーのジャズベースのコピーでオーソドックスなサンバーストカラーだったのだが、長男は地味さが嫌で上下を切り落として市販のラッカーでペイントしたと言う。その長男はもう三十だし、自分にはベースは向いていないと森川にベースを譲ったらしい。
 ともあれ、それから僕たちはギターとベースでセッションをする日々が続いた。僕も森川もギターが好きだから、二人は仕方なく交代でベースをやった。その頃聞いていたのは、吉田拓郎や井上陽水などフォークとクリームやサンタナ、ディープパープル、ロイ・ブキャナンなどで、無節操で手当たり次第だった。そしてそれらをコピーして楽しんでいた。
 ある日のこと僕たちはメリーゴーランズというフォークグループを結成した。その理由はこうだ。元かぐや姫のベース奏者の大嶋三平率いる男性3人組フォークフループが僕たちの街へやって来て公民館で小さなコンサートを開いた。彼らがエンディングで演奏した『遊園地へ行こう』を聞いて感動した僕たちは、とにかく大嶋三平さんたちのようにフォークグループを結成しコンサートを開き『遊園地へ行こう』を人前で演奏しようと決意したのだった。
 しかし、僕たちは歌がまるでダメだったから、ボーカルをメンバーに入れようと決めて、まずは地道に探すことにした。しかし、自分たちの高校で軽音楽をやっている生徒は、僕たち二人と、ガンガンのハードロッカーでとても毛深い四万十君を含めた3人だけだった。だが、森川はめげない。柔道部主将の彼は、他校との交流もある、その関係からボーカルを探しているからちょっと待ってくれ、と僕に言った。僕はアホかと思った。柔道部にボーカルが探せるはずない。都会ならまだしも、田舎の高校の柔道部が、、アホらしい。いや、都会でもアホらしい。
 それから二週間ほどしたある日のこと。

 森川が肩にコバルト色のべースを担いで、駅まで近道をするため田んぼのあぜ道を走っていた。そして駅で待っていた僕のところまで来ると「魚返よ、、ベッツィー&クリスんごたるぞ!」と言った。

 ベッツィー&クリスとはハワイ出身のフォークデュオで、先刻他界した加藤和彦が作曲した『白い色は恋人の色』を大ヒットさせたことで有名だ。

「ボーカルの女ん子が見つかったんじゃ!」と森川は荒い息で言った。
「ベッツィー&クリスちね?外人のホステスか!」
「正真正銘の日本人。それがなんと二人組なんじゃ」
「それならシモンズじゃろうが。じゃけんど、俺たちは男性ボーカルを探しているんじゃ、、」
「堅いこと言うなっちゅうの。。一人がギターでもう一人はタンバリン」
「歌はどうなん?」
「まだ聞いとらんけんど、日田では上手と評判の女子高生デュオで、ハモるらしいんじゃ。こん子らを入れたら『赤い鳥』じゃあ」
「森川、、違うぞ、赤い鳥は五人組グループじゃ」
「顔はどうなんね?」
「あ、、顔のことは聞いちょらん。しかし、日田硬派高校の柔道部の田村の話じゃ、一人は胸が大きくて、もう一人はちょうどいい大きさいらしい」
「はあ?」
「じゃけん、シモンズじゃのうて、ベッツィー&クリスなんじゃ」
「・・・」

(づつく)

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2010-06-12 : 『妄想少年ものがたり』 : コメント : 0 :

『突然プロカメラマンになる方法』(24)ファッション・2~~ミミちゃんからの情報

~魚返一真の自伝的小説~

 ミミちゃんは女子大の3年生で遊び盛りだった。一緒に仕事をした後は必ず「何か食べたり、遊んだりしましょうよ~」と言う。僕は年齢を10歳ほど若く偽っていたから、ギャップがすごくて、ミミちゃんのお相手はとても苦手だった。僕が渋っていると「経費だから、、パッと行っちゃいましょよ~。何だったら帰りにお家にお土産も買ってっていいし~」と、当時のライターは多かれ少なかれそうだったが、取材費を完全に私物化している。渋々お遊びについて行くと、ディスコで慣れない踊りを無理強いされたり、芸能人御用達らしい深夜営業の焼き肉屋で体育会系のあんちゃん並みに骨付カルビを食べたり、すでに中年に差しかかっていた僕にはとても辛いものだった。しかし、そんな僕がミミちゃんを食事に誘った。
 
「魚返さん、今日はどうしたの?いつもは仕事が終ったら逃げて帰るというのに、イタメシ食べようなんて、、」
「あはは、、何でもないよ。たまにはお付き合いも大事。ミミちゃんにはお世話になりっぱなしだし、今日はお礼の意味だよ」
「まあ、いいけどさ」

 撮影の帰りにミミちゃんを誘ったのは、例のファッションの撮影の件でちょっと困っていたからだ。ファッションライターの仕事もしている彼女にファッション撮影の全般的なことを教わるのが目的だった。

「さすが有名店だよね、美味しい!すごい!こんなの経費で落ちるのかなあ??」
「大丈夫だよ。半分は僕が自腹でいくからさ」
「そう!ありがとう!じゃあじゃんじゃん食べるぞ~」

 ワインのボトルを空にしてしまったころ、僕は本題を切り出した。

「あのさあ、ロケだけどさ、場所探すの大変じゃない?」
「ロケって、なんのロケ?」
「ファッション撮影のロケだよ」
「まあ、たいていカメラマンが探してくるけど、あたしが探すこともあるよ」
「へえ~、どんなとこで撮っているの?」
「・・・あ、、わかった。魚返さん、困っているんだ?」
「まあ、実はそうなんだよ。いろいろ教えてほしくって、、」
「そんなの、いけないんだ~。企業秘密をやすやすと教えるはずないでしょ!」
「う~、、そうだよね」
「うそだよ~、そんなの企業秘密でも何でもないよ。知らないカメラマンの方が珍しいよ」
「じゃあ、教えてくれる?」
「もちろんいいよ」

 僕はミミちゃんからとても貴重な情報を得た。まず、ロケ場所はミミちゃんの顔がきく青山の花屋さんに決めた。ロケの進行に関することもミミちゃんから聞けたけれど、残念ながら撮影に関するノウハウは何も聞けなかった。考えてみれば当然のことだ、ミミちゃんはカメラマンではないのだから。
 僕はロケは街角でのポートレートの変形だと位置づけた。それなら僕にも少し経験があったし、女の子を可愛く撮るカメラマンだという評判もあったから、乗り切れるだろうと腹をくくった。さて、問題はスタジオだった。スタジオのことを聞ける人を誰も知らないから、結局それもミミちゃんに聞くしかなかった。

「あのぉ~、スタジオなんだけど」
「えっ?スタジオって?まさかその仕事ってスタジオも入っているの?」
「う、うん、、」
「え~、、それで魚返さん、スタジオで仕事したことある?」
「ない」
「まったく?」
「一度もない」
「スタジオのアシスタントの経験とかは?」
「それもない」
「ゲ、、無謀だよ」
「僕もそう思う、、。あっ、一度だけスタジオへ行ったことがあるよ!友達の子供がファミレスのポスターかなんかのモデルに選ばれて、いっしょについて行ったことがあるよ」
「ちょ、ちょっと、、それってただの野次馬じゃん!意味ないよ」
「・・・」
「じゃあ、あたしの知っているスタジオをいくつか紹介するから、そっちへ電話なりしてファッション撮影の経験があるアシスタントを着けてもらえば、、」
「すげえ!それだ!ミミちゃん、頭いいねえ」

 僕はミミちゃんからの情報を参考してにさらに準備をすすめることにした。

つづく


□時代が前後することもあります。今後も僕の経験を書いていきます。皆さんが楽しんで頂けると嬉しいです。参考になると嬉しいです。(なるはずない?)でも拍手をお願いします。
2010-06-11 : 『突然プロカメラマンになる方法』 : コメント : 0 :

6/12(土)のワークショップ

明後日のワークショップのモデルは前回身体の柔らかさを見せつけてくれたnanaseちゃんです。
今回は是非スカートで足上げをやって頂くつもりです。
参加者を募集しています。

2010-06-10 : ワークショップ : コメント : 0 :

ワークショップ(mika)より・・・2010.5.30


・作例1*コンタックスRTS/プラナー50F1.4

この日、僕は曖昧な写真を撮ろうとしていた。ファインダーをできるだけ覗かないでいた。ピントもあまり気にせずに、むしろボケてしまうように絞りも開けて撮っていた。曇りの日は柔らかい写真を撮りやすいのです。

ワークショップではいろいろなタイプの作品にチャレンジして欲しい。去年までの妄想写真塾では僕の作風を追いかけてもらったけれど、ワークショップはあらゆる作品に挑戦して、その結果から自分の方向を見つけて欲しい。

ワークショップに興味を持っている人がいたら、是非一度参加してみて欲しい。もっともっと写真が好きになると思う。


作例2
2010-06-08 : 鉄道と彼女、 : コメント : 0 :

ワークショップ・・・2010.5.30



□帰りに橋の上で*携帯*

雨天と思われた日曜日、キャンセルが出ましたが雨ちゃん(参加者の名前)が埋めてくれて満員で無事に開催。多摩川に通い始めて数年になるが初めて橋の向こう側へ。雰囲気が違う。グランドがないせいか人気もまばら。曇りの日のポートレート、、これは天がくれた幸運です。洒落た背景だけを選んで、あとは人物を立たせるだけ。
あと、曇りの日の日中ストロボはせっかくの雰囲気を壊します。でも、そっちの方が絶対に好きというなら仕方ありませんね。釣り船に乗ったら漁師が美味しいという食べ方には理由があるはず、そちらも食べてみましょう。

この日の雰囲気、僕は最高だと思っていました。
長い土手のほのぼの感。
曇りの日の静寂感。
mikaちゃんのしっとり感。
僕はプラナーを解放にして、わざとピントを甘く撮っていました。
こんな日は傑作が生まれる確率が高いと思います。
皆さんの作品を楽しみにしています。
2010-06-01 : ワークショップ : コメント : 0 :
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プロフィール

ogaeri

Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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