『娘盛りは夏の始まり』・・・撮影報告



2017.7.30 model*たま子

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 浴衣姿の彼女は娘盛りである。いずれ僕の手を離れてしまうのではないかと想像したら胸が痛んだ。そもそも僕の娘ではないし恋人でもないから離れるもなにもないのだが。それでも心の中に一抹の寂しさがあった。

 彼女が着ているのは白地に桃色の花があしらわれた浴衣で、それがすごく似合っていた。僕は浴衣の前がすっかりはだけて白い乳房を曝したところを撮った。ごく自然な流れの中で浴衣の裾を大きくはだけさせて下半身を撮った。

 最後のお願いをきいてください。とばかりに両脚を大きく開いてあからさまに見せてもらった。そして中指直角に曲げてそっと・・・。

 娘盛りは夏の始まり。確かに寂しさがあったがその理由は定かではない。

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□この作品は30th写真展にて公開予定。(2017.9/19 – 9/24 渋谷ギャラリー・ルデコ3)




            

2017-07-31 : 30th個展へ向けて : コメント : 0 :

30th写真展『共犯者の為のマインドゲームス』

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※下記のサイトで展示作品のデザインができ次第、随時公開しています。
30th魚返一真写真展『共犯者の為のマインドゲームス』→→こちら

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 エロスを合い言葉に向かい合うモデルと写真家は、撮る側と撮られる側という立場の違いから完全に理解し合うのは難しい。心理戦の末に残されたエロチックな写真だけが両者を繋ぎ留め新たな写真を撮ることに合意する。やがて両者はエロチックな写真を撮るためにのみ依存し合うようになる。つまり、モデルと写真家は多くのマインドゲームスの後に共犯者となったのである。・・・魚返一真

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 ごく稀に、あの少年の日々を純粋培養して保ち続けている人がいる。魚返さんもその一人なのだろう。むろん、誰でもできることではない。写真という魔法の道具を的確に使いこなすことができる能力と、それ以上に、無償の情熱がなければ、このような写真を撮りつづけるのはむずかしい。もう一つ、魚返さんのカメラの前で、惜しげもなく体と心を開いてくれる魅力的なモデルたちが必要だ。それも簡単なことではない。・・・飯沢耕太郎 / 写真評論家

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□2017.9.19火〜24日 11時〜19時(最終日は17時まで)
渋谷ギャラリー・ルデコ3 http://ledeco.net/

○展示作品は新作中心に過去作も多数ファイルなどでご覧になれます。
○販売作品もいろいろ。全作品の販売。DVD(vol.1〜6)、ミニ写真集(vol.1〜5)、他。。



2017-07-30 : 30th個展へ向けて : コメント : 0 :

グループ展『ALL GIRL .7』情報7/26更新

スクリーンショット(2017-07-26 9.21.44)

スクリーンショット(2017-07-11 17.24.16)


***展示スペース決定!!****
(1)西牧直樹
(2)Choku◎
(3)Dancho●
(4)惠良栄治
(5)Gou Yamada※
(6)しのざき▲
(7)鈴木碧
(8)増田義隆※
(9)井上和俊(第三回、第六回優勝者)
(10)erock erichin※
(11)田代俊一
(12)真凛(第五回優勝、第六回優勝者)
(13)篠田アキヒロ
(14)秋元達夫●
(15)坂本ミツキ※
(16)高橋克之介(第四回優勝者)

※第六回は二名の同時優勝






展示スペースが増えたのでひとりの展示スペースが180mmから210〜240mmと大幅に広がりました。
また同じくスペースが広がった分で僕の写真展『共犯者のためのマインドゲームス』を開催します。

○『共犯者の為のマインドゲームス』
スペース的には狭いのですが、内容はこれまででの個展同様に濃いです。エロチック度は最高になると思います。
壁面展示に加え充実したファイル展示。ミニ写真集VOL.1〜5(+α)販売。

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2017-07-24 : グループ展 : コメント : 0 :

『WATERMELON』・・・撮影報告



2017.7.21 model*美月

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 真夏の陽気。久しぶりに美月を撮る。スイカでしょう。僕にしては珍しく女の子に好みの果物を尋ねることなくスイカを買った。スイカは果物か野菜か、という疑問が心をよぎる。子供の頃は果物だと思ったが、大人になって野菜だと理解していた。しかし、最近になっても諸説ある。いずれにしても夏の食べ物の横綱である。これを買っておけば間違いはない。

「あの、スイカだけどね」
「あ、はい。スイカですか」
「好きだよね」
「あ、あんまり、、」
「えっ?そうなの。。」
 またやってしまった。5年前のことだ。スイカを買って女の子と川へ行った。女の子にはしゃがんで水に浸かった状態でスイカを食べてもらった。傑作のはずだった。撮影が終わった時に「スイカ美味しかった?」と女の子に言うと「私、スイカが苦手で、、、」その時僕は、こらからはスイカに注意しなくてはダメだと思った。あれから5年が経って、僕はその事実をすっかり忘れてしまっていた。

「スイカ、本当にダメなの?」
「ええ、メロンなら好きです」WATERMELONとMELON。英単語的にはあまり違いがないのに。

 僕は撮影を続けた。もちろんスイカを大事な脇役にして。ブラを外して乳房を見せるように言うと彼女はそれに従った。そして僕はスイカを彼女に持たせたがしっくりいかない。つまり食べてもらうわけにはいかないのだから。次にパンティーを脱いでもらい両脚を開くように言うと、あからさまにアソコが見えている。

「美月ちゃん、手に持ったスイカを下げてみて」
「・・・」
「もっとだよ。スイカであそこを隠して欲しいんだ」

 スイカが嫌いなお陰で夏の作品が撮れた。『WATERMELON!』僕はこの作品にめちゃめちゃ満足したのだった。

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2017-07-21 : 30th個展へ向けて : コメント : 0 :

『夏模様』


2017.7.13 model*Olivia

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 今日はロケハンである。モデルを連れてのロケハンはとても贅沢。お気に入りの雑木林にしばし滞在したあと川へ移動した。全身から噴き出す汗とともにイメージが湧いては去って行く。時々ローライフレックスTのファインダーを覗く。一枚一枚丁寧にアングルを決めてシャッターを押す。今日のすべてが夏だった。そして今日撮影した写真は全部で12枚。少年時代はこの枚数でもとても贅沢な撮り方だった。

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2017-07-13 : 30th個展へ向けて : コメント : 0 :

『風あざみ』の撮影について


2017.7.12 model*美乃里

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 この撮影のことを文章にしようとしたことは確かで、実際に長文を書き残している。しかし、この場所で公開することには躊躇した。
 
 僕たちは神に背いてしまったのではないか、或いは冒涜したのかも知れない。この撮影は罪だったのではないかという想いがあると同時に強い懺悔に襲われている。だが、僕の心を乱すほど強い刺激を与えたこの写真は、これまで撮ってきたどの写真より作品的なのかもしれないという考えも浮かんで来る。何故なら、そこには人間の性が鮮烈に描かれていたからだ。

 撮影が終わった直後、数分間の放心状態が続き、心中では泣いていた。我に返り猛暑の中を歩いていた時、美乃里が夏のイメージだと言って口ずさんだ陽水の曲の一節をタイトルとした。

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□この作品は九月に開催するグループ展でファイルに入れて密かに公開できればと考えているところです。


2017-07-13 : 30th個展へ向けて : コメント : 0 :

『七夕に叶うこと』


2017.7.7 model*マリア

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 マリアは難解な女の子だ。敢えてそうしているのか、僕に理解力がないのか、それともそれ以外の問題なのか、今はまだわからない。いずれにしても普通とは違うのではないか、と感じていた。さらにつけ加えれば、近寄りがたいオーラを出す美人である。これが三月に開催した神保町画廊でマリアに会った時の印象だった。それから三ヶ月半ぶりの今日、マリアと再会する。

 駅に現れたマリアは、薄いブルーの半袖ニットとベージュ色のコットンのミニスカートを着て、髪は敢えて手を入れることなく、ただなだらかにウェーブさせて乳房の少し上まで垂らし、顔はあくまでも白く薄く神々しさを醸し出していた。つまり、あの日のマリアとまるで違って地味だった。この僕への裏切りは、この子にしかできない芸当だと思った。それは、強い印象を与えるために仕組まれたサプライズ的なものではなく静かに僕を襲ってきた。マリアは例えば三島の小説を華やかに彩る品のある娘役として僕の目の前に現れたのである。

 実際、マリアの仕草は育ちの良い家庭で育ったことをもの語り、由緒ある家督を継いだ家族の溢れんばかりの愛情を独り占めした結果として備わったとしか言いようのない、品の良い愛らしさがあった。

「君にリンゴをあげる」マリアがリクエストしたリンゴに加えアイスピックを手渡した。
「わたし、リンゴが好きです」
「リンゴをアイスピックで刺してごらん」
「こうでしょうか」マリアはアイスピックをリンゴのヘタのすぐ側に突き刺し、リンゴというものはウイリアムテルが息子の頭上に置いたリンゴのごとく横から射抜くものという常識を裏切った。

 僕には願望があった。それは、叶うことならマリアの乳房と下腹部を見たいということだった。今日は七夕。そのせいのはずはないが、マリアは僕の願いを叶えたのだった。それは、僕の想像を遥かに超えて美しくエロチックだった。

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2017-07-08 : 30th個展へ向けて : コメント : 0 :

『マチルダのように』


2017.7.6 model*桃

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 僕はマチルダという女の子の名前すら心当たりがなかった。しかし、その筋の人たちにとってはある種共通のひびきがあるに違いない。今日の撮影は僕にとって大切なもので、この写真に辿り着くまで準備に一ヶ月もの時間がかかった。

 桃は透けたノースリーブの黒いブラウスと同じく黒いギンガムチェックのミニスカートを着て、黒い帯の着いた麦ワラ帽子をかぶり、何かの目的のためにトータルなファッションであることを伺わせていた。桃を拾った籐椅子に座らせて太さ8mmの透明チューブを桃の身体に巻き付けた。チューブの中はところどころ赤い液体が滞っている。左手首には血に染まった包帯を巻き、右手にはアイスピックを持っている。そしてパンティーは履いていない。

 桃の斜め左後方から西日が射している。まず胸を見せるように言った。桃はアイスピックを乳首へ向けた。そのまま!と言って僕は二眼レフのシャッターを押した。桃は平然として次の言葉を待った。スカートを上げなさい。そしてそこへ血の付いた管を入れなさい。僕は再び二眼レフのシャッターを押した。依然として桃の表情に変化はない。これって、マチルダと関係があるのだろうか?僕は最後の言葉を伝えた。このうちのどれかひとつをあそこに入れなさい。と言ってあるものを数種類桃に渡すと桃は平然とそれに従った。桃の表情が一瞬変化した時、僕は最後の1枚を撮った。

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2017-07-07 : 29th個展へ向けて : コメント : 0 :

『ロイヤルブルー』撮影報告



2017.7.2 model*ゆり乃

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 待ち合わせ場所に現れたゆり乃の服装が僕の眼を釘付けにした。彼女が着ていたのは青いワンピース。襟や袖にアイボリーホワイトの縁どりがされていて、襟にゴールドの丸いボタンが縫い付けてあった。僕はゆり乃以外の誰も着こなせないな、という感じだった。

 雑木林に、今年の冬に拾った籐椅子を運んでゆり乃を座らせた。ゆり乃は村上春樹の文庫本を持っている。その姿は完璧なハルキストに見えたが、ゆり乃という女の子は意外に難解な面を内包しているから、ある種のフェイクかもしれないとも思う。ゆり乃には、育ちの良さ、耳障りの良い学歴、品のいい仕草や物言い、白い肌と細い肉体、などがごく自然に備わっている。ここまで揃えば完璧なお嬢様を演じきることは容易い。さらに、品の良いTVキャスターだってできるし女優だって当然なれるだろう。あとは、誰にも負けない厚かましささえあれば。

「君、積極的なひと?」
「それが、案外ひっこみじあん、なんです」
「えっ!そうなの」それを聞いて僕は少し安堵した。晴れがましい世界に羽ばたくまでまだ猶予がありそうだからだ。僕にも何度か写真を撮る機会をくれるかもしれない。

「ところで、そのワンピース、似合うね」
「ありがとうございます」
「お母様が選んでくれたの?」
「いいえ、自分で買いました」
「良い色だね〜」
「ロイヤルブルーです」
 いくら彼女が消極的な子でも世間が放っておくだろうか?

 ゆり乃が両足を籐椅子に上げると危うく太腿の奥が見えそうになった。アンバランスな体勢のゆり乃の掌にプチトマトをいっぱいに載せると、ワンピースのロイヤルブルーとトマトの赤が鮮やかに混じりあった。僕はローライフレックスのファンダーを覗き下着が写らない角度を探してシャッターを押した。

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2017-07-03 : 30th個展へ向けて : コメント : 0 :

『レモンイエロー』撮影報告

2017.7.2 model*麻菜

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 コンビニへ入ると麻菜は何とはなしにレモンを手に取っていた。僕はそのレモンは何かの暗示だと思い、麻菜の手からかすめ取ってレジへ歩いた。

 武蔵野の林に分け入って拾った籐椅子に麻菜を座らせ、さっき買ったレモンを彼女の掌に載せた。やはりレモンを買った僕は正しかった。緑の中でレモンイエローが映えていた。少しふくよかになった麻菜の身体を見て何かに思いを巡らす。そして中世ヨーロッパの誰かの画集で見た女の肖像画に辿りついた。麻菜がカーディガンを肘まで下げると肩から二の腕にかけてと二つの乳房が中世の肖像画のように見事に露出した。そう言えば、梶井基次郎の『檸檬』の中で丸善の棚から引っ張り出したのは画集だったなと思った。

 僕は麻菜に神々しさを感じていた。僕は梅雨時の蒸し暑さで全身から汗が流しながらカメラを覗いた。籐椅子に座った麻菜は涼しげにレモンと戯れている。ふくよかな女を目の当りするとこんなにも幸福感に満たされるものなのか。

「君って美しいね!」
「でも少し太めかなって・・・」
「中世だったら、まだ足りないよ」
「・・・」

 僕は帰宅するとすぐに梶井基次郎の短編集を探し出し貪るよう『檸檬』に読み、中世の肖像画を探してみると、そこに描かれていた女の艶が麻菜のふくよかな身体と似て見えたのだった。

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□この作品はグループ展『ALL GIRL.7』において発表する予定です。




2017-07-02 : 30th個展へ向けて : コメント : 0 :

グループ展『ALL GIRL .7』情報

スクリーンショット(2017-07-01 11.09.36)
2016.1.10塾にて撮影。多摩川。コンタックスT2

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開催まで約二ヶ月半になりました。参加者の皆さんはそろそろ展示作品を絞って、展示方法についても考え始めている時期ですね。早めに準備を進めてください。

ルデコはご承知のようにリニュアルしました。壁面へ直接ピンでディスプレイ可能なことはこれまで同様ですが可動展示パネルにも展示できることが新しいです。※可動パネルも直接ピンなどでとめることが可能なようです。(7/8追加記述)

今回は魚返一真個展と同時開催ではありませんが、グループ展でも魚返作品を壁面とファイルにおいて本気で展示したいと考えています。また、去る3月に神保町画廊での個展中に開催し好評だったスナップ写真塾をルデコの周辺で開催する可能性もあります。

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□第七回グループ展『ALL GIRL .7』
2017.9/19tue → 9/24
11時→19時。(最終日→17時)
渋谷ギャラリー・ルデコ3F

○参加者の展示は塾で撮影した写真が全体の半分というのが基本的な決まりです。また、旧作の展示を含めても良いです。(女性カメラマンは除外)


2017.7.1.13時現在(一部変更の可能性あり)

2017-07-01 : グループ展 : コメント : 0 :
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プロフィール

ogaeri

Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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