『カメラマンの世界』

 掲示板では書ききれないからここに書く。

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 写真は誰のものになっているか。実は、それはとても問題だ。いずれ重大な問題になっていくと言った方が良いかもしれない。上達していくと、女の子をモデルにしたポートレートを自分の作品であると断言できるかという危機的場面に直面するということだ。

 そもそも、うっきーが持って来た写真についての語らいが発端。何人かのモデルの組写真を見せてもらったが、上手かったのが他の撮影会で撮ったキュートな女の子の写真だった。つまり、うっきーはそういう写真ではすでに名手なのだとわかった。たぶん僕より上手い。しかし僕はこの写真をうっきーの作品だと言わなかった。つまり、『モデルの世界』だと言った。※他の撮影会のことを書くのは嫌だから詳細は省く。

 僕の塾では、写真家になることを教えている。僕とて写真家として未熟だから、写真家になって欲しいと願って指導させて頂いている、というのが正しいかもしれない。写真の上達も大事だが、撮った写真が『カメラマンの世界』であるかどうかの方がもっと重大であると言っている。塾生の写真を観ると、カメラマンの世界を撮ろうともがいている人は数人いるが『カメラマンの世界』を撮っている人はいない。

 僕は写真に僕の心の中にある邪悪な世界が忍び込み半ば僕の分身になりつつあるものしか作品だと認めたくない。

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□質問などありましたらコメントしてね。





2012-12-18 : 写真塾 : コメント : 0 :
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1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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