『キューゴとの別れ』・・・


 僕が今信頼し愛着を持ち大好きなもの。ローライ・T、沈胴式エルマー、マタイ受難曲29番、亡くなった人たちの骨、1998年ごろから作品のファンでいてくれる女、ある女子高生、4月6日の湘南の海、、、そして愛すべきキューゴ。

 大好きなプリンターと別れることになった。プリンターとの出会いは5年前(10年前かも)にカメラ雑誌の編集長がキヤノン本社の担当者を紹介してくれたことから始まる。今回別れることになったのはキヤノンのPro9500。通称キュウゴ。鉄道ファンの間でSLの9600型をキューロクと呼ぶことから来ている。僕の創作を支えてくれたキューゴに心から感謝している。

 昨日、キヤノンから二人がやってきた。広報担当者と技術担当者。二人とも素晴らしい人だった。どこが素晴らしいのかというと、僕のようなマイナーに生きる写真家に対して敬意をはらってくれたし、プリンター作品をオリジナルと考えるまでのアプローチの仕方を即刻納得すると同時にクオリティや思想に対して思いのほか評価してくれたかだ。つまり、僕にとって僕の作品を真に評価した数少ない業界人との出会いであり、率直に評価してくれた二人の柔軟な感性を素晴らしいと思ったのだ。

 しかし、キューゴは去ることになった。

 残念だけどそれが新しい作品を創るためになることを信じている。これからは新しいプリンターと作品を創って行くことになる。楽しみだ。それでも、僕はキューゴとの別れがつらい。

□グループ展で展示している魚返作品はすべてキヤノンPro9500で出力したものです。



2012-05-18 : コラム : コメント : 0 :
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1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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