回顧『千川上水からノルウェイの森へ』・・・ハッセル+プラナー80mm



2000.5.26/model*miyu

「miyuちゃん。足開いて」
「あ、はい」
「太腿の奥が写ってもいい?」
「あ、はい」
「本当に?」
「え、まあ」

          ☆


 僕は『ノルウェイの森』をリピートモードにしてずっと聴いている。何となく不毛な時に聞く曲なんだよ。理由を教えてあげよう。

          ☆

 久々にプラナー80mmで撮ったこの写真を見てはっとした。この10年近くブロニーは75mmしか使っていないから?つまり焦点距離5mmの違いが新鮮に映った?いやいや、それもあるけど、僕が関心したのはこのクリアさだ。
 僕の家の前を流れる千川上水は初夏真っ盛り。新緑が眼に痛いほどの光線を放っているのを、しっかりと受け止めている。「レンズのせいだな」と思わず僕はつぶやいてしまう。
 昔はハッセルを二台所有しずっとプラナー80mmを使っていた。その後、ローライフレックス・テッサー75mmを手にし、以来ずっとその味が好きで使い続けている。
 しかし、ここへ来て僕の中に変化が出て来ている。カラーを撮る時、もう少しクリアなレンズで撮りたいと思うようになった。プラナーが欲しいな、と思う。
 まあぼちぼち決めるさ。選択肢はいくつかある。しばらくは楽しい悩みの中で浸ろう。僕は何を使って作品を撮るかを考えている時間が幸福だ。しかし、結局は手持ちのローライフレックスで行くことになるのだろう。それが僕の意気地なしのところ。

 僕の心の中を教えよう。

「ハッセルを買おう。そしてプラナー80mmを着ける。待てよ、重たいよ。手ぶれするから三脚も持ち歩くか。いやいやローライフレックスでプラナー付なら問題ないじゃない。でも、画角をどうする?5mmは思ったより大きいよ。あれ?ローライのプラナーにも75mmがあるじゃない!それなら完璧だよ。さっそく坂戸のセキ写真に電話して探してもらおう。あれれ?確か去年も坂戸の関さんに電話して、ローライフレックス・プラナー75mm付を探してもらったことがあったよ。そして結局諦めた。理由は、今使っているローライが可哀想だと思ったからだよ。さて、どうしたものか。とりあえず、関さんに電話して在庫を訊いて、、それで?う~、やっぱり買わない。関さんは温厚な人だけど、怒るな、きっと・・・」

          ☆


          ☆
2012-02-18 : リトルファンタジー2012 : コメント : 0 :
コメントの投稿
非公開コメント

« next  ホーム  prev »

プロフィール

ogaeri

Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
このブログのすべての写真や文章などコンテンツの無断コピー、無断転用を禁じます。

月別アーカイブ

ブログ内検索

FC2カウンター