『辛子色のカーディガンを着て』


20151022mami037-3のコピー


2015.10.22 model*まみ

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 風ひとつない穏やかな晴天の秋に少女と歩いている。落葉を踏む少女の足音を掻き消すほどの大きな声で鳥たちが鳴いている。会話はいらない。ただ秋の気配を感じながら歩いていれば良いのだから。

 少女の名前はまみ。出会ったのは九月のギャラリーだった。友達と連れだってやってきたまみに懐かしさを感じたのは四十年以上前に僕の前にいた女の子に似ていたからだ。正確には、そのころ普通にいたかなり可愛い女の子の類いだった。黒い瞳、頬のそばかす、やや筋肉質の足、屈託のない物言い、そのすべてが僕を青春時代の郷愁へと誘った。

 今日のまみは辛子色のカーディガンを着た女子高生。僕はまみにユズキ・カズの本を手渡し切株に立たせた。そしてスカートを上げるように言った。次にハクウンボクの側に寝転ばせ、両足を幹にそって這わせると、スカートがめくれ健康的な足が露出した。目の前に展開する少女像は僕の心に棲みつづけているパンチラ崇拝を呼び覚ましたのだった。

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□フランス版の作品集”MOSO”に収録したいが、そうならないなら個展で発表する。
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2015-12-06 : 28thに向けて : コメント : 0 :
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Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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