『知的な妖精よ』

2013.5.28 14時40分ごろ


               ⁂



 今日の僕は気だるかった。誰かに話しかけることなどあり得なかった。そんな僕だったが、駅の南側から改札の前を通り北口へ向かおうとするところですれ違った女の子に釘付けになった。たぶん、僕は数秒立ち止まっただろう。それから、彼女のあとを追い、スーパーの文房具売り場で彼女の前に立った。

 自然に垂らしたセミロング、顔は小さく愛らしさの斜め後ろに賢さが漂う。身体は妖精じみた少女体型。「あの、君・・・」と話しかけると、ひと言口を開いただけで、彼女の全体が物語を囁き始めた。つまり、その内に隠し持っていた詩的な塵が吐き出され、彼女の身体の回りに舞いように漂ったのだ。僕はこの特別な少女を写真にしたいと思った。


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□メールをお待ちしています・・・

2013-05-28 : スカウト : コメント : 0 :

第3回グループ展『ALL GIRL.3』

DMができました!

3rdGDM.gif



是非、ご来場ください。同じ日程で、第25回魚返一真写真展もギャラリー・ルデコ6で開催します。




2013-05-27 : グループ展 : コメント : 0 :

『Drive My Car』・・・作品





2013.5.15 model*濱 未亜


「ロックが好きだと言っていたね」
「ロックというか、ビートルズとかも好き」
「どんな曲?」
「Drive My Carが好き」

                ⁂

 Drive My Carは、ビートルズのアルバム、ラバー・ソウルの冒頭に納められた曲で、成功を語る女のことを歌っている。この次の曲があのNorwegian Wood、ノルウェイの森という名曲だ。Drive My Carが今日の撮影をいつもとやや違うものにしたことは確かだ。

 僕は、まず女と駅で会い、バス停の前にある露天の花屋でバラ科の薄い色の花を一輪買った。車に乗って小さな森のある場所まで行き女を撮った。ほぼ、いつもの撮影と同じだ。しかし、別れるころには女と不思議な関係になった。ふたりの間に信頼が生まれていたのだ。実は、会う前までは女をかなり遠い存在に感じていたから、かなりの驚きだった。

 女は未亜(みあ)という。未亜は身長174センチ。僕にとって森の樹に等しい。肌は白く美しい。上唇はキュートで下唇は厚くセクシー。瞳は黒い。手脚は細くて長い。そして話し方はゆっくりだった。

 未亜はピンクと若草色の絵の具を使って乱暴に描かれた不思議な柄のワンピースを着ていた。僕がカメラを向けてメールでの約束を催促すると、ノーブラの未亜は大きくVの字に開いた胸元からさらりと乳房を見せた。乳房は小ぶりだが動物的で不思議な魅力があった。

 駅で見送ったあと、去って行く女の細くて森の樹のような後ろ姿を見てとても美しいと思った。今度は裸の後ろ姿を撮らせてもらおう。未亜は一言では説明のしにくい独特な魅力のある女だった。

                 ⁂





□熟考の末、胸が露出したカットのブログでの公開は見送りました。


 




 
2013-05-23 : ファンタジー2013 : コメント : 0 :

『五月の美乃里』・・・作品




2013.5.8 model*美乃里

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 美乃里を魅力的に見せているのは、宗教画にさえなりそうな非の打ちどころのない美しい躰と、礼儀をわきまえた言葉と態度である。しかし、それらの組合せが醸し出す妖艶さに僕は少し気後れを感じていた。

 これから武蔵野の一画で美乃里の写真を撮るところ。胸元が大きく開いている以外は比較的地味な装いの美乃里は、小木の脇で僕が目隠しに持った布の筒の中で、白地に丸く黒い模様がプリントされたスリップドレスに着替えた。すると途端に美乃里は弾け、小悪魔的な美しさを発散し始めた。

 僕がカメラを構えると、美乃里は草むらに寝そべって下着を脱ぎ、スカートの裾を持ち上げ脚を開いた。次にその場に立ち上がり、スカートの裾を首まで持ち上げて股間と乳房を同時に見せたのだった。「何てイイ女なんだろう」美乃里はそんなストレートな言葉を容赦なく男に使わせるしたたかな女だ。

 撮影が終わったとき、虚ろになった僕はしばらくのあいだ空を見上げた。ついに我にかえったとき、僕は美乃里の虜になったことに気づいた。

              ⁂




□ブログにはこの作品をアップしましたが、7月の個展では別カットを展示します。是非、ご来場ください。






2013-05-17 : ファンタジー2013 : コメント : 0 :

『生娘の拘束』・・・作品





2013.5.2 model*たま子


               †

 一面にばら蒔かれた白い金平糖を囮に少女を拘束する、というようなことを妄想すると眼の前の風景は東ヨーロッパの村のような気がした。その時、雑木林を霧のように流れてくる音楽は、例えばハーメルンの笛吹き男を題材にした少年少女の清らかなアカペラの合唱曲が良い。

 白い金平糖に見えたのは白雲木(はくうんぼく)の夥しい数の白い花が一気に散ったものだった。白雲木は、五月に白い小さな花を鈴なりに咲かせる小高木で、五裂した花冠は何らかの閉鎖を意味するかのような清潔感があった。つまり、それは生娘を意味しているようだと思った。

 地面にこけし人形のように愛らしいたま子を寝かせて手錠をかけた。僕は傍らに立ってたま子の躰を俯瞰した。何か物足りなかった。僕は彼女に下着を脱いで欲しいと言った。白雲木の大きめの葉が作る木漏れ日は、たま子の脚の着け根の黒い部分と白い金平糖を美しく揺らした。

               †



□ブログにはこの作品をアップしましたが、7月の個展では別カットを展示します。是非、ご来場ください。



2013-05-12 : ファンタジー2013 : コメント : 0 :

『どっちを選ぶ?・NO.20』〜119th写真塾編(魚返の選択)


今回は風がテーマでした。僕が選んだのは(2)です。

(2)
不思議さがあります。背景にどこかオリエンタルな雰囲気が漂っています。僕はオリジナリティーのあるこちらのカットを選びました。少しだけ何かが加われば作品になったかもしれません。

(1)
愛らしい女の子を撮った感じで好感が持てますね。もし自分がこれを選んだとして、その時の気持ちになってみると、恥ずかしさに似た自分への疑いがあります。


              ★

a=2,b=2とした人には僕から拍手を送ります。
■みやこ、ジェマ、neko、

a=2,b=1とした方の選択に、なるほどと思いました。
△安東太吉、こうしこん、うっちぃ、ますだ、文絵、直樹、

a=1,b=1とした方の投票に感謝します。
▲SK、gonkitty、堀内、本多、たね、

              ★

□今回、14名の中でb=2,を選んだのはわずかに3名。つまり、僕と意見が一致したのは3名でした。もっといると思っていましたのでちょっと残念です。
□a=2、と投票した方にサイン入写真(ポストカードサイズ)をプレゼントします。安東太吉さん、こうしこんさん、nekoさん。以上3名の方は発送先を下記アドレスまで。(nekoさんは念のため)
アドレス〜 ad28682@ha.bekkoame.ne.jp



2013-05-08 : どっちを選ぶ? : コメント : 1 :
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ogaeri

Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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