『魚返一真写真塾・女子部』




□この作品はギャラリーでご覧ください⇒こちら


2013.10.27写真塾にて model*ジェマ(女子部)


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     そのカメラ 君にお似合いだね


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□魚返一真写真塾・女子部は現在2名+αが所属しています。





2013-11-29 : 26th個展へ : コメント : 0 :

『もう逃がさない』・・・作品




2013.11.14 model*りな

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 りなは北の果てからやってきた少女です。これから彼女を連れて盲腸線に乗ります。盲腸線というのは行き止まり線のことです。りなから始めてメールが来た日、直感的に行き止まり線に乗せようと思いました。

 りなと駅で待合せしました。柱の陰に立っているりなを見つけたとき純粋な子に見えました。挨拶をすると声が谷山浩子のようでしたから、きっとヴァージンだろうと思いました。会話中に彼女の顔をクローズアップして見ていると、真面目な男子がキスしたくなるような子でした。

「とても可愛いですね」
「そんなこと・・・」
「ヴァージンだと思います」
「・・・」
「純粋なキスが似合う女の子です」
「うれしいです」

 りなと盲腸線に乗りました。僕たちは向き合って座りました。りなの右手と電車のパイプを手錠でつなぎました。そして、「もう逃がさない」と心の中でつぶやきました。

 カメラを構えるとスカートの奥に白い下着が見えます。でも嫌らしい感じがぜんぜんしなくて愛らしいのは、りなが純粋だからでしょうか。

「ようこそ、魚返ワールドへ・・・」
「はい」


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2013-11-22 : 26th個展へ : コメント : 2 :

『狂おしき肉体』・・・作品



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2013.11.13 model*ゆりか

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 はじめての寒波が降りた秋の郊外は寒かった。午後になるとあっという間に陽は傾いていく。それは真夏に氷が溶け出すのと同じような早さで、暑いときは冷たさが一秒でも長く手元に欲しかったのと逆に、今はただ陽の温もりが名残惜しくてたまらなかった。

 ゆりかはエキゾチックで長身でグラマーで、その肉体にふさわしい厚い唇を備えている。そんなゆりかの魅力を正直に語れば露骨にならざるをえず言葉にしづらかった。おそらく、ひとたびゆりかの肉体を知ったなら、山羊のチーズを愛好する人々ように、彼女なくしては生きていけないとさえ思うだろう。

 西の空の雲の切れ間から太陽が長めに顔を覗かせた時、ゆりかは黒いストッキングを膝まで下ろし、さらに大きめの乳輪が印象的な豊かな乳房をさらした。僕は撮影しながら「君はうつくしい」と繰返し言ったのだった。


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□個展では別カットを展示します。。



2013-11-20 : 26th個展へ : コメント : 0 :

『Ri*su・りす』・・・作品


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2013.11.9 model* Ri*su

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 17才の彼女がモデル名をRi*suにしたとき僕の妄想が彼女たちの生息する世界から切り離されたような気がした。(先月撮影した女子高生もモデル名をSHIORI@歌姫ちゃんしていたのだ。)撮影に至る今日まで、Ri*suとたくさんメール交換をした。17才のスピードは僕の想像を遥かに越えていてまるで栗鼠(りす)を追いかけているみたいだった。                

 しかし、Ri*suがセーラー服を着たいと言った瞬間に僕の妄想は甦りRi*suはその妄想の中で静止した。セーラー服はどんな女でも妄想の中に引き戻してしまう魔法のツールだ。

 Ri*suを僕のテリトリーである郊外の公園へ連れてきた。中間服の白いセーラーを着たRi*suは素朴で幼さが残っていてとても愛らしかった。掌にベージュ色のガーターと白い網タイツを乗せ肉感的な太ももを曝して草むらに座った。これからRi*suは始めてガーターを身につける、がしかしそれはRi*suにとってファッションにすぎない。日常を拒絶するような要素を彼女たちは好み、それを自分たちのファッションスタイルに取り入れることに巧みである。(例えは省く)

 セーラー服を着てガーターを着ける行為が彼女たちの娯楽にすぎないことに対抗して、バッグから注射器を取り出してRi*suの血液を抜くことにしたが、それさえもRi*suにとっては適度な刺激でファッションなのだ。しかし、この瞬間に撮った写真には今から40年前の屈折した僕の青春の匂いが写っていると断言する。つまり、Ri*suと僕はそれぞれが思惑の違う作品を手にしたということになった。それはやはりセーラー服と17才の肉体のおかげなのである。



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2013-11-16 : 26th個展へ : コメント : 0 :

『ちっとも変わらない』・・・作品&「どっちを選ぶ?NO.21」魚返の結論




『どっちを選ぶ?・NO.21』〜魚返の結論


今回、僕が選んだのはモノクロです。決め手となったのはモデルの表情です。虚しさが漂っているところに僕の心と一致するものがあり、そこに強く惹かれました。カラーも彼女本来の魅力が出ていて良いと思いますが、僅かに及ばない感じがします。
※個展では、乳首が露出しているオリジナルを展示しますが、その際モノクロかカラーかは、他の写真との相性を見てから決めたいと思います。ただ、現段階では変更の可能性はとても低いと考えています。


□今回は13名の投票がありました。ありがとうございます。
 A〜モノクロ6名、カラー7名
 B〜モノクロ7名、カラー6名
モノクロとカラーとも皆さんが選んだAと、魚返が選んだと想像するB、ともに拮抗していました。

gonkitty      A・モノクロ B・モノクロ
あらかき@沖縄   A・カラー  B・モノクロ
安藤太吉      A・モノクロ B・モノクロ
松尾健       A・カラー  B・モノクロ
みやこ       A・モノクロ B・モノクロ
SK         A・モノクロ B・モノクロ
怪父るぱん     A・カラー B・カラー
あきも       A・カラー B・カラー
伊藤        A・カラー B・カラー
mame       A・モノクロ B・カラー
ジェマ       A・カラー B・カラー
うっちぃ      A・カラー B・カラー
文絵        A・モノクロ B・モノクロ


□次回も皆さんの投稿をお待ちしています。ありがとうございました。



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2013.10.31 model*裕美

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 裕美と会うのは11年ぶりだった。「あの時のままだね」と言って裕美の全身を舐めるように観た。実際、あの日の裕美と同じでツンとして愛らしいことに驚いたが、女としての分かりにくさもそのままに違いないと思った。僕は少し残念な気もした。裕美が年齢相応の容姿で僕の前に現れていたなら、もっと時の経過を実感し懐かしさもひとしおだったはずだからだ。

 小高い丘に裕美とやってきた。四日前に来た時は雑草がぼうぼうで自然だったのに今日は奇麗に刈り込まれて人工的だった。この丘での撮影を諦め少し歩くことやがて二十センチ丈の緑草が生えた一畳ほどの広さの群生に差し掛かった。周辺の地面は落葉だらけなのに、その群生はまるで青々としてまだ夏の名残があった。その中に裕美を寝かせると緑の群生は棺桶みたいだった。僕がブラウスの胸元を開き乳房を見せるように言うと、裕美はためらった。そのためらいの距離感でやっと僕は11年の経過を実感したのだった。

 裕美の乳房は昔と同じで奇麗だった。強いて違いを言えば、少し大きくなっていたかもしれない。「君、本当に可愛い、十代の頃とちっとも変わらない」と言いながら乱暴な気分でフィルム二本を一気に撮り切った。

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□『どっちを選ぶ?・NO.21』

久しぶりですね。今回の『どっち?』は多忙のため回答者への景品はありませんが、どんどん投稿して欲しいと思います。景品はないと言っても、何かあるのでは?

2枚の作品はいずれも同じカメラで撮影しました。最初にモノクロを撮り、すぐにフィルム交換してカラーを撮りました。従って、2枚の写真には5分のインターバルがあったと思います。そのせいか、モノクロには緊張感があり、カラーには穏やかさが見えます。

さて、あなたはどっちを選びますか?魚返はどっちを選んだでしょう?お答えをコメント欄に投稿してください。

○投稿方法〜あなたのお名前、あなたの選んだカットA、魚返が選んだカットB、を書いてコメント蘭に投稿してください。

  投稿例→→ カメラ男 A-カラー、B-モノクロ

※なお、締切は11/13(水曜日)です。


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□乳房が露出したカットは個展で展示します。
            













2013-11-15 : 26th個展へ : コメント : 14 :

『写真塾への誘い』・・・1



 写真塾でのことである。撮影が終わると昼食、ここで僕は熱弁を振るう。ここで語ることに心身ともに疲労する。どんなことを話しているのかというと、写真家の作り方について語っている、たぶん・・・。

 僕は、極めてあたり前のことを言っているのだが(僕にとって)、やすやすと伝わるものではないようだ。しかし何とか理解してもらいたい。したがって、ますます熱弁の度は増していくのである。最後は、「今言ったのは全部ウソだ」という決まり文句で終了となる。真意は、また改めて話そう、ということだと理解して欲しい。

 塾のモデルは僕の作品に出演してくれた大切な女性ばかりで、昼食時の熱弁においても、自分らしい作品を撮り続けることができた経緯を惜しげなく語っているつもりだ。つまり、妄想写真家としてのすべてを見せている。それが魚返一真写真塾ということになる。

 写真家としての僕の存在はわかりにくいのかもしれない。それも当然だろうと思うようになった。僕は女性ポートレートを撮る写真家として少数派だと感じてはいたが、この頃は極めて異端だと気づいたのである。

 僕の言いたいことが朧げにでもわかるカメラマンもいるかもしれない。モデルになってくれた女の子たちの中にも理解者はいるかもしれない。しかし、逆に僕の話をまったく理解しがたいと思う人も確実にいる。でも、僕は語ることを辞めない。ほんの僅かでも感じてもらえたらという期待をもって写真家としての信念を語り続けるだけだ。

 僕の妄言を聴きに来てくれる殊勝な人を探しています。









□魚返一真写真塾への入塾者募集中(若干名)→こちら




2013-11-12 : コラム : コメント : 0 :

『女の子同士』・・・撮影報告


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2013.11.1 model*G嬢&T嬢

                  ⁂

 ふたりが並んで歩きながら僕の方へ近づいてくる。どう見ても仲の良い女の子同士。G嬢はグレーのラインの入ったセーラー服を着た少しエキゾチックな女子高生、T嬢は丸襟の白いブラウスと紺色のプリーツスカートを履いた品の良い女学生風である。

                  ⁂
 
 今日は僕とT嬢が今年の春に目論んだ作品を撮るつもりだ。それは「ガブリエル・デストレとその妹」という絵画をイメージの源にもつ一連の作品に対する僕たちなりの模倣写真である。そこには、ふたりの女が画面に登場し一方は乳房を曝け出しもう一方の女がその乳首をつまんでいるというのが一定の決まりである。「ガブリエル・デストレとその妹」で言うならば、その作品には姉役のT嬢の乳首をつまむ妹役が必要で、今日はG嬢がその役をつとめてくれるはずである。

                  ⁂

 ファインダーの中には秋の柔らかい木漏れ日を浴びる若いふたりがいた。ところが、このふたりは姉妹にしては顔がまったく似ていない。どちらからと言えば、ふたりはクラスメイトのようだ。粛々と撮影を進めて行くうちについにG嬢がT嬢の乳首をつまむ場面に辿りついた。驚いたことに、男の僕がT嬢の乳首を見て浮き彫りになる当然の欲情がそこにはなかった。だからと言って、僕が醒めていたのではない。眼の前で展開していたのは、女の子同士の信頼と友情があって出来上がった特別なポーズが奏でる上質なエロスだった。僕は、「ああ」と軽く声を上げてシャッターを押した。撮影後、少しのあいだ放心状態だったのは、新しい扉を開けてしまったからなのだろうか。

                  ⁂





□ガブリエル・デストレとその妹」という絵画をイメージの源にもつ一連の作品に対する僕たちなりの模倣写真は個展で発表します。





2013-11-10 : 26th個展へ : コメント : 0 :
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ogaeri

Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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