『華奈(かんな)が足す人のために・その1』

20100908kyushyu130_edited-1.jpg
2010.9.10/大分県安心院にて/僕にとって大切な空

 小学生の時、遠足で小岩扇(こがんせん)という山に登った。昼食後、遠足恒例の宝探しの時間になった。僕は宝探しをするふりをして実はある少女を探していたのだ。谷のわき水のところで水筒に水を汲む少女を見つけた。僕はそっと背後から近づいて少女の横にしゃがんで両手のひらで水をすくって飲んだ。その時、僕は緑と青と白の鮮明な風景の中で少女を間近で見たのだった。景色を映す少女の眼はわき水より透明だった。その後、僕は少女を避けるようになってしまった。理由は少女が僕の手の届かない妖精だと気づいたからだった。

 美しい眼をしていてボーイッシュなヘアスタイルの妖精のような女の子。それが華奈の第一印象だった。華奈を見つけた時、宝物を見つけたような気持ちになった。実は華奈はマスクをしていた。僕は華奈の眼に引き寄せられて、マスクのことに気づかずに声をかけたのだった。


          ☆

「昨日は突然でびっくりしましたが、ホームページを拝見させていただき、モデルの話に少し興味をもちました。ただ、風邪が治って元気になってから・・・」
「メールありがとう。お大事に」


□つづきは華奈さんの風邪が治ったら・・・





2012-02-17 : リトルファンタジー2012 : コメント : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

プロフィール

ogaeri

Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
このブログのすべての写真や文章などコンテンツの無断コピー、無断転用を禁じます。

月別アーカイブ

ブログ内検索

FC2カウンター