『青いニット』・・・撮影報告


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2016.10.15 model*リス

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 初めて会ったのは娘が十七才のときだった。その時の娘は十七才よりもっと幼く見えた。カメラを向けること自体に何らかの問題が含まれているような錯覚をしたほどで、この娘は永遠に少女のままなのではないかと思った。「君のこと何と呼べばいい?」「リスって呼んで欲しいです」

 あれから三年が経ち目の前のリスは見違えるほど美しくなった。青いニットの上着と白いフレアスカートのコントラストが草むらの緑の中にとても映え娘がもう立派な大人の女であることを証明していた。あの頃にあった永遠の少女性はどこに消えたのだろう?いや、消えるはずはない。リスは背伸びしてまで大人になりたいのだろう。僕は少し寂しかった。

「見せられる?」
「はい」
「上も下も?」
「はい」

 娘がニットをたくし上げると黒いブラジャーをしていた。やはりリスは大人になりたいんだなと思った。美しくなった娘をファインダー越しに見ながらいずれ元の少女性を取り戻したリスを撮りたいと思った。

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□この写真は個展で展示する作品ではありません。




2016-10-17 : 29th個展へ向けて : コメント : 0 :
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Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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