『赤い薔薇』・・・撮影報告


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2014.3.15 model*郁美

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 郁美の肩越しに彼女の胸元へむけて春光が射している。彼女が握った薔薇をその柔らかい光線にかざすと、何枚かの花びらは朱色に透けて花全体を印象画のように萌たたせた。その薔薇の背景は郁美の白い肌であった。

 郁美と出会ったのは二年前の冬。女の子が集まる雑貨屋のコスメコーナーだったと記憶する。清純で無垢なところに惹かれて迷うことなく声をかけた。郁美をモデルに撮った最初の作品は『Happiness』、無垢なモノクロ作品だった。

 今ファインダーの中の一輪の薔薇をさらに赤く見せているのは郁美の白い肌との対比である。茶色の瞳のもの言わぬ奥深さは薔薇をモチーフにした作品が時として陥る派手さを抑え、さらに美しくカールさせたロングヘアーは画面を魅惑的にしている。ああ、郁美はなんという美しい女に成長したのだろう。今の郁美の美しさにはもはや薔薇とてかなわない。


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2014-03-21 : 26th個展へ : コメント : 2 :
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No title
魚返先生の作品は、小物(花、果物)を使用することが多いですね。
モデルさんによって使い分けているのでしょうか?
2014-03-24 23:54 : 市来高久 URL : 編集
花を使う
モデルによって使い分けるというほど花のことはわかりません。でも、選んだ花は何かの縁があります。家に偶然あったものなど。花屋で買うこともありますが、その場合はモデルの好きなものを選びます。ただ、これから年齢を重ねてついに老人になった時、花は特別な意味を持って来るような気がしています。ですから、今から花を学んでいきたいと思っています。
2014-03-28 10:56 : 魚返一真 URL : 編集
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Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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