『悲しくなるほど愛らしい』・・・撮影報告


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2016.10.20 model*麻菜

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 僕は恐らく女を信じていない。究極の嘘つきだからだ。多くの過去から学んだことでそれなりの確信を持っている。そして自分にも同じようなところがあることを知っている。

 この娘の愛らしさには嫌味がない。嫌味のない娘を演じる究極のテクニックを持っているのかもしれない。もしそうだったら、それはどうやって身につけたのだろう。この娘の人生に答があるにちがいない。この娘の言葉にヒントがあるにちがいない。またこの娘の愛らしさに触れたが、どこにも疑わしきところはない。娘の愛らしさが相対的なものだとしたら。例えば、僕という人間と比較しての、愛らしさ、ということだとしたら。僕はどうしようもなく可愛げのない人間ということになる。

「君にこの花をたむけよう」オレンジ色のバラを一輪手渡す。
「ありがとうございます」場末の花屋で開ききったバラを売りつけた中年の女店員でさえ娘の引き立て役になった。
「ワンピースの前ボタンを外しなさい」と言うと、はにかみながら従った。その姿は僕の心を打つ。やはり娘は愛らしい。もはや、悲しくなるほど愛らしい。

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□この写真は個展で展示する作品ではありません。。



2016-10-21 : 29th個展へ向けて : コメント : 0 :
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1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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