『傷跡』


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2017.11.23 model*たま子

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 この娘と過ごす時間は何となく楽な気がする。理由はあまり会話がないからかもしれない。一方的に僕が喋っている。ただ、彼女に正確に伝わることが大切だから、無意識に言葉を選ぶ必要があった。娘は並外れた詩心があって、送られて来るメールの文面は、すなわち苦しみの散文詩となっているのである。

 川にやってきた。そして平な石を二つ拾って娘に手渡した。
「君ならこの石に何と言う文字を書きますか」
「・・・」
 少し間を置いてから同じ質問をすると、、
「そうですね『傷』と『痕』の二文字を書きます」
「どういうこと?」
「こころの中の・・・」

 僕は娘を癒してあげたいと思ったのだが、やはり僕は「脱いでください」
といつもの要求をしてしまうのだった。

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□この写真に興味がある人は拍手をしてください。



2017-12-09 : 31th個展に向けて : コメント : 0 :
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ogaeri

Author:ogaeri
1992年より一般の女性をモデルに作品を撮り始める。2008年「鉄道と彼女」を発表した。
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