ALL GIRL.4・・・ポストカードができました


4thグループ展写真面決定


『ALL GIRL.4』
2014.7.22tue〜7.27
Gallery LE DECO 2




2014-05-31 : グループ展 : コメント : 0 :

ブランク


このとことあれこれ作業が多くてブログ更新していません。
ツイートはしています、、、

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2014-05-27 : 未分類 : コメント : 0 :

『夏草』


○作品はGalleryにてごらんください⇒⇒こちら


2014.5.11 model*さくら

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 さくらが送ってきた写真を見たときとても驚いた。数日前に街でスカウトした女の子にそっくりだったからだ。スカウトした子からメールが来なかった代わりにさくらが現れたことに軽い運命を感じていた。

 実際のさくらは写真より愛らしかった。言葉遣いは歯切れがよく姉さん的だった。さくらの顔はひと言でいえば和風でコケティッシュ。身体は小柄だが胸は適度にあって全体としてセクシーである。さらに、ときどき表れる晴れやかな表情には癒しがあった。さくらは素敵すぎて、裏側に別の人格が潜んでいはしないかと勘ぐるほどだった。

 僕はさくらを連れて二人きりになれる場所を探し鉄道沿いを歩いた。土手の斜面が落ち切った狭い空き地は夏草が膝上の高さまで茂り始めていた。さくらがいくつか草の名前を言えたことは僕の疑いと緊張をほぐす効果があった。こんな女と恋をしたらどんなにか素敵だろう、とまで思った。

 草むらに座ったさくらをファインダーに入れた時、僕の心は少年時代にスリップした。覗きと夢想の日々の記憶の断片が再現された。さくらは無防備に股間を大きく開いて極めて薄い桃色の下着をあらわに見せながら動じない表情でファインダーの中の僕の瞳を凝視したのだった。


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□タイトルを変更しました。『少年のワルツ』⇒『夏草』
□近日中に写真塾のモデルに登場します。




 

2014-05-18 : 26th個展へ : コメント : 2 :

『Exotic』


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2014.5.10 model*彩友

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 彩友はExoticな十九才である。彼女に似合う曲はしなやかで品のあるルグランの映画音楽あたりだろうか。

 彩友の瞳は木漏れ日が当るとまるでトパーズのように薄茶色に輝き、小ぶりな唇は朱色に塗られ、ごく自然に伸ばした茶のロングヘアーをナチュラルにウェーブさせている。風通しの良いオレンジ色のワンピースを着た彩友の姿はとあるヨーロッパの避暑地でバカンスを楽しむ娘のようである。

 彩友は撮影の手伝いを手際良く手伝ってくれる。それはごく自然で、無理な親切にありがちな違和感は微塵もない。初夏の午後、刻々と変わる美しい光の中で若い身体を輝かせながら外国の雑誌を読む彩友はExoticで上品な美しさがあった。

「魅力的だね」
「そんな、とんでもありません」
 何度褒めても彩友は同じ言葉をくり返す。
「どうして、わからないの?」
「自分が一番わからないんです」

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☆5/25(日)176回写真塾のモデルは彩友です。参加受付中。



2014-05-17 : 26th個展へ : コメント : 0 :

『air』



○作品はGalleryにてごらんください⇒⇒こちら


2014.5.10 model*rina∞

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 電車に乗った。車窓を通り過ぎる新緑と青空に包まれた郊外の風景は印象画のように見えた。遠くからフルートの音が聴こえてくる。それはこの数日のあいだフルートの曲を繰返し聴いたための空耳で、rinaが奏でるフルートの音ではない。rinaのフルートはまだケースの中だった。

 rinaは座席でフルートをケースから出して組み立てた。フルートを構えると笛吹き少女になった。僕は世界中のどこかにいるrinaを待っている誰かに今の彼女の真実を見せてあげたいと思った。

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「あの言葉なんだっけ?あれだよ、ほら、ディランの、、」
「『君の立場になれば君が正しい。僕の立場になれば僕が正しい』です」
「そう、だから、君は君の立場でフルートを奏でて欲しい。僕は僕の立場で撮影するから。できた写真には、今君が吸っている空気=airが写ると思う」
「わたしはどうしたら?」
「強いて言えば、バルテュスが描く少女のように無防備に足ぐみをしてフルートをそっと構える・・・」

 フルートを構えたrinaの澄んだ瞳はどこか遠くを見据えていて、とても愛らしかった。そんな純潔な娘を前にしたときでさえ僕が思ったことは、rinaがもう少しスカートを上げて欲しいということだった。

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2014-05-16 : 26th個展へ : コメント : 0 :

『ロマンチストのための初夏』


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2014.4.23 model*eri

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 新緑の季節である。たった今この時こそが最も輝いている瞬間だった。木の葉の生育はまだ頼りなく木漏れ日はやや大きめで、木陰に座った娘の顔は陽射しに照らされている。しかし、夏のように強すぎずやわらかく程よい。時折病み上がりの身体には若すぎる風が、あなたの青春を思い出してごらんなさい、と思わせぶりに通り過ぎる。僕は僕の14才を懐古しながら草原を駆ける風を見送った。娘が座る地面一面にタンポポが咲いている。つまり、眼の前に広がっているのは絵に描いたような初夏なのだった。もちろん、僕が考え得る範囲の、であったが。。。

 さて娘だが、みずみずしく白い肌はまだ幼く、時代を無視したような眉毛と髪の手入れが、彼女をはからずも年齢不詳にしていた。始めて会った時、僕は娘の年齢を18才と推測したのだが、はたして幾つだろうか。
 娘は大好きなフラゴナールの『ブランコ』という絵画の解説をした。その絵にまつわる許されざる物語に含まれるエロスを可笑しそうに語った。僕はそれを聴きながら娘の瞳の聡明な輝きにうっとりしていた。娘が言ったもう一つの言葉が頭をよぎる。「男と女って一生かけても分かりあえないんだなとつくづく感じるんです」そんな哲学的な思考をする娘が好む曲は、ラヴェルの「亡き王女の・・・」であるから、やはり彼女が乙女であることは間違いないようだ。上手く言えないのがもどかしいが、この娘がロマンチストが故に垣間見せるある種の気難しさが彼女を魅力的しているのではないかと思う。

「お尋ねします」
「どうぞ・・・」
「結局、会いたいと思う人に会えるのかしら?」
「僕は君に会えたよ」
「・・・」

 娘の名前はeri。彼女にしかない特別な魅力を持った女の子である。ファインダーを覗くとeriは初夏と同じように聡明だった。「愛らしい」と言ってシャッターを押した。そして、いつものようにスカートをひるがえすような強い風が吹くのを待った・・・







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□eriは、2014.4.16 13:50頃スカウトした女の子です。このブログの記事『eriと春風』参照。この日と同じ服で来てもらった。



2014-05-03 : 26th個展へ : コメント : 2 :
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ogaeri

Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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