バライタプリント

作品の購入ご希望の方よりバライタ紙にプリントした作品が欲しいというご要望があります。僕自身も作品はできる限りバライタで焼きたいと思っています。しかしながら、このところの僕の個展や写真集はプリンター出力が主体となってしまって少し反省しています。

先週あるファンの方から「OL生活・3」をバライタで欲しいという注文が来ました。久しぶりにラボテイクの金子さんにプリントをお願いしました。金子さんは僕のバライタ作品の大半を焼いてくれた優れたプリンターの方です。何だか嬉しくて、この機会に僕も自分のポートフォリオを作ろうと思いつきました。

僕は自分のポートフォリオを持っていません。最近になって自分が選んだ100枚をファイルしたいと思うようになりました。来年はスカウトを始めて二十年になる節目です。それまでに間に合わせたいと考えています。

そこで皆さんにお願いがあります。僕のポートフォリオ作りの手伝いをして頂きたいのです。方法は、僕が毎月選んだ作品の限定少数(3枚の予定)金子さんにプリントして頂き、2枚を僕が所蔵し、残りの1枚を希望者に買って頂く予定です。

出来上がったポートレートで来年の秋、、僕の写真家活動二十周年写真展を開催します。

■注文方法などはこちらへ⇒

☆さっそく3枚の注文を頂きました。ご希望の作品はリクエストしてください。リストに入れることも可能です。実際に「電車7」はリクエストされたものです。
2011-04-29 : プリント販売 : コメント : 0 :

ゆみちゃんからの返信

ゆみちゃんから以下のメールが来ました。是非ワークショップに呼びたいと思います。
「写真ありがとうございます!私も今日はビックリでした~写真塾?のモデル、やらせて頂きます(^∇^)」
2011-04-28 : スカウト : コメント : 0 :

あっ!ゆみちゃん・・・2011.4.27


2011.4.27*yumi/吉祥寺/iPhone 

 強風の東京。僕は風を撮ろうと街へ出た。中央線やら中野やら撮影して吉祥寺に戻って来たところでブロニーフィルム一本撮り終えた。その直前になべちゃんの失敗を思い出していた。なべちゃんはライカにフィルムを入れてすぐに大切な写真を撮った。しかし、フィルムがちゃんとセットされておらず当然大切な写真は写っていなかった。さて僕の場合だが、カメラを開けるとフィルムが入っていなかった。僕は大笑いした。ちょっと残念だったのは、ホームで女子大生三人組のスカートが同時ににマリリンモンロースタイルになったのを撮ったことと、女子高生のマリリンモンロースタイルも撮れているはずだったこと。(これも理乃ちゃんに言わせると嘘っぽいのかなあ)吉祥寺のバスターミナルのところでフィルムを入れて数枚撮った時だった。僕をじ~と見つめながら僕の前をとおりすぎる女の子。次の瞬間、、、

「あ!」
「あ!」同時だった。
「ゆみちゃんじゃない?」
「はい。魚返さん。お久しぶりです」
「君、、う、、キレイになったねェ~」
「本当ですか?」
「もちろん本当だとも。僕が嘘つくはずないよ」
「ありがとうございます。嬉しいです。それはそうと、魚返さんはここで何をしてるんですか?」
「いや~、風を撮ろうと思ってずっと女の子の髪を追いかけていたんだよ」
「は?」
「ゆみちゃん、悪いけどもう君を撮ったよ」
「えっ?」
「今会話中に風が吹いたじゃない。だからシャッターを8回押したよ」
「へェ~」
「しかし、キレイになった。見違えちゃったね。僕の作品のモデルはもちろん、今度ワークショップのモデルもお願いできない?」
「はい。メールでお返事します」

 ということで、ゆみちゃんからの返事待ち。
 最近、偶然女の子に会うことが多いなあ。最近だけどゆみちゃんで三人目。

■ローライで撮った写真は現像ができたら公開します。
2011-04-27 : スカウト : コメント : 0 :

43thWS/model*理乃・・・4.17(日)

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2011.4.17*理乃、、上『嘘』、、下『タンポポを踏まないで』

 理乃はかわいい。僕はそう思ったから彼女に撮りたいと言った。その言葉に偽りはない。

「魚返さんて、謎ですよね」
「あはは、まだそんなこと言ってる。君をスカウトしてもう二年もなるのに」
「嘘っぽいというか、、マジで魚返さんの言ってることの85パーセントは嘘ですよね」
「真実というのは限りなく嘘に近いものなんだよ」
「あ、またそんなまやかしを言って・・・」
「じゃあ、これはどう?理乃ちゃんて本当にカワイイねェ~」
「ほら、また嘘ついてる」

 僕はできるだけ真実(自分の中の事実)を言うことにしている。僕のいわゆる真実を聞いた人の中には「どうも受け入れられません、それは本当ですか?」そんな感じの人が多くいる。僕の心の中の真実は他の人に受け入れてもらうためのものではありませんが、受け入れられない人に、それは真実ではないと認識されたとしても、やはり僕にとって真実であることは『真実』なんです。
 モデルの皆さん、写真塾の皆さん、一応気遣いながら本当のことを言わせてもらっています。それが皆さんにできる僕のご奉仕だと思うからです。嘘つきだったらどんなにか楽だろうと思うのです。真実を語ることはストレスのかかることなんです。あれ、、これって理乃ちゃんに「また嘘言ってる!」と思われそうですね。人に伝えることは大変なことです。僕は塾をやめたいです。でも皆の上達を目の当りにしたし、10年はやると約束したし、あと3年はがんばります。
2011-04-27 : ワークショップ : コメント : 0 :

3.内井ひろゆき・・・グループ展参加カメラマン紹介

ウッチーは写真であれ何であれすべてを吸収して、それらを自分の言葉にして語る人である。言葉の一つ一つ、写真の一枚一枚、どこかで聞いたこと、どこかで観たことがあるような王道であって、演歌のヒットメーカーのごとく戦略的に大衆の人気を勝ち取るようなアプローチが得意あり、それは大変な才能で我写真塾の水森英夫と呼んで差し支えない。入塾して三年、もっとも上達したと同時に僕の作風に近づいた塾生の一人だ。ウッチーの写真はとてもきれいで構図もいい。そこが長所だが一段上を目指すならそこが短所と言えよう。あるワークショップ後のそば屋で僕とウッチーと鍋ちゃんと三人で話し込んだことがある。(何故かこんな時いつも鍋ちゃんがいる)そのときのウッチーの発言を聞くかぎりでは、ほぼ自分を把握しているようだ。さて写真界の水森英夫は自らの写真を氷川きよしにまで育て上げられるだろうか。つまるところウッチーは、僕に近づいたのではなくとっくに抜いていると思う。
2011-04-26 : グループ展 : コメント : 0 :

44thWSにて・グループ展その他・・・2011.4.24

 新しい塾生は不適な笑みを浮かべながら待ち合わせ場所に現れた。機材はローライ66一眼+ライカ35mm一眼。重い機材だ。新塾生の名前はあべちゃん。ワークショップ中は自分のスタイルを貫いていた。例えば、ローライ一眼にリングを着けてmikaちゃんのアップを撮る。

「あべちゃん、ライブに来てくれたんだって?」
「はい、mikaちゃんの近くにいました」
「ああ、そうだったの。mikaちゃん、柱の裏のあたりにおとなしく品よく座っていたでしょう?」
「ええ、、魚返さんてやっぱり柔らかいところが同じですね、、、」
「え?何のこと?」
「ハービー山口さんも人に対して柔らかいんですよ。そこんところが同じですね」
「へえ、僕は柔らかいんだ」

 僕は彼に少し期待している。また来るといいけど・・・。
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僕とウッチーと鍋ちゃんはWS終了後ソバやに移動。少しグループ展のことを話した。

魚「単なるグループ展ではだめなんだよ。成功させなくちゃ」
鍋「どうなったら成功なんですか?」
魚「他のグループ展に比べてレベルが高いことだね。ちゃんと人の記憶に残って、こんなグループ展をやりたいと思われたり、、、」
ウッチー「まあ、いろいろグループ展を観たけど、学園祭のノリで行っちゃってるのがほとんどだね。それはそれでいいんだけど」
魚「一人一人の作品が良いことが一番大事です。きちんと自分のスタイルがわかっていること。それほど劇的な作品を並べる必要はないよ。甲子園と一緒、、それぞれの選手が自分の役割を出してくれればチームとして強いよ」
鍋「なるほど、、、」
ウッチー「まあ、とにかく問題は自分です。まだ作品的に問題が残っているし」
鍋「僕はほぼプリントが終わりました」
魚「ほほう、、それは心強い」
鍋「自分の展示エリアと他の人との境界に何か線を引いたりしますか?」
魚「しないよ、ただ僕が作ったそれぞれのカメラマン紹介のA4のパネルを貼るよ。あとは作風がみんな違うから差別はできるよ」

つづく(書いたらどんどん追加します。ちょっとヨドバシへ行ってきます)



2011-04-25 : ワークショップ : コメント : 0 :

2.雨宮悟郎=グループ展・ALL GIRL--カメラマン紹介

初対面は僕の個展だったと記憶しているが、トークライブの会場だったかもしれない。イベントで彼に会うたび、僕は握手とハグの中間ぐらい嬉しかった。最初ちょっぴり怖いんだけど、やれやれと薄目で見ると次第にもの静かで厳かに見えて来る風貌には、時を経て何かを成し遂げるに十分なふさわしさがある。彼に写真をすすめたのはもちろん僕だ。「カメラやんないの?」「え、まあ」「やりなよ、簡単だよ」「え、僕が撮るんですか」「君には君らしい写真が撮れる気がする」「あ、どうしてですか」「厳かで邪心がないから」「え、そうでしょうか」「ああ、そうだとも」かくして雨宮君から雨ちゃんへと僕の呼び方が変わり、雨ちゃんは一ファンからカメラマンになったのである。写真塾をやって良かったなって思った。ところで、雨ちゃんの作品だが、あるこだわりに自らを縛って写真に向かっている。まさしく風貌どおり写真との接し方も厳かである。そのこだわりは祖父の残したカメラを使って作品を撮ること。僕は最初賛成したが、その後別のカメラも使ってみるように提案した。しかし、雨ちゃんは決して祖父のカメラを置こうとしない。そして祖父のカメラで撮ったその作品にはエロスが滲んでいる。ああ、そうだったのか、雨ちゃんは心に行き場のない情念を閉じ込めているのか。静かにそう思った。と言うことは、、あれっ?それって・・・つまり僕と同じじゃない!雨ちゃんは、コワカワイイ弟子なのである。
2011-04-24 : グループ展 : コメント : 0 :

お参り

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2011.4.15*Sakurako
2011-04-23 : 放課後カメラ : コメント : 0 :

お参り

 これ以上ない良い天気の谷中を歩く。墓地の周辺を散策するカップルや外人が目立つ。僕は案外信心深く神仏への合掌は日々忘れない。しかし宗教にはまったく興味がない。ただ祈るだけである。このあたりの墓地にそれはそれは遠い親戚がいる。ところが今年になって、とても近い人が眠っていることがわかった。以来、数回足を運んだ。今日谷中を歩いていると、お花と水のたっぷり入った桶と火のついた線香の筒を両手にぶら下げて墓地の方へ向かうセーラー服の女の子を見つけた。

「あの、、何してるの?」と聞くまでもない言葉で彼女に近づいた。
「お墓参りです」
「どなたの?」
「大叔父です」
「はあ?それってどういう関係だっけ、僕に教えてくれないかな」
「私の祖父の兄です」
「ああ、そうなの。それはそれは・・・」
「その、君の、大叔父のお墓の前で君を撮らせてくれない?」
「あ、いいですけど。あなたは何をしに?」
「僕の、すっごい遠縁の親戚の墓があって、僕とそのお墓の仏さんとはジョージハリスンと孫文の関係ぐらい薄い遠縁でね」
「あっははは、、ジョージハリスンと孫文は遠縁ながら親戚なの?」
「そうか。まったく二人は無縁だったね。言いたいのは、信じられないぐらい遠い親戚の墓参りに 来たってこと。いやそれがね、今年になって案外近い親戚が眠っていることがわかったんだよ」
「そうですか。それで今日はどちらのお墓参りに来たのですか」
「ああ、そっちは両方とももうどうでも良くってさ。それより君の大叔父の墓参りを一緒にさせてくれないかな」
「・・・」
「僕のこと怪しいとでも?まあ十分に怪しいけどね」
「じゃあいいですよ。大叔父はきっと喜びますから」

■この作品をご覧になりたい方は拍手をしてください⇒

2011-04-22 : 放課後カメラ : コメント : 0 :

幸福カメラ(桜吹雪)

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2011.4.14撮影

 積極的に桜を撮りたいとは思わない。自分の経験で言えば、桜を撮ることは何よりも難しく、ましてや自分らしい桜の写真など存在し得ない。その上、少年時代桜の下で迎えた入学や新学期がとても忌々しい気分だったことも僕が桜を撮りたがらない理由かもしれない。さりとて桜、、僕は心を揺さぶられる瞬間がある。散り始めだ。桜はある瞬間に申し合わせたように一斉に散り始める。華やかなのはその時だけだ。すぐに散り方に品がなくなってくる。茶色いガク(?)が散見されるようになると、何故か品がなくなる。もっとも、品はなくても趣きはある。
 そして、桜の写真は白黒に限る。それも小年時代の経験で知っている。
2011-04-22 : 幸福カメラ : コメント : 0 :

放課後カメラ16(saya)

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大変お待たせしました。さやちゃんが高校を卒業したのでコンテンツをアップします。
2010年(8/22、8/28、9/27)に撮影したものです。
写真は随時Galleryにアップして行きます。
なお、ビデオクリップ『放課後カメラ』はYouTubeにアップしました。⇒こちら
2011-04-20 : 放課後カメラ : コメント : 0 :

GWのワークショップ

20100704mika014のコピー
mika


ゆめ

■4/24(日)----- mika
■4/29(金・祝)---- 悠(新人)
■5/1(日)---ゆめ(新人)

グループ展に不参加の方も大歓迎です。一年で最高に美しい新緑の季節です。ワークショップへの参加を考えてみてはいかがでしょうか。

■カメラ各誌にグループ展のパブ依頼を郵送しました⇩
2011-04-19 : ワークショップ : コメント : 0 :

幸福カメラ(2)モデル・・・2011.4.18

◎幸福写真のススメ、、、誰しもカワイイ子をファインダーに入れたい。しかし、被写体に選んだ女の子がただルックスが良いというのでは僕の場合はっきりダメだと言って良い。しかし逆は多いにある。ルックスやスタイルは今イチだけど仕草や言葉遣い、考え方、育ち、趣味、そんな数ある要素の中に女の子の愛くるしさを見つけた時こそ幸福であり、その子にカメラを向けることが幸福写真である。つまり、あんな女のどこがいいんだろう?という女と仲睦まじくしている男こそ最高に幸福なのである。
 ポートレート写真を決定する要素は80パーセントがモデル選びだ。となると究極はモデルを自分で探すことになる。もし僕の作品が好きな人は僕のモデルも好きだろうから、僕の作品のモデルを撮れば多少だが幸福写真が撮れることになるかもしれない。


上『桜とアズサ』、、下『新緑の柳とアズサ』

 アズサの風貌には愛しい懐かしさがある。僕がまだ高校生の頃、つまり昭和四十年代後半にアズサは故郷の商店街のどこかの店で働いていた女性という設定がぴったりな気がしてならない。実際にアズサと会っているかもしれないと錯覚さえしてしまうほど、アズサに昭和の懐かしさを感じてしまう。いや、待てよ。僕が中学生の頃の二つ先輩にアズサのような女の子が確かにいた。中三の彼女は陸上部でベルマーク部だった。中一の僕もベルマーク部だったから、ベルマーク部の総会で彼女と接点があった。放課後、部活前の総会に彼女はブルマー姿でやってきて、机に座って足を椅子の上に置いた。僕は椅子に座って彼女と向き合ってベルマークの集計をしたのだった。僕は彼女の太い足がたまらなく好きだった。そうそう、その彼女とアズサは足が似ているのだけど、それ以外にも長い髪や背丈も似ているのだった。

■僕の写真塾のタイトル変更について、、、昨日のWS参加者に意見を聞いたところ、なるほどと思わせるところがありました。数日前の案は白紙として再考いたします。 
2011-04-18 : 幸福カメラ : コメント : 0 :

1.増田清隆=グループ展・ALL GIRL--カメラマン紹介

昨日のWSで比較的最近入塾したメンバーとカメラ論議をした。といっても、もっぱら話したのは第一回からの塾生であるますださんとだった。数年の間忘れていた議論が再燃した。ピントやデジカメなどに対する僕の考え方だ。いつもその話になると、デジカメ派の人たちは自分たちの世界観でしか写真を見ようとしない傾向がある。ますださんがその代表格。しかしながら、その議論の中で退塾して行った多くの人たちを尻目に、ますださんはある意味で勝ち残ったと言えよう。言い方を変えれば、ますださんに負けたデジカメ派の人たちが去ったのである。ますださん程にデジタルを貫けなかったのだろう。ますださんの才能は頑固さと不器用さで、その上わからず屋なのだ。僕に何度も同じことを語らせるなんて、実はすごい人かもしれないよ。実際、彼の作品は素晴らしくて多くのモデルを幸せにしている。いずれにしてもますださん抜きにして僕の写真塾は語れないのである。是非本物のますださんを見に来てください。つまりワークショップに参加するべし。参加できない方は、第一回グループ展『ALL GIRL』で彼の作品を観るべし。5/31~6/5・渋谷ルデコにて開催。
2011-04-18 : ワークショップ : コメント : 2 :

幸福カメラ(1)2011.4.16

 カメラを持つと僕は幸福感につつまれる。そして耳元であのささやきが聞こえる。

「私の忠告、つまり『幸福写真のススメ』を今でも守っているんだね。つまり、カメラを嫌いになるようなことはするなってこと。絶対にそれを忘れてはいけないよ」
「もちろん忘れていないよ。だって人間が幸せを感じるって一番難しいことじゃない?カメラさえあれば簡単に幸せになれる。みずから幸せを失うようなことをするはずない。忠告を忘れる時はたぶん死ぬときだよ」
「あはは、相変わらず大げさだね」
「初めて君にカメラの魅力を教えてもらったのは小学生の頃だった。それからずっとカメラが大好きでいつづけている。だけど写真の上達はゆっくりで、もっぱらカメラを触る幸せに浸っているだけなのかもしれない」
「なるほど、、良いことだと思うよ。上達には細心の注意が必要だよ。写真の評価に流されてまやかしの自分を肯定することになりかねないからね」
「自分を意識して一枚一枚、ゆる~いスタンスで撮っているからその心配はないよ。たぶん」
「あんたもだいぶ成長したようだね。不器用だから時間がかかるんだよ」
「え?僕が不器用?」
「ああそうさ。と言っても、手先とかではなく・・・」

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解説:::
上~新緑の公園を自転車で走る小学生の女の子グループ。新緑の写真はモノクロが素敵だ。
中上~満開の桜の下で遊ぶ子供たち。桜の写真はモノクロが素敵だ。新緑も桜もモノクロで撮れるだけの覚悟を持ちたい。新芽の緑色を心で受け止めてしまえば良い。もちろん僕も未だ何の覚悟もできてはいないのだが、そういう気持ちだけはある。
中下~素敵なトンネルを人が通り抜ける。しかし、僕は誰もいない時にシャッターを押した。ゆる~い感じがするからだ。
下~生真面目にホームに立つ女子高生二人。僕はずっと昔から真面目な子が好きでした。

■カメラが大好きな皆さんへ、、ずっとずっとその気持ちを忘れないでください。カメラをずっと愛しつづける方法、つまり『幸福写真のススメ』を僕はゆる~いワークショプで教えています。もうすぐグループ展だけど、来年に向けて新しい仲間を探しているから、興味のある人は連絡ください。それから、、僕のワークショップのタイトルを『魚返一真・妄想写真塾ワークショップ』と改めようかと考えています。それとも、『魚返一真のゆる~い妄想写真塾』とでもしようかな。決まったらまた報告します。 
2011-04-16 : 幸福カメラ : コメント : 0 :

フルヌードorセミヌード(3)

『魚返さんはヌードじゃないです(笑)白シャツでかっこよくお願いします。
素敵になりましたか?嬉しいです。きっと、以前より大人になったからだと思います。
こちらこそ、楽しみにしています。ブログ了解しました!』

『白いシャツですか、、つまり駅員になれば良いのでしょうか。
駅員がヌードの女の子を抱いているところ?
まさか駅員が女の子を犯しちゃってたりして・・・
うわ~、、すげ。
日程が決まったら連絡します。』

とりあえず僕はしまってある半袖の開襟シャツと助役の帽子を探す事にした。
2011-04-15 : 昭和ガール : コメント : 0 :

フルヌードorセミヌード(2)

『先日はありがとうございました。すぐ気付いて下さって、安心しました。直近の空き日は○○、△△、××になります。来月は○曜、△曜、□曜が空いています(今のところ予定はなし)可能日があればお願いします。あともう1つお願いがあって、私、下手ですがセルフ撮ってるんです。魚返さんも一緒に写ってもらえないでしょうか??』

『撮影日は近日中にお知らせします。僕が一緒に写るって?かまわないけど、僕もヌード?まさかね。あはは。。。モノクロで撮るつもりなんだけど、、いい?場所は君の部屋で・・・。はっきり言って危険な撮影になります。覚悟してください。では、またメールします。』


ずっと昔、日の丸をバックにポートレートを撮ったことがある。まだ無名の頃の野口健さんだ。彼は日の丸に対してなみなみならぬ思いがあったと記憶する。そして僕は出来上がった日の丸の写真が嫌いじゃなかった。今回のヌード撮影を楽しみにしているけど、ちょっとした決意が必要な気がする。日の丸とヌードの彼女に対して。さてどうなりますか、、
2011-04-14 : 昭和ガール : コメント : 0 :

フルヌードorセミヌード(1)

 エコバッグにはサニーレタス、アスバラ、クレソン、ベビーリーフ、エリンギ、ベーコンが入っている。青い野菜を買っているうちに昨夜からのブルーな気持ちが少し晴れてきた。スーパーを出たところで彼女にばったり会った。偶然にしても出来すぎている。

「あ!」
「あ!」
「偶然だね」
「本当に偶然ですね」
「何かの縁?」
「・・・」

 僕は数日前に彼女がくれたメールを思い出していた。

『魚返さんは、もうヌードは撮らないのでしょうか?
もし可能ならば、フルヌードorセミヌードを撮って頂けませんか?
日の丸と一緒に。
原発や地震が今後どうなるかわからないので、私を遺したいのです。
お忙しいと思いますし、作風も今の魚返さんが撮りたいものか分からないので。。
もし可能なら、お返事いただけないでしょうか??
突然のお願い、ごめんなさい。』
2011-04-11 : 昭和ガール : コメント : 0 :

白いスカーフ


2011.4.4 model*アズサ

この写真をみていると僕の中にあの日が蘇るのである。あの日とは写真を撮影した日ではない。僕の少年時代である。セーラー服から露出する足はアズサみたいに太めがいい。昔、僕の田舎ではみんな足が太かった。その放漫さが僕を刺激するんだ。欲を言えば、電車ではなくディーゼルカーならばもっと良い。

僕のエロスの原点は先行きどうなるかわからない不安の中で培われた。ある意味、今そんな感じがあるんじゃないか。不安の中では抑え気味のエロスが心を揺さぶる。真実こそが最高のエロスである。

僕の中のもやもや、、、増幅しているのはCMのトータス松本、、ぐさりと刺したのは斉藤和義の替え歌。自分に問いかけてみると、やはり僕の中にはささやかなエロス。
2011-04-10 : 放課後カメラ : コメント : 0 :

カップル・・・2011.3.27



カップルの写真を撮ることがある。なんとなくシャッターを押している。妬ましさからためらう。しかしほのぼのした感じがするからシャッターを押す。他人の恋を素直に見ることができる年齢になってしまった。

■上のカットは平凡な雲がなんだか良くて見ていたら突然視界にカップルが入って来た。
■下のカット、、とても小さいけどカップルを撮ったつもり。ブレッソンみたいでしょ。
2011-04-06 : カップル : コメント : 0 :

白いスカーフ・・・2011.4.4

 僕は眼を閉じていた。春の陽射しが節電で明かりの消えた車内を照らし、瞼の向こうを電車の外側の景色をシルエットにして走らせていた。そこへ九州の山間の町の風景が重なって映し出されると、その中に少年の僕がぽつんと立っていた。隣に座ったアズサとは言葉を交わさなかった。僕が口を開くと映像が消えてしまいそうだったからだ。
 僕が特別にノスタルジックなのは、アズサに買った三本線の古い濃紺のセーラー服と新品の白いスカーフのせいだった。特に真っ白なスカーフを締めたアズサは清潔感があった。セーラー服を着たアズサは僕を青春時代にタイムスリップさせていたのだ。ああ、もう四十年も経ってしまったんだ。あの、僕の、小さな青春時代。僕はどうしようもなく悲しかった。
 やっと口を開いたのは、多摩川にかかる大きな橋の上を歩いている時だった。

「橋の向こうへ行きたいんだ」
「どうして?」
「向こう側に僕の青春時代に過ごした町があるような気がしてね」
「へ~、、行きましょう。橋の向こう側へ!」

 橋を渡りイメージしていたいくつかの場所へ行こうとしたが、思惑がことごとく外れ、僕たちは撮影場所を失ったうえとても疲れて土手に寝転がってしまった。

「うまく行かないということも作品さ」
「う、、その言葉とても響きます」
「そう?だって上手く行ったってことは、思惑が当たったってことだよね。しかし、あらかじめ考えた思惑が正しいとは必ずしも言えない。むしろ、やり場を失ったこの現実が正しいんだよ。そして、現実こそが作品なんだろうね」

「足を上げてごらんよ」
「え?」
「たしかアズサはバレエをやっていたよね」
「ええバレエを習っていました」
「どうして?」
「さあ・・・」

 アズサは寝転がったまま左足を空に向かって上げた。そしてしきりにスカートの裾を整えて白い下着を隠す仕草をする。

「僕の場所から草が邪魔して見えないから、、、」
「あ、はい」

 先日の撮影ではラコステのミニスカートの下の白い下着さえ取ってしまったアズサなのに、今日は妙に警戒心が強い。それは新しい白いスカーフの清潔感のせいかもしれない。再びアズサが足を上げると、後ろの鉄橋を南武線の電車がゆっくりと通りすぎて行った。

■現像ができたら公開予定です。
■この日の映像は写真を組み入れてYouTubeにアップする予定です。
2011-04-05 : 放課後カメラ : コメント : 0 :

アズサ(3)・・・2011.3.25


他の作品は後日Galleryにアップします。エロチックカットについてはIDが必要となります。
2011-04-04 : 昭和ガール : コメント : 0 :

あの坂道で

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2011.3.25*府中

しばしば通る坂道の反対側を自転車に乗った女子高生がやってくる。高低差7メートル全長五十メートルほどあるこの坂を立ち漕ぎで一気に登ってしまった。何でもない出来事だけどそれを見た僕の心は弾んだ。ずっとずっと向こうの鉄橋の下まで行って貨物列車をぼんやり眺めたりアズサの写真を撮ったりした帰りにまたこの坂にさしかかるとやはり自転車に乗った女子高生がやってきた。彼女も立ち漕ぎして一気に僕の前を駆け上がって行った。やはり僕の心は弾んでいた。付け加えると、これはとても日本的な風景なのらしい。
2011-04-02 : 放課後カメラ : コメント : 0 :

遠くに住むあの子

 あの子が九州へ行ってしまってから三年になる。いつも笑顔を絶やさない明るい子だった。それ以上に僕が印象に残っているのはあの子の豊かな胸のふくらみ。あの子に会ったらたぶん誰もが魅力的な胸が眼に焼き付いてしまっているはずだ。もう一つ僕があの子に惹かれる理由がある。それはあの子の中に昭和を感じさせる素朴さがあるからだ。ずっと彼女のこと気になっていたけれど、メルアドが変わってしまってからは連絡が取れないでいた。

「おはようございます、先生お久しぶりです!アドレスの変更を送り忘れていてすみませんでした。私はいま出張が多い部署に配属になりました。なかなか東京に遊びに行けませんが、是非また先生に撮影していただきたいです。もしくは九州にいらしたときには連絡お待ちしています。写真は熊本の桜です。東京は余震があり大変だと思いますがお気をつけ下さい」

「東京に来る時は是非撮らせてね。九州でも撮らせてね。。最近の写真(写メ)を送っていただけませんか?」

「仕事の休憩中なのでスーツですが(・ω・;」


「わ~、、美しくなったねえ!痩せた?胸が小さくなっていませんように!」
「美しい!?あまり変わってないですよ~(笑)少し痩せたかもしれません。胸は変わってませんよ^^」

 僕はあの子の胸が変わっていないことを知って安心した。また撮りたいと思った。あの子をモデルに『昭和ガール』を。九州へ行くついでにあの子を撮ろうと思った。というより、あの子を撮るために九州へ行く用事を作ろうと考えている。
2011-04-01 : 昭和ガール : コメント : 0 :
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プロフィール

ogaeri

Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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