『ブルー・ベルベット』・・・2012.6.11

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2012.6.8*Tokyo

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 ボビー・ビントンは永遠なり。僕の中では、彼のソフトな歌声は古き良き時代の象徴のひとつだ。曲はもちろん『ミスター・ロンリー』が妥当だろう。しかし、僕はある時から、She wore blue velvet・・・と彼の歌声が聞こえて来るようになった。そう、曲は『ブルー・ベルベット』である。


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 梅雨入り直前の晴れた日に外を歩いていた。ある家の柵の前まで来て僕の足がぴたりと止まった。She wore blue velvet・・・、ボビー・ビントンの歌声がラジオから聴こえて来るような気がしてならなかった。理由は、ある映画の出だしのシーンを思い出したからだった。映画のタイトルは『ブルー・ベルベット』デビット・リンチの作品だ。この映画の中でこの曲は何度となく流れていたと記憶する。
 1995年の夏。僕はデビッド・リンチの映画『ブルー・ベルベット』のVHSビデオをレンタルして来て数日間見続けた。そして、映画の中の気に入ったシーンで一時停止し色鉛筆でスケッチした。それを繰り返した。僕はそのことの意味をあまり考えなかった。しかし、それらのスケッチは確実に僕の心の中にデビッド・リンチをインプットしたのだった。

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 さて、無意識に立ち止まった家の前。僕の眼の前にあるのは、『ブルー・ベルベット』のスケッチに似て見える。そのスケッチを思い出してみると、確か家の柵と薔薇の花を描いた。(たぶん)そして、今眼の前にあるのは、柵とタチアオイの花だった。


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■ブルー・ベルベット、YouTube⇒こちら



2012-06-12 : スナップ : コメント : 0 :
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1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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