『イノセント・ピンク』・・・作品



2013.9.20 model*たま子


 ピンクを調べてみると元来ナデシコの花の色のことだとあった。花屋でピンクのカーネーションを10本買った。とにかくピンクの花であれば何でも良かった。あとで調べてみるとカーネーションはナデシコ属の多年草で別名オランダナデシコとある。つまり、僕はピンクの由来の花を買ったことになる。

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 僕とたま子は午後の公園へやってきた。地面は数日前に通り過ぎた台風によって飛ばされた枝が歩きにくいほど散乱していた。日本晴れの空を見上げると、もう夏は行ってしまったよ、と乾いた風が教えてくれた。

「ねえ、なぜ僕がピンクにこだわっているかわかる?」
「いいえ、なんでしょう」
「それは、のちほど・・・」

 僕は、まず最初に八畳よりやや大きめのピンク色の布を草むらに敷いた。次に、ピンクのカーディガンを羽織りカーネーションの花束を抱いたたま子を布の端っこに座らせ、やや俯瞰ぎみにカメラを覗いて見ると画面全体がほぼピンクで埋っていた。僕は満足だった。

「準備ができました。今からピンク色の写真を撮ろうと思います。では、その写真を撮る理由を教えましょう。つまり、処女の胸に密やかに備わった二つの無垢な桃色の乳首への憧れの表しです。したがって、ピンク色の布の上にピンクのカーディガンを着た君がピンクのカーネーションを抱いて座ってもまだ足りません。つまり、君が無垢な乳首を見せてくれなければ完成しないのです」

「・・・」
「さあ、始めましょう」


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□個展では別カットを展示します。。。






2013-09-27 : 26th個展へ : コメント : 0 :
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Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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