『写真塾への誘い』・・・1



 写真塾でのことである。撮影が終わると昼食、ここで僕は熱弁を振るう。ここで語ることに心身ともに疲労する。どんなことを話しているのかというと、写真家の作り方について語っている、たぶん・・・。

 僕は、極めてあたり前のことを言っているのだが(僕にとって)、やすやすと伝わるものではないようだ。しかし何とか理解してもらいたい。したがって、ますます熱弁の度は増していくのである。最後は、「今言ったのは全部ウソだ」という決まり文句で終了となる。真意は、また改めて話そう、ということだと理解して欲しい。

 塾のモデルは僕の作品に出演してくれた大切な女性ばかりで、昼食時の熱弁においても、自分らしい作品を撮り続けることができた経緯を惜しげなく語っているつもりだ。つまり、妄想写真家としてのすべてを見せている。それが魚返一真写真塾ということになる。

 写真家としての僕の存在はわかりにくいのかもしれない。それも当然だろうと思うようになった。僕は女性ポートレートを撮る写真家として少数派だと感じてはいたが、この頃は極めて異端だと気づいたのである。

 僕の言いたいことが朧げにでもわかるカメラマンもいるかもしれない。モデルになってくれた女の子たちの中にも理解者はいるかもしれない。しかし、逆に僕の話をまったく理解しがたいと思う人も確実にいる。でも、僕は語ることを辞めない。ほんの僅かでも感じてもらえたらという期待をもって写真家としての信念を語り続けるだけだ。

 僕の妄言を聴きに来てくれる殊勝な人を探しています。









□魚返一真写真塾への入塾者募集中(若干名)→こちら




2013-11-12 : コラム : コメント : 0 :
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1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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