『僕と直さんとアズサの撮影・その2』・・・2012.1.9

 僕たちは前回と同じように電車に乗り多摩川へ向かった。ただ違うのはあの日に比べればかなり暖かいこと。直さんはいつものように妄想写真を撮り続けている。撮影中のアズサはずっと静かだった。僕と二人きりで撮っている時と比べるとかなり無口で、静かなアズサもいいなあと思った。

 今回の撮影は前回とそれほど違いはなかったから、変化が欲しくてほとんどを望遠の90mmレンズを着けて、少し離れたところからアズサを撮った。レンジファインダーの90mmのブライトフレームは小さくて、アズサの放漫な肢体をはっきり見る事ができなくいもどかしさがあった。したがって、僕はアズサのガーターの奥を妄想するより他なかった。まるで、著名な詩人の分かりづらい詩を僕なりに解釈して楽しむみたいに。

 今日の目的は、実は撮影だけではない。それは、次の作品について3人で語り合うことだ。撮影が終わって昼食。直さんは持って来たモノをテーブルに出した。イブニングドレスと肘上までのレースの手袋、赤いガーターと赤い下着のセット、ドールっぽいドレスなどだった。すでに、直さんは待ち合わせした駅のすぐそばにあるスーパーの靴売り場でアズサのために黒いヒールも買っている。最後に仮面舞踏会に使う舶来の仮面をバッグから出した。
 さて、黒いイブニングドレスを着たアズサをどこで撮る?それが問題だ。

 二人と別れて僕一人になった。

 今日のアズサはエロチックだったなと思う。フィルムの現像ができたら、90mmで撮ったアズサの肢体をちゃんと見ることができるはずだ。それまではしばらくのあいだ妄想を楽しむことにしよう。


□この作品をご覧になりたい方は拍手をお願いします。









2012-01-09 : 写真塾 : コメント : 0 :
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1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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