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『プラム』

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2019.6.28 model*万里菜

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 今朝、野球部だった中学生時代の自分を思い出していたら万里菜をグランドへ連れて行き野球部のマネージャーにしてみたくなった。待ち合わせ場所に現れた万里菜の服装はすでに部活のマネージャーみたいで驚いた。

 僕はプラムを持ち、万里菜は表紙がよれて何度も読んだことをうかがわせる文庫本を持ってきていた。僕はその小説を書いた作家の名前を知らなかったけれど、神経を病む女の子にまつわる物語が書かれているらしかった。僕がプラムを持ってきたのは、以前万里菜にレモンを持たせて撮ったことがあったから別の色の果物にしたというだけの理由だった。

 土手を超えると雨上がりの河川敷グランドには誰もいなかった。プラムを手にした万里菜をマウンドに立たせると見事な投球モーションを繰り返した。僕は連続でシャッターを切り、満足して撮影を終わろうとした時、万里菜が「わたしが持ってきた文庫本は・・・」と言った。「ああ、すっかり忘れていた。本にプラムを載せてバックネット裏に立ってほしい」と言ってカメラを構えファインダーに万里菜を入れた瞬間、あまりの可愛さにキュンとして、マウンド上での見事な投球ホームのことなど忘れてしまった。万里菜は愛らしいマネージャーになって「プラム」というタイトルの神経を病んだ少女の物語を演じ始めていたのだった。

 家に戻ってこれを書いている。こんな時には万里菜の好きなバンドを聴くのがいい。すると彼女と出会ったことが奇跡のように感じられて素敵だ。




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□この作品は次回34th個展『果実の季節』で発表します。(ただし別カット)
□この作品を気に入った方は拍手をお願いします。。


2019-06-28 : 34th個展に向けて : コメント : 0 :

34回魚返一真個展『果実の季節』ポストカード

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34回魚返一真個展『果実の季節』
2019.9.24(火)〜29(日) 12時〜19時(最終日17時まで)
場所:ギャラリー・ルデコ5
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷3-16-3 髙桑ビル5階
TEL 03-5485-5188
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魚返一真主催ポートレート展『ALL GIRL 2019』を同ギャラリー・ルデコ4にて同時開催します。参加者募集中(残1名)
問:ad28689@ha.bekkoame.ne.jp(魚返まで)
2019-06-24 : 34th個展に向けて : コメント : 0 :

『チェリー』

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2019.6.23 model*ちいも(chimo)

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 ヘンデルの「ラルゴ」はちいもが好きな曲です。ラルゴを何度も聴いているうちにメロディとともにちいもが送ってくれた写真に写っていた彼女の暗い顔が浮かぶようになりました。サクランボを買う。彼女が好きだと言ったから。この実にまつわる曲「チェリー」を聴きました。撮影のとき「愛してる」と彼女に言わせてみようと思ったりしました。

 待ち合わせ場所に遅刻して着くと、ちいもがこちらに小走りでやってくるのが見えました。彼女は笑顔で僕が思い描いていた暗い女の子ではありませんでした。僕の勘違いだったのでしょうか。

 僕は川へ行く理由を語りました。ちいもはそれを理解したようで何度も頷きました。今度は唐突に漱石の「こころ」のことを話すと、彼女もほぼ同じことを感じていました。僕はこの子とほんの少しですが繋がれたような気がしたのです。

 「さあ、撮りましょう。あなたは交互に暗い顔と笑顔になってください」「それと同時に胸を見せたり、下着を脱いだりしてください」僕はどっちが本当の彼女なのか知りたかったのです。それでわかったことは、ちいもが飛びきりの笑顔の持ち主だということでした。もちろん、彼女に「愛しています」と言ってもらうことも忘れませんでした。

 駅でちいもと別れてからも彼女の笑顔が僕の瞼の奥にありました。

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□この作品は次回34th個展『果実の季節』で発表します。(ただし別カット)
□この作品を気に入った方は拍手をお願いします。。

※次回個展『果実の季節』で展示する作品を一緒につくってくれる女性を探しています。。http://www.bekkoame.ne.jp/~k-ogaeri/modelboshu.html
2019-06-23 : 35th個展に向けて : コメント : 0 :

『白いミューズ』

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2019.6.22 model*流石(さすが)

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 流石と待ち合わせした駅に向かう途中、僕は息苦しささえ感じていた。彼女が次第に美しく落ち着いていくのとは逆に僕の要求はエスカレートしていることが原因のひとつだ。はたして本当に撮りたいことを言い出せるのか、ということが不安だった。カメラバッグには澁澤龍彦の『フローラ逍遥』をしのばせ、その146ページに書かれている百合の花を買ってきた。百合は流石を素敵に撮るための小道具。しかし、それらは僕の要求をカムフラージュするための手段に過ぎないと彼女は気づいていると思った。

 撮影場所に着いた。流石は真っ白い肌をした子で会うたびに美しくなる。彼女を椅子に座らせて百合の花を手渡し心の中で「あゝ、白いミューズよ。覚悟は良いですか」とばかりに少し気取って呟いた。まず下着を脱いでもらいました。そのあと流石は全て僕に従ってくれたのだった。「あゝ、白いミューズよ。あなたは素晴らしい!」

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□この作品は個展で発表します。(ただし別カット)
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2019-06-22 : 35th個展に向けて : コメント : 0 :

『イヴ』

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2008.12.24 model*よしみ

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 イヴのことだ。僕はショートケーキとリンゴを持って彼女の部屋へ向かった。線路沿いの小道を歩いていると眼の前に彼女がいた。寒々しい薄手のコットンのワンピース着て、手には液体洗剤の容器をぶら下げていた。「洗濯をしていました・・・」僕は彼女に導かれて狭い路地に隠れるように立つアパートへ向かった。
 部屋は暖房がきいていた。まず、彼女は下着をとりリンゴを股間においた。それから、彼女は全裸になりベッドにあぐらをかいて座り、静かにリンゴの皮を剥いた。僕はただ黙ってその様子を見守り、時折シャッターを押した。

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◯この作品は34th個展『果実の季節』にて展示予定です。
*作品『イヴ』は、オランダの小説家ハリヨン・ゾーマ氏の小説『dat wat blijft』の表紙や北海道大学准教授であり詩人の阿部嘉昭氏の詩集『頬杖のつきかた』の表紙に使われています。





2019-06-18 : 34th個展に向けて : コメント : 0 :

『今のままで』

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2019.6.16 model*TOMOKA

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 TOMOKAが好きなジャズとクラシックのピアノ曲は聴くには心地良いが演奏は難しい。好きな小説もやや重たい内容の中に楽園を見つけている。TOMOKAには教養があると思ったし、一見普通の女の子でいることにも好感を持った。

 昨日の雨模様が嘘のように晴れて、わかりやすく裏切りのない青空です。その青は真面目なTOMOKAが運んできたのかもしれないなどと考える。TOMOKAとは初対面だったのに不思議に会話は弾んだ。その理由はやはり彼女が内面に蓄えた教養のせいです。

 TOMOKAにカメラを向けたとき原点に戻ったような気がしました。女の子の写真を撮り始めた頃を思い出しました。あの頃は、目の前の女の子に対してあくまでも正直に下着を見せるように言いました。だから僕はTOMOKAにもそう伝えたのです。そして、「今のままでいてください」と心の中でつぶやきました。

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□この作品は次回34th個展『果実の季節』で発表します。(ただし別カット)
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※次回個展『果実の季節』で展示する作品を一緒につくってくれる女性を探しています。。http://www.bekkoame.ne.jp/~k-ogaeri/modelboshu.html
2019-06-16 : 35th個展に向けて : コメント : 0 :

『雨が似合う女』

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2019.6.15 model*流石

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 今日が雨だというのは数日前の予報で知っていた。昨日の僕は撮影をするか迷った気分で流石(さすが)とのやりとりをした。雨だとしても良い写真が撮れる確信があった。それは流石は雨が似合う女だと思っていたからだ。

 朝から雨だった。レインジャケットを着て荷物をコンパクトにして家を出た。駅で流石を見た僕は少し驚いた。色白は同じだったが、素朴で自然なヘアメイクに変わっていたからだ。服を含めた流石のルックスには、彼女の本質が表れていてなんとなく愛と優しさがあった。

 雨の川を二人で歩いた。やっと水際に辿り着くとすぐに撮影を始めた。僕は傘を差したままの彼女に胸を見せて欲しいと言い、スカートの下を撮りたいと言った。雨は降り続いていたから撮影を急ぐ必要を感じた。僕は雨に濡れるカメラを気にすることなく撮影を続けた。雨の中で傘をさす流石を含んだ景色は雨に霞んでモノトーンだった。

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□この作品は次回34th個展『果実の季節』で発表します。(ただし別カットの可能性あり)
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※次回個展『果実の季節』で展示する作品を一緒につくってくれる女性を探しています。。http://www.bekkoame.ne.jp/~k-ogaeri/modelboshu.html
2019-06-15 : 35th個展に向けて : コメント : 0 :

『君の中の何かが・・・』


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2019.6.12 model*悠

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この娘の中に何かがある。その何かは確実に僕の心に忍びこんでくる。会話の中で、それは娘の祖父母がいる故郷と関係がありそうだと感じた。娘の故郷は北にあり、豊かな山の恵みを受けて育ったことで何らかの魅力を植えつけられたのではないか。

撮影を始めた。少しずつ服を乱し、ついに上半身裸になったとき娘の中の何かが光った。普遍的な魅力が表面に出てきた。この娘にこんなに素朴な愛らしさが潜んでいたのかと驚いた。白く豊かな乳房の表面に薄い色をした乳輪と小ぶりな乳首を見たとき、清純なエロスに出会えた感動を覚えたのだった。


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□この作品は個展『果実の季節』または『Girls’ Seasons』で発表します。(ただし別カット)
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2019-06-13 : 35th個展に向けて : コメント : 0 :

『ロックな女』

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2019.6.11 model*カヲル子

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 特殊な柄のスリップドレスにジーパンそして下駄。そんなカヲル子といる時間は僕を70年代にタイムスリップさせる。僕が東京に出てきた1974年頃は街にまだヒッピー崩れの男女が生息していた。煙草とマリファナの混じった煙が立ち込めた暗いライブハウスに「サザンロックが好きなカヲル子を知らないか」と毎晩のように男が彼女を探しにくる。つまり、カヲル子は時代を間違って生きているのかもしれない。

 カヲル子を草むらに寝かせて乳房を出しジーパンと黒いパンティーを同時に下げるように言った。カヲル子のルックスは野性的でグラマーだった。やや刹那的な気分の僕は、こういう女には遠慮はいらないとばかりに、容赦無くシャッターを切ったのだった。

 家に帰ってから、まずオールマン・ブラザース・バンドの「ランブリンマン」を聴いた。同じコードで同じようなポジションを行き来するディキー・ベッツのギターソロに酔う。次はレイナード・スキナードの「スイートホームアラバマ」を聴く。最後はザ・バンドがバックをつとめるボブ・ディランの「フォエバーヤング」。カヲル子は年老いた男にレトロな感情を抱かかせる不思議な女なのである。



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□この作品は35th個展『Girls’ Seasons』で発表します。(ただし別カット)
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2019-06-12 : 35th個展に向けて : コメント : 0 :

『イチゴ』

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2019.6.9 model*ひな

 「この娘にそれを言って良いのだろうか」僕は何度か迷ったことがある。でも口に出すことはしなかった。とても言えなかった。「この娘にそんな頼みが通じるのだろうか」何度考えてみても答えは同じ「ノー」だった。そんな僕の気持ちに変化があったのは前回の撮影の後だった。娘は以前の彼女よりも年齢が下に見えた。娘の心の中で何かが動いたのではないかと感じた僕は「乳房を撮らせてもらえないだろうか」とさりげなく口にした。すると娘は、一瞬うなずいたようだった。そして娘の気持ちが変わらないようにすぐに次の撮影日を決めた。

 今日がその撮影日。多少の不安を抱きながらカメラを構えた。すると娘は躊躇することなく胸を見せたのだった。娘の胸はまるで少女のそれで、控え目な膨らみや小ぶりな乳首などパーツが幼かった。ファインダーに入れたとき、ほんの少しジョック・スタージスやデビッド・ハミルトンになった気分だった。


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□この作品は次回34th個展『果実の季節』で発表します。(ただし別カットの可能性あり)
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2019-06-11 : 34th個展に向けて : コメント : 0 :

『その白い肌について』

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2019.6.8 model*詠子

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 女は白いワンピースを着ていた。その白は大人の女のための白であって少女に着せるためのあの純白ではなかった。そう感じさせたのは、女の肌がとても白くてうっすらと柔らかな肉に覆われ、そこには女の白い人生があったから、相対的にワンピースの白を曇らせて見せていたのだった。ワンピースが黒だったとしても同じだっただろう。女の人生が含まれた白によって、やはりその黒をも曇らせるであろう。つまり女の白い肌は魅力的で少女の白い肌とは意味が違うのだ。

 薄い皮膚で造られた乳房を見せてください。その小ぶりな乳首の意味を教えてください。そうだ、これをあげましょう。なぜか丸いズッキーニ。

 この女の身体は熟れきっているものの、女はまだ本当のことを知らないのではないかと思わせる。女は初めて僕の前で夢を語った。今この女は少女のように未来を見ているのかと思うと少しホッとしたのだった。

「もう梅雨入りだね」
「ええ、そうね」



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2019-06-09 : 34th個展に向けて : コメント : 0 :

『岸辺のカフカ』

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2019.6.7 model*Olivia

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 今にも雨が降り出しそうな空模様。そのせいではないけれど僕は内心穏やかではなかった。今日撮影ができるのだろうかという不安もあった。それでも部屋を見回して目についたものをバッグに詰めて家を出た。

 川に着いた時、どんな写真を撮るのか全くわからない状態だった。
「雨が降ったら危険ではないですか」と娘が言った。
「それはまったく心配ない」と僕が断言しても娘は執拗に不安を口にした。
 ふと僕は実話を元に描かれたドラマ『岸辺のアルバム』を思いだしていた。むかし今僕たちが立っているこの川の下流の堤防が決壊し家が流されたのだった。僕はそのことは娘には教えなかった。

 僕は家から持ってきたレトロなスコートを娘に着せ何色かのフルーツキャップなどをやみくもに手足に配置した。すると突然不思議な感覚に襲われた。娘のロングヘアーのせいか、こっちを向いているのか向こうを向いているのかわからなくなったのだった。僕は不安から逃れようと目をこすり執拗にシャッターを押したのだった。撮影中雨が降り出し終わった頃には滝のような豪雨になっていた。

「変な気持ちになったんだ」
「それはどんな?」
「そうだな、後ろ前が逆だったり上下が逆さまだったりするような」
「・・・」

 僕は心の中でこのことを伝えうる言葉を探した。やっと思いついた時は、娘と別れたあとのことだった。その言葉は「カフカ」だった。


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2019-06-08 : 34th個展に向けて : コメント : 0 :

『ジャズ』

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2019.6.6 model*悠(ハルカ)

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 ジャズという名前の小さいリンゴを見つけた。普通のリンゴの半分しかない。僕は少し迷ったけれど、一個だけ買うことにした。明日悠が着てくる青いチェック柄のかわいいワンピースとの相性を考えてのことだった。僕は悠に興味があった。その理由はメールの中に誠実な人柄を感じたのと、彼女がメガネを掛けていることなのだった。僕がメガネをか掛けている女の子が好きだとか、或いは興味があるというのではなく、メガネの子を見ると大抵はずして欲しいと思うのだ。映画を観ても、メガネを掛けた女性がメガネをはずすと突然魅力的な女に変身して、これまでその女に興味がなかった男が彼女の虜になったりする。僕にとって女の子にメガネをはずさせるということは彼女が日頃隠している裸の顔を見ることで、極端かもしれないけれどスカートの下を覗く行為に似ているのである。

 悠と駅で待ち合わせした。遠くから悠の姿を見つけたとき、少女体型だったことが僕をときめかせた。メガネをした大人びた顔しか見たことがなかったから驚きは大きかった。その瞬間、今日の目的をメガネをはずした悠を撮ることに決めた。

 川に着いた。僕はジャズ、つまり小さくロリィタなリンゴを悠に手渡し少女チックなワンピースの前ボタンを外し、白いブラに隠された左の乳房を見せるように言った。悠の乳首と乳輪はまるで少女のように薄いピンク色だった。その時、僕はメガネをはずした悠の顔を見たいという欲望にかられたのである。つまり、スカートの下を見たいという感じで。

 川面を渡って来る風に吹かれた悠は自由を得た人魚のように神秘性が加わって魅力的だった。

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2019-06-06 : 34th個展に向けて : コメント : 2 :

『熟れすぎた果実』

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2019.6.1 model*ひな

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 なんとなく熟れすぎた果実とロリィタの関係について考えていたのです。その果実とはひと月以上前に買ったアボカドのことで、指で押すとかなり凹むのでとっくに食べ頃をすぎているとわかります。僕はこれをひなの掌に載せてみたいとおもったのです。

 待ち合わせ場所にやってきた彼女の姿を人混みの中に見つけたとき軽い驚きがありました。以前よりロリィタな感じがしたからです。電車の中で「アボカドを持ってきた」と言うと、「食べ方をご存知?」とかえってきました。僕はあのアボカドを割ったら中がどんなに醜くなっているのだろうという怖れと同時に、ロリィタなひなの掌にその醜く熟れすぎた果実を載せてみたいという衝動が起きたのです。

 僕はアボカドをコンビニで買ったばかりのカッターで縦に割りました。
「悪いけど、アボカドを掌に載せたままでスカートを上げてほしいんだ」
「あ、わかりました」
 熟れすぎたアボカドと白い下着とその下のロリィタな女性器の存在を意識すると静かな感動をおぼえたのでした。

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2019-06-01 : 34th個展に向けて : コメント : 0 :
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Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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