僕のバス初体験(親抜きで乗った)は、たぶん7才ぐらいの頃。夏休みに兄と二人で祖母の家までバスで行った。家の近くの床屋で散髪を済ませ、床屋の前のバス停でバスを待った。バスは1時間に一本ぐらいしか来ない。それでも多い方の路線だった。ボンネットバスが来ると、母がバスガイドのお姉さんに「この子を中條で降ろしちょくれ」と言った。僕はドキドキしながらバスに乗った。バスガイドが切符を切る。乗り降りそれぞれの場所にパンチして穴をあける。道はほとんど舗装していないデコボコ道だが金持ちの家の前だけ舗装してある。ちゃんと降ろしてくれるだろうか、と心配だった。そんなちょっと不安な思い出がバスにつきまとった。
東京に来てから全くバスに乗らなかった。昔のめんどくさい経験からバスを敬遠していた。それが、去年あたりから便利さに気づき頻繁に乗るようになった。バスも楽しい。いずれ「バスストップ」という写真展を開催するつもりだ。
※ライカM4-P/35mm*西荻駅前にて/2007.9





