『ピンクのリボン』・・・作品




2012.8.2 model*モモ


           ☆

 花屋で買った野菊の半分を使って小さな花束を作り、残りは花だけを茎からハサミで切り落とした。しかし、僕はつぼみを切り落とすことをためらっていた。咲かすことなく消える無情が心をよぎったのだ。

 出会ったこころのモモは女子高生で、それは愛くるしい女の子だった。そして、今はすっかり美しいお嬢さんに成長し、夏の太陽に照らされた身体は眩しく咲いてすでにつぼみではなかった。

「女は秘密が多い。だから男は女に幻想を抱きやすい」
「わかる気がします」
「君はとても愛らしい上に賢い。そんな女がそばにいるだけで狂おしいし、もし君に謎があるとすれば男は苦しんだすえ堕落するより他はない」
「そうかしら・・・」

 ここにピンクのリボンがある。一方の端は花束を縛り、反対の端は君のスカートの前から太ももを通って、その大胆に開いたワンピースの背中から出て原っぱの向うへのびる。そののびたリボンの先は君の夢や君を慕う男の前を通過し少女の一線を越えた女の現実へつながっている。

           ☆



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2012-08-06 : リトルファンタジー2012 : コメント : 0 :
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ogaeri

Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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