『悲しき冗談屋さん』・・・撮影報告


スクリーンショット20161001tamako-2のコピー


2016.10.01 model*Tamako

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十月になった。もう秋が片足くらいはきているのだ。この物悲しさはいったいどこから来ているのだろう。秋は静かに僕の心を貪る(むさぼる)ように落としていく。毎年のことだけど。

この娘の魅力は近づける人にはわかりやすく離れがちの人には手がかりすらない。つまり、娘のことを切実に気に入ってしまう人とただ素通りする人がいる。前者の僕は娘にカメラを向け美しい乳房にピントを合わせその悦びに浸りたいと思う。

多摩川の河川敷は台風による流水で僕の楽園は失われた。そうだ美しい乳房をさらした娘を川に突き落としてしまおう。今なら誰も見てはしない。川面を虚しく流れているのはジェーン・バーキンの嘆きの唄声。人生なんてどうでもいいよ、そう僕たちは悲しき冗談屋さん、と唄っている。

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□個展後の初作品です。撮影前には萩原朔太郎を読みふけっていたのに娘に会ったらジェーン・バーキンが流れてきた。個展による空白を埋めるために撮影したのですが次への何かが見えた撮影となりました。人は成長を願っていても退化を余儀なくされるのだと初老を感じたのです。モデルになってくださった娘さんにいつもより少し多めに感謝致します。


□この写真は個展で展示する作品ではありません。



2016-10-01 : 29th個展へ向けて : コメント : 0 :
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ogaeri

Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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