「るるの旅」model*天川るる
鉄道と彼女と僕・番外編
「るるの旅」model*天川るる
2008.8.22
最初はいつもと少し勝手が違った。理由はモデルがAV女優だからだ。しかしそんな違和感は電車に乗って撮影の時を待っている間だけだった。僕が女の子との最初の撮影に選んだシチュエーションは、やはり僕とたちを無心にさせてくれたのだった。いくつか目の駅で乗客が降りてしまって車内は僕たちだけになった。僕はいつものようにるると向き合って座った。そしてビデオを録画モードにし、ライカを構えた。「さあ、始めようか」僕はるるに軽く合図した。るるは撮られ慣れたいくつかの表情を見せていた。僕はそれには反応せず、時折シャッターを切り、るるが本当のるるに戻る瞬間を待った。その時はすぐにやって来て、るるの愛らしさがどっとわき出してきた。僕はスカートを上げるように合図した。
僕たちは多摩川の土手を歩いた。るるは北国からやって来たばかり女の子だ。そのぼくとつとした話しぶりがまだ東京に完全になじんでいないことを物語っていて、そこに僕は強く惹かれていた。ついさっき、駅前のさびれた商店街を歩いていた時「ここは故郷に似ているなあ」とるるが言っていた。その言葉にるるが未だ失っていないピュアな一面を見た。もしかして心はまだ北国にあるのかも知れない。るるの話し方はたどたどしいが、とても楽しい。それに一生懸命さが伝わって来る。
僕は事前に考えて来た写真を撮りたいとるるに言った。その写真とは、川に入りしゃがんでお尻と下着を濡らす、と言うもの。るるにそれを言うと、ちょっと考えて承諾した。少し躊躇した理由は、川が汚いからだった。北国の川はきっときれいなんだろう。そして僕はお尻を濡らするるを撮った。
僕は女の子と打ち解けて撮ることはほとんどない。それが僕だし、それが僕のポートレートなのだ。そのやり方の中で、るるは確かに本当のるるの姿を見せていた。
□この時のビデオと写真は9/2のトークライブで発表します。
□ライブに来れない方など本番の写真をアップして欲しい人は拍手をクリック!
ケータイ
「るるの旅」model*天川るる
2008.8.22
最初はいつもと少し勝手が違った。理由はモデルがAV女優だからだ。しかしそんな違和感は電車に乗って撮影の時を待っている間だけだった。僕が女の子との最初の撮影に選んだシチュエーションは、やはり僕とたちを無心にさせてくれたのだった。いくつか目の駅で乗客が降りてしまって車内は僕たちだけになった。僕はいつものようにるると向き合って座った。そしてビデオを録画モードにし、ライカを構えた。「さあ、始めようか」僕はるるに軽く合図した。るるは撮られ慣れたいくつかの表情を見せていた。僕はそれには反応せず、時折シャッターを切り、るるが本当のるるに戻る瞬間を待った。その時はすぐにやって来て、るるの愛らしさがどっとわき出してきた。僕はスカートを上げるように合図した。
僕たちは多摩川の土手を歩いた。るるは北国からやって来たばかり女の子だ。そのぼくとつとした話しぶりがまだ東京に完全になじんでいないことを物語っていて、そこに僕は強く惹かれていた。ついさっき、駅前のさびれた商店街を歩いていた時「ここは故郷に似ているなあ」とるるが言っていた。その言葉にるるが未だ失っていないピュアな一面を見た。もしかして心はまだ北国にあるのかも知れない。るるの話し方はたどたどしいが、とても楽しい。それに一生懸命さが伝わって来る。
僕は事前に考えて来た写真を撮りたいとるるに言った。その写真とは、川に入りしゃがんでお尻と下着を濡らす、と言うもの。るるにそれを言うと、ちょっと考えて承諾した。少し躊躇した理由は、川が汚いからだった。北国の川はきっときれいなんだろう。そして僕はお尻を濡らするるを撮った。
僕は女の子と打ち解けて撮ることはほとんどない。それが僕だし、それが僕のポートレートなのだ。そのやり方の中で、るるは確かに本当のるるの姿を見せていた。
□この時のビデオと写真は9/2のトークライブで発表します。
□ライブに来れない方など本番の写真をアップして欲しい人は拍手をクリック!
ケータイ