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『白い襦袢姿』・・・昭和三部作/麻衣子編その三

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2019.11.22 model*麻衣子

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 畳の部屋と戸の障子、そして庭に面した板張りの廊下。草花の解説書、詩集、碁石などが散乱している。白い襦袢を着た麻衣子は碁盤に座って、神聖な雰囲気を漂わせ深い母性を寄り添わせていた。僕はその姿を凛々しく美しいと思った。


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□この作品は来年の個展『妄想浪漫』のために撮ったものです。(展示は無修正版)
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2019-11-30 : 35th個展に向けて : コメント : 0 :

『昭和の血』・・・昭和三部作/麻衣子編その二

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2019.11.22 model*麻衣子

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 麻衣子が廊下に立った姿をみたとき僕ははるか昔の光を感じたのです。この女の身体には間違いなく昭和の血が流れている。昔の民家には他人に覗かれても良いというような、ある種のおおらかさがありました。事実、僕の田舎では鍵をかけない家もありました。今僕は麻衣子の家に忍び込んでいるのかもしれません。ふと、遠くで蒸気機関車の汽笛が鳴って発車のドラフト音が聞こえるような気がします。それは麻衣子の持つ昭和性と無関係ではありません。つまり、麻衣子はノスタルジーを感じさせるいい女なのです。

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□この作品は来年の個展『妄想浪漫』のために撮ったものです。(展示は無修正版)
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2019-11-27 : 35th個展に向けて : コメント : 0 :

『癒しの食卓』・・・昭和三部作/麻衣子編その一

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2019.11.22 model*麻衣子

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 麻衣子は奥ゆかしく心根の優しい女性です。ただ初対面ではその優しさは分かりづらく会うたびに少しずつ納得させられてきました。お互いの予定が合いづらくても根気よく日程を調整してくれたお陰で今日会うことができたのです。

 麻衣子はテキパキしています。例えば、何か欲しいと言えば食器棚から皿を出して食べ物を載せてくれます。今日、麻衣子が買ってくれたバナナを食べました。どうしてバナナ?でも小ぶりなのが麻衣子らしいと思ったりしました。そして僕は、「ご馳走さまでした」と妙に素直に言えてしまうのです。もちろん「胸を見せてください」と言いました。


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2019-11-25 : 35th個展に向けて : コメント : 0 :

『娘と歌留多(かるた)』・・・昭和三部作/流石編その三

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2019.11.09 model*流石

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 昭和40年代始め頃だったと記憶している。母が小倉百人一首のかるたを買ってくれた。僕はある時は厭世的ストーリーの貸本マンガを読み、ある時は百人一首で坊主めくりをした。そして少年の目に札の絵は怪しく映るようになった。

 畳の部屋で流石の引き締まった身体を見たとき、少年時代に百人一首をめくる度に感じていたものが蘇ったような気がした。



札は肌の感触
女の隠された場所に札の角を刺す
少年は歌留多を介して娘と交わった



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2019-11-11 : 35th個展に向けて : コメント : 0 :

『キッチン』・・・昭和三部作/流石編その二

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2019.11.09 model*流石

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 流石はキッチンに立ち包丁を握ると凛々しい表情になった。彼女は甲斐甲斐しく動けるし家事が得意そうだ。僕の少年時代はどこの女の子も最低限の家事が出来た気がするけど、現在はどうなんだろう、などと考えながら次は流石の裸を撮りたいと思い始めていた。
 
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□この作品は来年の個展『妄想浪漫』のために撮ったものです。(ただし展示は別カット)
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2019-11-10 : 35th個展に向けて : コメント : 0 :

『放課後の食卓』・・・昭和三部作/流石編その一

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2019.11.09 model*流石

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 女の子は帰宅した。おやつを食べるかも知れないし少女漫画を読むかも知れない。手伝いのできる子なら夕飯の下ごしらえぐらいするかも知れない。そのあと彼女は風呂に入るのだが、入浴中に男子に覗かれてしまうかも知れない。それは実際に僕の少年時代に身近であったことで、覗かれたのは運動が出来て明るくて僕も気になっていた子だった。今日この娘に人参を持たせたことにも意味がある。それも少年時代のある経験に基づくのだけれど、この場で書くことはしない。あのエロチックで息苦しかった青春時代に、今では感謝すらしている。

 さてこの娘の中には古風なところがあって、そこが隠し味になっていることを本人は気づいているのだろうか。前回会ってからわずか1ヶ月半で少し美しくなっていたのに驚いた。とにかく僕はこの娘の胸を撮りました。

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2019-11-09 : 35th個展に向けて : コメント : 0 :

『なにが言いたいの』

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2019.11.01 model*ヤナモ

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 飲屋街を訪ねた。このエリアで飲んだのは、かなり昔のことだけど自分から積極的に来たことはなかった。言ってしまえば只の飲み屋街であるがそこに流れるややインテリな空気について行けなかった。狭い路地に女を押し込んでカメラを向けた。「こっちを見て」パチリ。素早くシャッターを押す。

 それからラブホ街を歩き周り疲れはてる。「珈琲でも飲もうか」とDUGに向かうがまだ開店前だった。仕方なく他の店に入ると運よくBGMはジャズ。女はとめどなく話しつづけた。僕はクリフォード・ブラウンやコルトレーンのバラードを聴き入ってしまい、度々女に聞き返す、もしくは聞き流すのだった。結局、なにが言いたいのかというと、久しぶりに会った女は相変わらずいいヤツだったということと、昔より胸がデカくなったということ。この女の存在が僕の思い出を全部吹き飛ばしてしまったみたいだ。しかもこの街はどこもかしこも外国人だらけ。いったいあの時代はどこに消えたんだ。

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□この作品は来年の個展『妄想浪漫』のために撮ったものです。(ただし展示は別カット)
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2019-11-02 : 35th個展に向けて : コメント : 0 :
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Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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